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グラスの形状のデザイン

 かき氷が美味しいシーズンも終盤⛵🌞
 今夏は何度召し上がりましたか?🍧

 イチゴ・メロン・ブルーハワイ・・・シロップの種類の好みも分かれるところかと思いますが、これらの主軸のフレーバーの量販品においては、【”本質的”には同じもので、香料や視覚から得られる色あいによって〔味〕を認知しているに過ぎない】という類の話を聞いたことがある人が多いでしょうか。

かき氷

 例えば、薄暗い”夜のお店”風な所や、(昔ながらの)トンネル等で見られる「オレンジ色の灯」のもとで、のような視覚異常の条件下で食べてみたら・・・と考えたりしてみたものの、目隠し🙈するだけで実証できそうですね🤭

 

 当該、かき氷での例に代表される現象は、『クロスモーダル効果/現象』が関連していると言えそうです。
 視覚に騙される傾向。抗うのは困難😫

 

◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆

 

 さて表題。
 『クロスモーダル効果』とは関連性のない異なる領域になるのだと思いますが、

◆飲み物をどのような形状の器(グラス)に注ぐのか◆

によって、感じ方/心理影響が及ぶ結果に違いがみられる、という話があるようです。

 

 端的な答えとしては、

細長い方が多く見える

とのこと。

 見た印象から、『潜在意識的に、多い』と感じるので、これを使うことで、飲み手自身にとって摂取量が少なく済ませられる≒ダイエット効果に繋がり得る と説明されることがあるようです。どの程度の”誤魔化し効果”があるのかはもちろん個人差があるのでしょうが…

 実験方法としては、【形状の異なる複数の容器に同じ量の飲み物を注いで示した場合に、より細いタイプのものを指差して「これが一番多い」と思ってしまう・・・】という話。

グラス1

※ことワインの場合、グラスは香りを広げるコントロール効果があるし、口の中での広がり方が変わってくる等、味わいに複合的な要因がある…系の話は横に置いておきます🙇


 上記、《飲み手にとって、多く感じる》との見方でした。
 それを”逆手にとって”、有料で提供する側に立ってみればどうでしょう。

 「少ない!」と客に思われると損なわけですので、【細長いグラスが推奨される】との理屈になりそうですよね。
 でも、時々気になりませんか?正味量以外の、添加されている氷の量🐧

 (グラスの太さと氷1個の大きさのバランスによりますが、)どちらかと言えば、細長いグラスの方が「大量に積み上げられている」風な見た目になりがちで、他方の太いグラスだと広く”浸かる”ので氷の存在シェアが目立たない傾向…そんな印象を抱くことはないですか?後者の方が〔デッドスペース〕が小さく収まりそう。

 グラスの見た目によってもたらされる効果よりも先に「このドリンク、氷ばっかりじゃん😫」との印象の方を強く抱かせてしまうと別要因からの「少ない!」という不満をもたらしかねないので、【氷の存在が誇張されない程度のスリムさ】に留めておいた方がよさそうです☝

 

 どれもこれも、心理効果の話。
 本質を捉える姿勢に疎いと、このような事例においても「割が合わない」展開を見過ごしてしまいそうですね(~_~;)

 

 

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