見出し画像

【Day2開催レポート!】デジタルハリウッド大学初夏のオープンキャンパス2021 Day2@YouTubeLive

2021年6月12日、デジタルハリウッド大学初夏のオープンキャンパス2021 Day2(以下:初夏OC Day2)をYouTubeLiveにて開催しました!

今回の会場となったのは、キャンパス内の駿河台ホール。入り口をくぐり会場奥へ進んでいくと、たくさんの機材に囲まれた本格的なスタジオが現れ、その中心には「ON AIR」の文字が……?

画像1

本noteでは、当日の舞台裏の様子も交えながら初夏OC Day2の様子をダイジェストでお届けします!

Day1開催レポートはこちら▼

初夏OC Day2は駿河台ホールからお届けする「生放送のラジオ番組」

初夏OCDay2は、昨年度好評をいただいた生放送のラジオ番組形式でお届けしました。舞台セッティングおよび映像配信を担当したのはDHUの在学生・卒業生を中心に構成されるチーム・NOAH NAMEです。

画像2

現役プロの講師陣による体験授業

Day1に引き続き「プロ講師陣による体験授業」をメインコンテンツに据えた初夏OCDay2。1コマにつき2つの授業が同時開催され、リスナーの高校生たちは興味のある方を選んで参加します。

画像3

ここからは、体験授業の内容を抜粋してお届けします。

《エンジニアリテラシー》エンジニアってどんな人?常識にとらわれない生き方を覗いてみよう

画像4

法学部卒業後、就職、フリーランスを経て起業した杉本先生。そんな先生の人生を振り返りながら、「意外と知らないエンジニアの仕事」「エンジニアの魅力」について語っていただきました。

画像5

初めに紹介されたのは「そもそもエンジニアって、何の仕事をしている人?」ということ。

一口に「エンジニア」と言っても、技術分野や開発分野、携わる開発工程はさまざまです。杉本先生が実際に開発してきたもの、携わってきたプロジェクトなどを取り上げながら、エンジニアの仕事内容について迫りました。

現在はWebシステム開発からスマホアプリ、ドローンに関係するソフトウェアの開発まで幅広い仕事を手掛ける杉本先生。エンジニアの生き方は非常に幅が広いとしたうえで、「全部できる必要はない。まずは好きな部分をしっかりと身につけて、そこから幅を広げていくのが良い」と伝えました。

画像6

チームの一員として働き、先輩たちからから多くの学びを得た会社員時代。好きなものを、自由に作ることのできたフリーランス時代。そして、再び「チームが必要だ」と感じ企業を立ち上げてから現在まで。

杉本先生が自分自身で体験してきたからこそ語られる「エンジニアの生き方」に、リスナーからは「(フリーランスとして)自分の好きなものを作れるのはいいなあ」「システムエンジニアに興味が出た」といった声があがっていました。

杉本先生から受験生へのメッセージ

近年DHUに入学してくる学生は、入学の段階でITリテラシーが高く、知識や技術も持っている印象です。今日のOCに参加してくださったリスナーの皆さんも、現段階で豊富な知識を持っていると感じました。

エンジニアはテクノロジーを使って「これがあったら助かるな」「こんなのあったらいいな」というモノを創ります。一口にエンジニアと言っても、技術が得意な人から設計やコミュニケーションが得意な人など分野や役割によってさまざまです。自分の好きや得意をベースにキャリアをつくっていける仕事といえます。

「モノづくり」には、深さだけでなく、幅広い視野や技術が求められます。DHUは広い学びを得られる大学です。DHUでさまざまな分野について学んだうえで、エンジニアとして将来やっていくのも選択肢のひとつにしてみてはいかがでしょうか?

《ゲーム・プログラミング》プログラミングでアートを作る?Unreal Engine4で最新のゲーム表現を学ぼう

画像7

オランダにてゲームデザイナーとして会社を経営し、研究開発を目的として来日、現在はUnreal技術を使ってゲームデザイン研究を行っているマイケル・ブランセ先生。ゲームエンジン「Unreal Engine4」を用いて、有名ゲームのエフェクトがどのように作られているのかを解説しました。

体験授業で制作したのは火のエフェクトです。実際にUnreal Engineの画面を共有しながら、制作の過程を説明していきます。

まずは、色アニメーションを入手して、テクスチャサンプルにプラグイン。その後、「座標」「スピード」「火のノイズ」などの設定を行います。

画像8

火のベースができたあとは、テクスチャサンプルを用いて火の色を調整します。テクスチャの上部は黄色、下部は黒、と設定を加えていくごとに火のリアリティが増していくのがわかります。

