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#自然
小説: カミールと名ゆ 1
「だからついて来るなって お前 家族は? はぐれたのか」「親は近くにいないのか」
「いないよ いなくなっちゃった」
「えっ 迷子かよ…」
面到なことになったな
「違うよ さよならって 僕は言われたんだよ」
「えっ…そうなのか…」「とりあえず こっち来い 今晩は雨がひどくなるから」
「うん…」
幼いカモメのカミールと中年独身カモメのノル
2人の旅が始まった
1/30 小説: カミ
小説: サキと咲かない花 2
#1はこちらからお願いします
確かに私(ユウ) が13歳だった時 急に自分をこれまで取り囲んでいた環境や社会が急にどうでも良くなってしまった時があった
そんな私の姿を見かねた母は 私をある夜急に喫茶店に連れて行った
そこには初老の男性が一人静かにカウンターに立っていた
彼は私たちを見た途端母に喋りかけた
「久しぶり 話は聞いていたよ 娘さんは あなたと同じだね 狭間があるタイプだ」「今は