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【今年も】コスプレからVR音響まで。初夏のオープンキャンパスDay2会場レポート【ラジオです】

春から秋にかけて、1年で6回オープンキャンパスを実施しているデジタルハリウッド大学(DHU)。毎回違ったコンセプトで開催しており、リピート参加いただく高校生も珍しくありません。

2023年6月11日に開催した「初夏のオープンキャンパスDay2」のコンセプトは、ラジオ。「ラジオの中の大学職員」こと入試事務局スタッフがラジオパーソナリティに扮し、来校された方々や「リスナー」に向けて、DHUの魅力をお伝えしました(なんとこの企画、3年前からやってます)。

今回のnoteでは、現役プロの教員陣による体験授業、YouTubeLive配信後の出演者や来場者の様子、そしてパーソナリティ陣による「放送後記」をお届けします。

ぜひ、最後まで「お聴き逃し」なく!


特設ラジオブースから生配信

番組冒頭、パーソナリティからの「今日はどちらから参加していますか?」という問いかけに対し、YouTube Liveでは「栃木県です!」「広島県です!」「福岡県からです!」など、各地の高校生からチャットが届きました。

この日特設されたラジオブース@駿河台ホールには、DHUFANCLUB会員限定で招待された「リスナー」高校生と保護者の方が集まりました。

会場の各席には、音声受信機「キャッチミー」が配られました。ラジオの公開収録のようにパーソナリティや登壇した講師の声が直接耳に届くので、臨場感のある配信が楽しめます。

現役プロの教員陣による体験授業を開講!

初夏OCday1に引き続き、今回のオープンキャンパスでは、通常90分の授業を30分に凝縮して開講。講義形式の授業をYouTube Liveで2コマ、演習形式の授業をZoomで2コマ、合計4つの中から、参加者が受けてみたい授業を2つ選ぶスタイルです。

《現代文化論》コスプレから考える日本のポップカルチャー

教養科目「現代文化論」の体験授業を担当したのは、文化と経済の結びつきについて研究している梅本 克先生コスプレやメイドカフェなど、アカデミックな研究がまだ進んでいない現代カルチャーについて理解を深める授業です。

今回の体験授業ではコスプレの歴史を振り返り、どのようにして文化として日本に定着したのかを紹介。そしてコスプレ文化は、どのような仕事を生み、現代人の生活を変えたのか。これらのことを、梅本先生の専門分野である経済学の視点から読み解きます。

実際の「現代文化論」では、各カルチャーを象徴するゲストが登場し講義をしていただくこともあります。ということで今回は、コスプレを世界に発信している株式会社ONIGIRI+代表・雅南ユイさんがゲスト出演。コスプレを活用した民間外交や、企画に携わった大阪ComicConなど、コスプレ×ビジネスの最前線についてレクチャーいただきました。

梅本先生から高校生へ
DHUに入学したらエンターテインメントとは何か、自分なりの答えを見つけてほしいです。自分が何にワクワクするのか、それを見つけられるのは自分しかいません。もし見つけることができたら、いろんな人と共有してほしいと思っています。

《ゲーム・プログラミング》Unreal Engineでゲームのグラフィックス制作を学ぼう

ゲーム・プログラミングの体験授業を担当したのは、オランダ出身のゲームエンジニア、マイケル・ブランセ先生です。

使用するツールは、マイケル先生の専門である「Unreal Engine」いうゲームエンジン。『Fortnite』『ストリートファイター』『ファイナルファンタジー』など、世界中にファンがいるこれらのゲームも、Unreal Engineで作られているんです。

Unreal Engineの特徴は、プログラミングのコードを入力しなくても、ゲーム制作が可能であることです。マイケル先生は、コードの代わりに位置情報や色情報が含まれたノードをつなぎ合わせ、あるアニメーションをプログラミング。無機質だった3Dオブジェクトが燃え上がった瞬間、Zoomのチャット欄が湧き上がりました。

マイケル先生から高校生へ
今回の体験授業で、Unreal Engineの魅力が伝われば嬉しいです。まだゲーム制作をしたことがない学生にとって最初は難しいかもしれません。ですが、皆さんが遊んでいるゲームの開発者は全員0からスタートしたので、心配しないでください。Unreal Engineは無料で気軽に使えるので、たくさん試してみてくださいね。

《サウンドデザイン》奥深き「音づくり」の世界

続いて、サウンドエンジニアの坂本 昭人先生による「音づくり」に関する講義です。

「音」は、楽曲として単体で成立する一方で、映像やWeb、VRなどあらゆる分野と組み合わせて使われます。デジタル・アナログ問わず、さまざまな形のアウトプットを行うDHU生にとっても、音もしくは音作りの知識は必要不可欠といえます。

今回の体験授業では、坂本先生の「職場」となるレコーディンスタジオを例に、どんな機材があるのか、どんな役割の人がいるのか、音づくりに関する基礎知識を紹介。

その後は実演として、AI生成した音源を人間の手でチューニングし、さらにはそれをメタバース空間やVRゲームなどに応用されている「立体音響」として聴く、というワークショップを行いました。音の位置が前後左右に移動していく、不思議な感覚を体感できました。

坂本先生から高校生へ
DHUの卒業生の多くは、映画やドラマ、アニメ、ゲームなどのコンテンツを生み出す仕事に就きます。その場合、自分で音を作る機会はないかもしれませんが、音の専門家と関わる機会はあると思います。自分が学びたいことの周辺にあるものを広く浅く知っておくと、コミュニケーションが円滑になり、次世代クリエイターとして活躍できるフィールドが広がるはずです。

