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大切なあなたへ(休職235日目)


2022年9月25日(日)

昨日寝つきが悪かったから朝が眠かった。

ただ、10時から進学説明会だったので
頑張って布団から身をはがして起き上がった。


私は精神保健福祉士の受験資格を取るため
4月から通信で専門学校に通おうと思っている。

詳細についてはこちらの記事を読んでください。


予定通り校舎に到着。

部屋に着くとすでに10人くらいの人がいた。

年齢層は幅広い。

圧倒的に女性が多かった。


説明会自体は事前に資料請求もしていたから
目新しいことはなかったけど、

目標が具体化したというか、
スタートラインに近づいたような気がして
とても気分が高まった。


そして午後。

大学時代の友人2人が遊びに来てくれた。


2人とも学部とサークルが同じで
1人は研究室も同じだった。

大学時代の友人で今も連絡を取り合っている
数少ない友人。


そんな大切な友人の1人が漏らしたのは

『仕事に行きたくない』という言葉だった。


彼女らのことは結婚式に招待していたから、
延期になったときに私の病気のことも打ち明けた。

グループトークの中では
心配の言葉を送ってくれたけど、

それとは別に『実は今心療内科に通っている』と
個人的に連絡をくれた。

ただ、当時は私も入院中で
深く話を聞く力もなかったし、
そもそも文章でやり取りすることは難しかった。

だから上司のパワハラが原因ということくらいしか
聞いていなかった。


しかし詳しい話を聞いてみると、
私が思っていたよりひどい環境だった。


仕事の量やそれにかかる労力や効率を考えず
次々に仕事を与えてくる上司。

できないことを許さない、使えない、役に立たない
と罵る上司。

セクハラと認定はできないまでも、
明らかに自分に対する行動に違和感がある上司。

彼女を苦しめる人が同じ環境に3人もいたのだ。




毎日会社に行きたくない。

行きたくない気持ちが強くて
ほぼ毎日時間欠勤をしている。

ストレスが業務に支障をきたしていて
(エクセルなど細かい作業ができない、
文字が読めないなど)仕事にならないから
早退を繰り返している。

ふとしたタイミングで涙が出てくる(家や職場、
外出先でも)。

心療内科に通っていて抗うつ薬と眠剤を
処方してもらっている。


そして私自身

心から笑えていない彼女の笑顔と、声の小ささ、
話す・歩くなどのあらゆる動作の遅さを感じた。



「もう、仕事には行かないで」




そう言うことしかできなかった。

正直言って、もう遅い。


遅すぎる。


「なんでそこまで頑張ってしまったの?」と
言ってしまいたくなるほどだった。

彼女はとっくに限界を超えている。


それでも彼女は
『どうしたらいいかな、行きたくないな』と
言い続ける。



本当によく頑張ったんだね。


本当にしんどかったんだね。


でも、もう大丈夫。


次の出勤日の朝に別の部署の人でいいから
『仕事に行けません』って連絡しよう。

通院先の病院に連絡して
休職につながる診断書を出してもらおう。

それを郵送で職場に送ろう。


そして好きなだけ休もう。




十分遅かったけど、
あなたが私に会いに来る力があるうちに
話ができたことは不幸中の幸いかもしれない。

これ以上遅かったら
布団から体が離れなくなったり、
外に出られなくなったり、
人に会えなくなったかもしれない。

最悪の場合
あなたの命にさえかかわっていたかもしれない。


いや、

もうすでにかかわり始めているかもしれない。



大切なあなたが心をすり減らすほどの
価値がある仕事なんてないよ。


大学を休学して復学した時に
友達がいなかった私と、仕事が大変と言いながら
月に2・3回の頻度で会って鍋を作ったり、
たこ焼きを焼いたり、映画を見に行っていた
あの頃のあなたの笑った顔が見たい。


私みたいに昔の写真を見て「この時に戻りたい」と
思いながら泣くような経験を
あなたにはしてほしくない。



お願いだから



もう仕事に行かないで。

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