画像9

火のテクスチャが完成したら、ゲーム画面にもアプライ。キャラクタ(画面左)、椅子(画面右)から火が上がっているのがわかります。最後に、火独特の眩しさを足してあげて完成です。

画像10

ブランセ先生は、プログラマーでなくともアーティスティックなエフェクトを作れるのがUnreal Engineの魅力だとし、体験授業を結びました。

ブランセ先生から受験生へのメッセージ

私はもともとプログラマーではなく、ゲームのプランナーでした。今回のようなエフェクトを作れるようになるまでには時間がかかりましたが、今はインターネットでどんな情報を見つけられるから、早く習得できるはずです。

ゲーム業界には、今日見せたVFX系のテクニカルアートのほか、レベルデザイナー、3Dアーティスト、アニメーターなどたくさんの職種があります。自分が何が好きか、何をやりたいかをまずは考えてみてください。DHUで皆さんに会えることを楽しみにしています!

《映像制作》数々の有名MVなどを手掛ける映像プロデューサーの仕事とは?

画像11

ミュージシャンやエンジニアを擁する音楽チームと、映像ディレクター/グラフィックデザイナーなどのヴィジュアル・チームで構成されるクリエイティブ・プロダクション「GROUNDRIDDIM」所属の高野先生による講義。

始めに触れたのは、映像仕事のジャンルについてです。

画像12


髙野先生がどのようにさまざまなジャンルの仕事に携わってきたのか。そして、それぞれの仕事のどんな部分が大変だったのか。これまでのキャリアを振り返りながら説明しました。

授業の中で特に盛り上がりを見せたのは、「今後の映像業界でどのような人材が求められるのか」というトークテーマ。髙野先生はこう分析します。

「僕ら世代は、プロデューサー、デザイナーという風に”肩書き”を目指した世代だった。対して今の若い世代は、自分でカメラを回し、編集をし、演出もできる……そんなマルチクリエイターが当たり前になっている。自分なりの軸を持ったうえで、複数のスキルを組み合わせて新しい表現を模索する時代です。”ハイブリッド”な人材であれ!」(髙野)

画像13

チャット上では、リスナーが「1つだけじゃなくて複数のスキルが必要な感じかぁ」「軸に対していくつかの派生スキルを身に着けていくイメージかな」と、感想を共有し合っていました。

髙野先生から受験生へのメッセージ

ブレない軸を持つということは、「やりたい事だけやる」ということではありません。興味のある分野をひとつ決めたら、その分野の酸いも甘いも知れるくらいにやってみる。好きな分野のなかの「嫌なこと」にも腹を据えて取り組んで初めてそれが軸となります。

始めからオールラウンダーを目指すと、中途半端になってしまいがちです。まずはひとつのものを本気でやってみることをおすすめします!

《総合企画演習》グラフィックデザインと企画を結びつけよう!

画像14

メディアアーティスト、メディアデザインの研究者である木原先生。今回の体験授業では手元に紙とペンを用意し、デザイン系の演習科目「総合企画演習」のワークショップと同じ課題に取り組みます。DHUの在学生2名も授業に参加し、高校生に課題を進めるリアルな様子をお届けしました。

授業前半では、授業のテーマと考え方を解説。在学生は、先生からの問いに答えつつ、思考を深めながら制作を進めていきます。今回の体験授業では「幕の内弁当」をデザインしよう、というお題。お弁当のイラストと文章で作案をしていきます。

最初に出てきたデザイン案がこちら。

画像15

在学生からのプレゼンを聞いた木原先生は、「今はちょっとイラストを並べただけになっているんだよね。オリジナリティのある特徴を出すことはできないかな?」と一言。書き直しの時間を経て、改めて提出されたのがこちらです。

画像16

「たまご」と「のり」によって「ごはん」の部分に表情が生まれ、よりオリジナリティのあるデザインに仕上がりました。

一見、見た目のデザインすることが目的のようにも思えるこの授業。しかし木原先生は、「この授業は形のあるデザインではなく、形のない体験のデザインについて扱います。そして、仕掛けや仕組みをデザインすることを『企画』と呼びます」と語ります。

解決すべき課題を見出し、仕組みをつくる。それらを通して世の中をちょっとずつ良くしていく。それこそが企画の本質だとして、授業を結びました。

木原先生から受験生へのメッセージ

今回の演習の特徴は、見た目を先に考えるのではなく、体験を思い描いてから見た目のデザインを考えていくところにあります。そこに、楽しさや驚きのためのアイデアがあるかが大切なのです。