《VR/AR》常識が変わる?メタバース時代をどう生きるか

「VR/AR」の体験授業を担当したのは、株式会社キッズプレート代表の茂出木 謙太郎先生です。茂出木先生は、Zoomで簡単にアバター操作ができる「NICE CAMERA」というアプリや、VR/ARに関するコンテンツを多数制作している、メタバースの住人です。

体験授業のテーマは「常識が変わる?メタバース時代をどう生きるか」。たとえば茂出木先生は、学生のアルバイトの常識が変わってきたと感じるそうです。

DHU生の中には、制作会社でアルバイトをする学生や、メタバース空間でオリジナルのアイテムやアバターを販売し、お小遣いを稼いでいる学生がいます。勉強したことを自分の仕事として生かすことは、メタバース時代において常識になりつつあるのです。このように新しいテクノロジーが、どのように常識を変えているのか、茂出木先生は教えてくれました。

右から、茂出木先生、相棒のAI・ナナちゃん

茂出木先生から高校生へ
大学に入学したら、自分が楽しいと思えることを見つけ、それを仕事として選んでほしいと思っています。そのために、ひとつのコンテンツにたくさん時間を割くよりは、さまざまなことに触れて見識を広めてほしいんです。マンガや映画を楽しんで、いろんな人と会って、展示会や美術館などに行って、創作活動をしていってください。

配信で使用した機材を触ってみよう!

体験授業およびYouTube Live終了後の配信会場には、DHUのオープンキャンパスを支える映像配信チーム「NOAH NAME」代表の吉田 隆史さんが登壇しました。

右が吉田さん

吉田さんはDHU在学中にNOAH NAMEを立ち上げ、2022年に株式会社として法人化。DHUの在学生や卒業生も多数在籍する映像制作チームとして成長を続けています。

複数のカメラマンと連携し、画面を切り替えるスイッチャー。音声と映像がきちんと配信されているかを確認するマスターなど、生配信の際に欠かせないスタッフ陣を吉田さんが解説。さらに、今回のオープンキャンパスで使われた機材を参加者に触ってもらう時間も設けられました。

来場者の声

ここで、会場参加した高校生・受験生の声も聞いてみましょう!
※取材対象者のみなさまには撮影、記事掲載の許可をいただきました。ありがとうございました!

Aさん(東京都)
設備が充実していました。専門的な授業を体験でき、現場で使用された機材に触れることもできて、大学で勉強するイメージが湧いてきました。

Kさん(東京都)
オープンキャンパスに初めて参加しました!ラジオ風なコンセプトが面白かったし、コスプレ文化やサウンドデザインなど、興味がある授業ばかりです。

Oさん(神奈川県)
オープンキャンパスって、資料を渡されて、話を聞くという印象でしたが、今日はエンタテインメント性を大切にしているDHUの雰囲気を感じられました。
先輩たちの話を聞いていると、高校時代に学びたかったことと、現在学んでいることが変わったという方が多くて。数年後はわたしも、やりたいことが変わっているかもしれないから、いろんなジャンルを勉強できるDHUに入学したいと思っています。

任務完了!キャンパスPR生に話を聞きました。

初夏のオープンキャンパスを盛り上げるため、在学生レポーターとして活躍したのは、2年の横山 亜実さんと1年の廣﨑 もえさん。リスナーのみなさんと一緒に授業に参加しながら、会場の雰囲気を伝えるというミッションを無事やり遂げしました。

左から、2年の横山さん、1年の廣﨑さん

DHUのオープンキャンパスの企画・運営を行う在学生チーム「キャンパスPRプロジェクト」の6期生メンバーでもある2人。オープンキャンパスを終えての感想や、改めて感じたDHUの魅力について伺いました。

横山さん
今日の配信は緊張したけど、楽しくレポートできたと思います!
わたしは高校時代作品を作ったことがなくて、一般選抜の枠で入学したのですが、個性豊かな周りの友達に感化されて、今はどんどん制作できています。もし技術力を理由に進学を諦めている高校生がいるなら、安心してチャレンジしてほしいです。

廣﨑さん
レポーターとして授業の感想をきちんと言えるか心配でしたが、集中して受講したら言葉が出てきました。
わたしも高校時代まで何かを作った経験がなく、DHUに入学する前は不安でした。でも入学してみたら、わたしと同じように0から学び始める人もいる。入学以前から創作活動をしていた人からは教えてもらえるし、わたしと同じ立場の人とは一緒に頑張れる。最高の環境です。

FANCLUB会員限定!パーソナリティ陣による放送後記

ちなみに。DHUのイベント参加者限定コミュニティ「DHUFANCLUB」では、イベント終了後に収録された「初夏のオープンキャンパス2023day2 放送後記」を公開しています。

▲視聴にはDHUFANCLUBへの入会(ID/PASS)が必要です

放送当日に取り上げられなかった参加者からの質問にすべて答える30分のトーク番組です。こちらもぜひお聴きください。

※DHUFANCLUBへの入会を希望される方は、デジタルハリウッド大学の各種イベントへのご参加が必要です。


以上、「ラジオの中の大学」でした!

7月23日(日)と8月20日(日)には「夏のオープンキャンパス2023」を開催します。詳細・予約は公式Webおよび「OPEN CAMPUS GUIDE」から。

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