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初めてだらけの1日(休職278日目)


2022年11月7日(月)


齢28歳と9カ月。

30年近く生きていても初めてのことって
まだまだ残っているもので。

1カ月ほど前から自分磨きに奔走している筆者。

体型を引き締めるためにジムに通ったり、
食生活を改善したり、スキンケアを入念にしたり。



そして今回試みたのが



”カラーコンタクト”。





”ピアス”。





いや、大学1年生かよ。



幸い私は視力がめちゃくちゃ良い。

視力は1.5。

しかも1.5以上計測してくれる視力検査が
ないだけで、多分もっといい。

学生の頃は2.0だった。


そのためメガネとコンタクトとは
無縁の生活を送ってきた。


目がいい人間あるあるで、
メガネにあこがれているため
伊達メガネを購入した経験はあるが

コンタクトは本当に1度もない。


ギャルの友達に一度つけさせようとしてもらったが
怖すぎて入れられなかった。



まず眼科へ。


眼科自体、花粉症のアレルギーで受診して以来
10年以上ぶり。


受付で保険証を出す。

何も聞かれないのでこちらから話し出す。


私「初診なんですが」

受付『今回はどういった症状で?』

私「カラーコンタクトをつけてみたいんですが…」

受付『はあ』


受付にいた4人がみんなこちらを見た。

気のせいかもしれないけどそんな気がした。


受付『今コンタクトつけてますか?』

私「いいえ」

受付『つけたことあります?』

私「ないです」

受付『問診表を書いてお待ちください』


これ精神疾患あるあるだと思うんだが、
問診票に”現在治療中の病気はありますか?”と、
”服用中のお薬の名前”を書く欄があるけど
皆さん正直に書いてるのだろうか。

眼科とか耳鼻咽頭科とか婦人科とか、
絶対関係ないから書かなくても別にいいとは
思うんだけど、いつも一応書いている私。



看護師『せのび山さーん』


まず一通り検査する。

視力、眼圧、乱視とか近視とか。


この後の診察で言われたことだが、
私はとにかくパーフェクトだったらしい。

ありがとう両親。


検査の後、トライアルで
カラーコンタクトをつけさせてもらう。

4種類くらいの中から本当だったら
選べるみたいなのだけど、

眼科には度なしのものがないらしく
最小値の度が入ったカラコンは
1つしかなかったようで選択権なし。

つけ方を学ぶ。

まっすぐ前を向いたままコンタクト入れるって
難しい。


黒目が逃げるのって自然な防衛反応だしな。

すごいなコンタクトつけてる人。


ただ、看護師さんがとてもいい人で
『いいですね』、『上手です』と
合いの手を入れてくれた。


アラサーでも褒められるのはうれしい。



無事につけられた。

鏡に映っていたのは宇宙人だった。


最近あまり見なくなった、
ごりごりに境界線が分かるタイプのカラコンで
着色面積も大きいものだった。


ところでなぜわざわざ眼科に来たのかというと、
カラコンをするときはまず眼科で検査を、という
ネットの情報を見てビビり散らかしたことと、

それを無視して1度ドラッグストアで買おうと
したときに処方箋が必要だと言われたからである。


(店員さんからの『カラコン買ったこと
 ありますか?』という質問に「いいえ」と
 正直に答えたから。
「はい」と答えていればきっと必要なかった。

 ダメだけど)


しかし、私の目が良すぎてコンタクトの
必要がないため処方箋が書けないとのこと。

それはまずいので理由を話すと
『じゃあ、最小値度のカラーレンズを
処方したことにしますね』ということになった。


なんかすみません。


私が私じゃないようだけど
とりあえず1日つけてみよう。


少しゴロゴロする。

そりゃそうだ。

まつ毛が下まぶたに少し乗ってるだけで
気になるんだもの。


おしゃれはがまん。



その後ドンキへ行って初めてのカラコンを購入。

ドンキは用紙に名前と住所、電話番号、
かかりつけの眼科の名前を書けば買えた。


処方箋は必要なかった。




くそっっ!!!!!!