今後アートやデザインを見るとき、見た目のデザインだけでなく、「このデザインは見る側にどういう気持ちになってほしいものなのか」「このデザインによって感情にどんな変化が生まれるのか」まで考えてほしいと思います。たくさんのことを想像しながらいろんなものを見て、経験を積んでいってください。

《キャンパスPRプロジェクトによる授業レポート》

画像17

体験授業にはオープンキャンパスを盛り上げる在学生チーム「キャンパスPRプロジェクト」の齋藤さん、三枝さんも参加。授業の様子と感想をレポートしました。

総合企画演習に参加した齋藤さん
ザ・演習という感じで難しかったですが、議論が進む中でひとつのアイディアが磨かれていくという体験を生で味わえたのが良かったです!
ゲーム・プログラミングに参加した三枝さん
デザインを学んでいるわたしにとっては、プログラミングの分野は「知られざる世界」。純粋に、「プログラミングってすごいな!」と感じられる時間でした。

特別企画!デジタル仙人のお悩み相談室

画像18

今回のOCでは特別企画として「デジタル仙人のお悩み相談室」も開催。

「部活を引退して時間ができました。何の勉強に充てたらよいでしょうか?」「大学生活を楽しく過ごすための方法は?」といった高校生ならではの悩みから、「仙人は腹筋の割れている人は好きですか?」「最近顔が怖いと言われます。顔つきが怖くなくなる方法は?」というラジオらしいコメントまで、たくさんの投稿が寄せられました。

仙人に扮する杉山学長とリスナーによる和気あいあいとした様子は、DHUのアットホームな雰囲気を体現していました。

「あなたの疑問はみんなの疑問!」チャット、アンケート等でいただいたコメントに全レスします!

放送中、たくさんのリスナーの方からご質問をいただきました。時間の都合上すべてのご質問に回答することができなかったため、以下で回答いたします

▼カリキュラム、大学生活について

Q. 1学部1学科制ということで、自分が主としている専門教育以外のことの(いきなり)授業等を受けることは可能なのでしょうか?

A. 可能です!1年間で受けられる上限単位数の限度を越えなければ、複数の専門分野にまたがって履修することもできます。入学後には随時「履修相談会」を開催しているので、スタッフにぜひ相談してみてください。

Q. 最近舞台美術、舞台演出に興味もあるのですが、講義など勉強する機会はあるのでしょうか?

A. 教養教育の中で空間演出(建築、音響、美術)や脚本(ストーリー制作)について学ぶ科目があります。演劇をメインにしたサークル活動を行う学生もいます。

Q. 卒業後の就職サポートはありますか?

A. キャリアセンターでは1年次からインターンシップや就職活動の指導を行っています。卒業生に対する就職・転職サポートも行っていますので、お気軽にご相談ください!

Q. まったくの初心者でも授業についていけますか?デジタルやクリエイティブを本格的に学んだことがないので心配です。

A. 新入生の過半数がPC初心者、あるいは入学して初めて自分でクリエイティブを始める方です。最初は気後れするところもあるかもしれませんが、しっかり授業を受ければ1年後・2年後には十分追いつけます!

Q. サークル等の詳しい内容について知りたい。

A. 先日、新入生歓迎会の記事が出ましたのでこちらをぜひご覧ください!

Q. 絵を描くのがあまり得意でなくてもメディア・アート関係の仕事に就くことはできますか?また、できなかったら絵の練習をしようと思っているのですが、現在高校3年生の私でも間に合いますか?

A. 文系出身でメディアアーティストの方も多くいらっしゃいます。絵の練習は今からでも遅くありませんし、入学後でもDHUではデッサンや作画、パースの勉強ができますので安心してください。

Q. 新しくパソコンを購入したいのですが、大学でも使うにあたりどれくらいのスペックが必要ですか?

A. AdobeCreativeCloudの動作が問題なく行えるスペック、と想定ください。OS(Windows、Mac)は問いません。なお合格者を対象に大学推奨PCを割引価格で販売していますので、入学手続き時にそちらもぜひチェックしてください。

▼参考:よくある質問

リスナーの皆さん、本当にありがとうございました!

大盛況のうちに幕を閉じた初夏のオープンキャンパス。続く夏のオープンキャンパスは、2021年7月18日(日)8月22日(日)に開催されます。

本記事を読み少しでも興味を持っていただいた方はぜひ、ご予約・ご参加ください。

最新情報はこちらをチェック!

▼OPEN CAMPUS GUIDE

▼「デジタルハリウッドダイガクNOW」学内の最新情報を集約するキュレーションメディア

▼Twitter

▼YouTubeチャンネル(@dhwtv)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?