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地方の構造エンジニアの自邸建築日記⑥
筆不精でまたも3か月空いてしまいました。自邸の設計は一応進んではいますが,それよりもとにかく年度末は色々な事があって右往左往しておりました。
1番変わったことは,2018年から丸6年勤めた北九州市立大学を退職したことです。退職理由は本当に様々あるのですが,誰もが納得する理由としてひとことでまとめると,家族との時間を確保するため,といったところでしょうか。コロナ渦を機に妻の実家に引っ越し,新幹線通い
地方の構造エンジニアの自邸建築日記⑤
あけましておめでとうございます。
前回の投稿から3か月が過ぎました。相変わらずあまりの忙しさに全然設計が進められないわけなのですが,そうこうしているうちに2024年になってしまいました。
2025年4月には娘が小学校にあがるため,それまでには何としても竣工させたい。そこから逆算すると夏には着工しないといけない。
構造がとにかく特殊なので確認申請は適判行き覚悟の上,審査も長引くとなればGW明けには実
地方の構造エンジニアの自邸建築日記④
前回の投稿から早くも半年以上が経過・・・そして土地を購入してから2年が経過・・・いやぁ,放置が過ぎますよね。
本当に本当に忙しくて,なかなか設計に手を付けられていないのですが,何もやっていないわけではなく,隙間時間にコツコツと思いを巡らせています。
何とか時間を捻出しまして,構造の骨格までは概ねFIXというところまで来ましたので,忘れないうちに備忘録として文字起こしすることにしました。
こちらが
2023年第3回デジラボ(後半)シェルのたわみを最小にするブレース・面材配置最適化を体験しよう
こんにちは.2023年度第3回のデジラボを担当する北九州市立大学藤田研究室所属の,M2清水,M2新田,B4小林です.
今回は,「シェルのたわみを最小にするブレース面材配置最適化」というテーマのもと話を進めていきます.
前半ではシェルのたわみを最小にするブレース・面材配置の実験を行い、各班で鉛直方向の変形を計測し、考察しました。後半ではOpensees for Grasshopperを使用して構
2023年第3回デジラボ(前半)シェルのたわみを最小にするブレース・面材配置最適化を体験しよう
はじめに こんにちは.2023年度第3回のデジラボを担当する北九州市立大学藤田研究室所属の,M2清水,M2新田,B4小林です.
今回は,「シェルのたわみを最小にするブレース面材配置最適化」というテーマのもと話を進めていきます.
アクリル板を使用したシェルの作成シェル作成の目的
今回のデジラボでは,レーザーカッタを使用して切り欠いたアクリル板を組み合わせ,グリッド状のラチスシェルを作成しま
2023年度第2回デジラボ:Kangaroo2を用いた応力の可視化
こんにちは。
北九州市立大学M2舟津、薮内、B4井原です。
今回はKerf-bendingを活用した構造物をGrasshopperでモデリングして、
kangaroo2で応力の可視化を行います。
Kerf-bendingとは板状の材料に切込みを入れて曲げ変形を積極的に活用することで自由な形を作る手法です。
Kerf-bendingを活用したベンチの制作を過去のデジラボでは行いました。
以下のリン
2023年度第1回デジラボ(後半):Rhino/Grasshopperによるスタジアムの環境解析
こんにちは。北九州市立大学大学院M2の奥薗と遊佐、北九州市立大学B4の森田と藤﨑です。
今回は、スタジアム内の音環境の可視化を行います。
前半に引き続き、武道館をモチーフにしたスタジアムのデータをもとに、音環境の可視化シミュレーションします。モデルデータは前半のnoteを参照してください。
具体的には、音が発生してから吸収されるまでの粒子モデルを作成し、どのようにして音が拡散、収束するのかを可
2022年度第1回デジラボ(後半):複合現実を利用した建築設計におけるリアルタイムシミュレーション
はじめに こんにちは.デジラボ担当のM2門司,M1新田,舟津,B4安部です.
今回は,複合現実を利用した建築設計にどのように活用するかを検討するための取り組みを行います.
使用するアプリケーションの説明 今回はFologramという,RhinoとGrasshopperで作成されたモデルを環境や規模に合わせて可視化し,複合現実(MR)の中での設計やプロトタイプ作成を可能にする,直感的でインタラクテ
2022年度第1回デジラボ(前半):斜め柱を考慮した柱配置最適化
配布データ動画で使用したデータの配布と、確認用の最終データの配布です。
*配布データの組み立てを説明予定ですので、1から作り上げたい方は、配布データをスキップしてお読みください。また、配布データを使用する方で、配布データまでの説明が不要な方はタイトル最初に★がついている「★構造解析:長期荷重と短期荷重」までスキップしてお読みください。
・動画の開始時データと一緒の配布用データ
・解析化開始前
2020年度第10回デジラボ:Kangaroo2でテンセグリティを作ってみた
はじめに北九大藤田研究室M1の西江です.
今回はKangaroo2を用いてテンセグリティを作ってみました.
Kangaroo2はデジラボ第5回でも扱っているため,詳しい説明は省きます.
今回紹介するテンセグリティの作り方は,形態創生コンテスト2020に応募した際に勉強したものです.
コンテストの方は残念ながら入賞とはなりませんでしたが,いろいろと学びは多かったです.
以下に,多角柱をモデリングし
2021年度第3,4回デジラボ:kerf bendingベンチを作ろう
はじめにこんにちは。北九州市立大学のM2の齋藤魁利と渡辺哲平、M1の小林広樹、B4の遊佐太貴です。
今回のデジラボでは、kerf bending(living hinge)の切り欠き間隔の最適化を行います.graddhopperのコンポーネント,GalapagosやKangaroo2を用いて最適化を行い,shopbotで実際に製作しました.
kerf bending(living hinge)
2021年度第8回デジラボ:Pythonの高速化-cython f2py編-
はじめにこんにちは、デジラボ12月担当のM2竹下佳太、M2渡辺哲平、M2齋藤魁利です。
今回も、計算速度の高速化の方法について説明します。cython、f2pyを使って高速化させます。
宜しくお願いします。
Google ColabでCythonを動かすGoogle Colabとは?
Google Colabの利点
引用にも上げた通り、Anaconda等のpython環境を作らなくてもpyt