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【GRIT】忍耐や根気、継続といったやり抜く力の高め方【非認知スキル】

今回は、グリットと呼ばれるやり抜く力を高める方法を紹介します。

自分を高める努力を怠らない。
打ちのめされても絶対たちなおる。
何度も何度も繰り返し継続できる。

そんな自分になりたいし、子供にもなって欲しいと思いますよね。でも実際にはなかなか難しいと思います。些細なことでいえば、日記や読書、ダイエット、筋トレが続かない。

人生を左右する大きなものでは、レベルの高い受験や大きな大会への努力や、就職活動、営業、夫婦関係、子育て、といった至る所で根気や忍耐、継続といったやり抜く力がなければ失敗してしまう場面というのは数多くあります。

人生の成功や幸せにおいて、長い目で見れば才能よりも重要なのはやり抜く力。

そう、GRITです。

OECDとよばれる経済協力開発機構が、教育や将来の成功、幸せについての研究をまとめたレポートには次ような結論が載っています。

・子供が、早い段階で非認知スキルを育てていないと教育効果は限定的になる。
・子供の将来の成功、ひいては社会全体の進歩には、認知スキルと非認知スキルの両方をバランスよく育てる必要がある。
・子供の将来の成功に大きく繋がるのは非認知スキルであり、自己効力感、社会性、自己コントロールスキルがキーになる。

と言った具合です。今述べた結論には、非認知スキルというワードが沢山出てきましたよね。この非認知スキルこそが、目に見えない根気、忍耐力、継続力といったスキル。つまりGRITです。

このレポートでは子供の成功と書かれていますが大人でも誰しもが非認知スキルを高めるべきなのは明らかです。

と、いうわけで今回は、自分の成功や幸せに大きく繋がるGRITの高め方を紹介します。このnoteでは、科学的根拠や発達支援の現場で培った体験的スキルを元に子育てや日常、仕事に役立つ情報を紹介します。

↓つづきはYoutubeでも解説しています。↓

では、まず最初に、このGRITには波があり周りの環境に、大きく左右されるという事を知っていてください。周りにGRITが高い人が多いとなんの努力もなしにGRITは一瞬で高まります。

人には、ミラーニューロンという神経細胞があり、まわりの人を見て真似して自分のモノにしていくことが出来ます。やり抜く姿を見ていれば自分もやり抜くことが出来るようになります。

両親がそんな人だったら最高です。四六時中一緒にいる事が出来るので。

そして、自分が親となった時にはやり抜く姿を子供に見せてあげるだけで最高の親に近付けます。

しかし現状、うちの家庭はそうではない。自分にGRITはない。という人も大丈夫。環境は自分で作る事が出来ます。

どうやって環境を作ればいいかと言うと、GRITの高い人が集まる場所を見つければいいんです。読書や勉強は、カフェや図書館で長時間頑張ってる人のそばや正面の席で行う。仕事をする際もできる人の側に席を移る。といった工夫をすればOKです。

料理やダイエット、筋トレなどもGRITの高いコーチや仲間と行うと自分のGRITが、高まります。

こうした環境に身をおけるならそうするに超したことはありません。なんせ楽ですから。でも自分に合ったGRITの高い環境がなかなか見つからない。なんなら、同僚や仲間のGRITが低いといった逆に足を引っ張る環境では、自分のGRITも低くなってしまい最悪です。

そこで環境は、出来たら活用する。無理なら1人でグリットを高めるという戦略を取りましょう。自分の努力と正しい技術でGRITは、高めていくことができます。

それでは本題であるGRITの高め方を解説します。GRITはこの4つが高まることが重要です。

1,興味
2,練習
3,目的
4,希望です。

まず1つめ。興味。これが無いことにはGRITどうこう以前の問題ですね。物事のスタートは何事も興味を持つことです。スポーツや絵、読書でもなんでも興味を持つからこそやってみたいと思うモノです。

とはいっても、例えば、受験勉強や仕事のスキル取得といった大切なのに興味が持てない物をやり抜くにはどうすればいいのか。

その対処法は、とにかく知ることです。

知らないものに興味は出ません。

どんなメリットがあって、
どんな面白さがあって、
どうやったら自分でも続けられるのか、
どうすれば目的を達成できるのか。

事細かに知れば知るほど興味は出てくるはずです。苦手というものは、大抵無知が原因です。

受験勉強が嫌いなのは、面白さが感じられないから。やらされていると感じているからかも知れません。どうすれば楽しく勉強できるのか。親にやらされるんじゃなくどうすれば自分から取り組めるか。を考えて知ることが出来れば興味は湧いてくるはずです。

教科書は大抵面白くないので、ユニークな参考書や、教え方がツボな先生や、共に競って楽しめる友達なんかを見つけれると最高です。そして自分のペースや取り組むタイミング、場所を見つけて無意識で取り組めるくらい習慣として落とし込めれば苦手とは感じなくなります。

そこまで持ってくることが出来れば、次は、練習です。しかも、ただの練習ではありません。Deliberate practiceと呼ばれる意図的な練習です。

このデリベレートプラクティスとは、簡単に言うと「昨日の自分を上回り続ける事」です。これを達成し続けることがGRITの鍵です。

なぜデリベレートプラクティスが必要なのかと言うと、ただやっているだけでは、GRITを高める要素である目的や希望が高まらないからです。

この目的と希望はGRITを高めるには欠かせません。

まず興味を持ち、楽しみながら練習する。そして上達し目的が出来てくる。もっと上手になりたい、あれが出来るようになりたい。といった目的が出来てきます。そしてできることが増えてくると、「もっとカッコイイと思われたい」「人の助けになりたい。」といった希望がみつかります。何故なら自分が頑張れば、その希望に手が届くと思えるようになるからです。

このフローに乗る為には、自分のレベルが上がり続ける必要があります。

そこでデリベレートプラクティス、自分のスキルを上回る目標を設定して、達成し続けることが重要になってきます。

これを続けるのはとんでもなく大変です。ですが、大丈夫。役立つ技術があります。デリベレートプラクティスに役立つオススメの技術に、

実行機能の強化テクニックと、習慣化の技術があります。

実行機能の強化にはPDCAサイクルが最適です。
プランをたて、実行する。そして成長をチェックして計画を改善していく。これがPDCAサイクルです。このサイクルを繰り返すだけで、自分が何をすべきかが分かるので非常に便利です。

そしてそれを継続する必要がありますよね。そこで役立つのが習慣化のテクニックです。

これは別の動画で解説しているのでそちらをチェックしてください。

こうした技術を活用してデリベレートプラクティスを継続してレベルが上がると、GRITを高めるのに重要な3つめの要素、目標が高まります。

そしてあれが出来るようになりたい。
あいつに勝ちたい。

といった欲求が湧いてくるので自然ともっと頑張れるようになります。そして、自分が望む未来、希望に自分がどんどん近づいていく実感が得られるはずです。興味と練習と目的が研ぎ澄まされレベルが高くなるそして希望に近づくというのがグリットを高める方法になります。

希望に向かって前進し続ける姿を周りに見せる事が出来れば、GRITは伝染します。

アナタが延びれば周りも伸びるんです。

是非、GRITを高めて人生の成功を掴んでください。

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