次は耳鼻咽頭科へ。

HPでもピアッシングの説明が掲載されている
くらいだから安心していたのだけど、

ここで問題発生。


前日夜に食べたアジフライのアジの骨が
喉に刺さっている。


受付がシステム化されている病院で、
口頭で説明しようとすると
とりあえずWEB問診をするよう促された。


ピアスが主な症状?

魚の骨がその他気になる症状?


あまりにも恥ずかしくて
魚の骨は隠そうとも思ったけど、
もう半日以上が経っていて喉が痛い。


正直に書く。


受付『ピアスは自由診療で、
のどに刺さった魚の骨を取るのは
保険診療で別々になりますけどよろしいですか?』


あまり大きな声で言わないでもらっても
いいですか???



看護師『せのび山さーん』


まずはピアッシングの準備。

ピアスの穴をあける上での
注意事項などを確認する。

ファーストピアスは2カ月間つけっぱなしにして、毎朝・毎晩消毒をすること。



えーめんどくさ。


それより化膿するの怖い。


その後位置を決める。

基準の場所は決まっているようで
それでお願いした。

マジックで耳たぶに印をつけてくれた。

何度も確認してくれて神経質の私でも満足。


そしてファーストピアスも
病院側が用意してくれるのだが、
ゴールドダイヤ、チタンダイヤ、チタンゴールド

…だったかな?

とりあえずチタンは金属アレルギーのために
用意されているらしい。

でもデザインがかわいかったので
アレルギーはないがチタンダイヤにした。


保冷剤を2つ渡されて耳に当てて
受付前の待合で待つよう言われた。


なんで受付前?


みんな(特に子ども)が
耳にしっかり保冷剤を当てて座っているアラサーを
不思議そうに見ている。


でも今から穴を開けられると思うと
怖くて外すこともできない。


看護師『せのび山さーん』



いよいよだ。



先生『まずは魚の骨を取りましょうかね』



エーーー!!!!

せっかく今耳たぶが
キンキンに冷えてるのに!?!?


骨が先なの!?!?!?


なんで!?!?!?



おとなしく従う。


1センチくらいの骨が
ハサミ型のピンセット的なもので取り出された。


確認から摘出までものの1分

違和感がなくなった。

よかった。



続いてピアッシング。


先生がピアスガンに
ファーストピアスを取り付けて…



”ガチャッ”


ちょっとだけ痛かった。


でも注射より痛くなかった。


ちなみにその後、今に至るまでも全然痛くない。

位置も完璧。

病院で開けてよかった。



お会計。


受付『1万2,660円です』



ん?



なんて?



ピアッシングが
5,500円だということは把握していた。



骨を取るのが7,000円?

1分くらいだけだったよ???


驚く間もなく支払いを終えて
車に戻り血眼で診療明細を見る。



”手術料 咽頭異物摘出術”。




あれ手術だったんだ…。


手術と言われれば仕方ない。



いや悔しいよ!!!!


7,000円!!!!!



悔しすぎて夫と姉に連絡。



そしてその後まだ悔しさが抜けなくて
その分を取り返すつもりで宝くじを買う。(阿呆)


そこで知ったのだが昨日は大安吉日、
さらに天赦日という超開運日だったらしい。



開運日に初めてのことに挑戦したなんて。


なんか風向きがいい方向にいきそうだね。


そう考えると7,000円が惜しくなくなったような
気がしないでもなくもなくもない。


そして鏡を見たら
耳にきらりとピアスが光っている。



かっこいいじゃん。



多分いいことあるよ~。



後日談というか、きょうの話だが
魚の骨の手術についていろいろ調べていたら
保険が適用されるという情報を発見。


保険会社に電話してみると適用対象とのこと。


ありがたすぎる。

早速いいことがあった。





何歳になって初めても悪くない。



初めてのカラコンが愛おしくて洗面台の鏡に張り付けた

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