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漢字一文字の気づき

今年を振り返って
あなたの漢字一文字を
書いてください。



この言葉を投げかけた人って
どんな意図があると思う?



私を知ろうとしてくれている。
だから
相手に伝わる言葉で返さなきゃとか
相手のことを想って返さなきゃとか
私はそんな風に考えていた。



でも実は違うみたい。
そもそも
言葉を投げかけた人の意図は
そこじゃないみたい。



伝えてほしいんじゃない。
自分で自分に語りかけてほしい。

言葉を投げかけた人に
ボールを返してほしいんじゃない。
受け取ったボールを
自分で空に投げて
自分で受け取ってみてほしい。

そういう意図が
あったんだってはじめて知った。



だから
綺麗な言葉とか
わかりやすい理由とか
そんなことは
正直どうでも良くて。

不格好でも
わかりにくくても
自分なりに考えて表現することが
大事だったんだってわかった。



私っていつから
相手に綺麗に返すことばかり
意識していたんだろう。



そういえば
子どものときから
そうなのかもしれない。



作文とか読書感想文とか
図工の作品とか…

書いてみましょう。
作ってみましょう。
って言われたら
大人は自分を
推し測ろうとしているんだから
大人の心に伝わるものを
完成させなければならないって
思い込んでいた。



それが私の普通だったけど
大人たちの意図を見誤っていたし
大人は綺麗なものを評価するって
決めつけていたし
世の中はそんな大人しかいないって
ちょっと見下していたのかもしれない。

本音ではずっとずっと
不器用な私を周りの人たちに
受け止めてほしかったんだよな。

しかも
そんな子どもの私が
ずっと消化されずに
大人になっても
私の中に居たんだな。



自分で自分の心に語りかけ
ありのままの素直な自分を表現しよう。

そう気づかせてくれた
今年の漢字一文字だった。



ちなみに私の一文字は「波」。
皆さんの一文字はなんですか。