大阪マラソンリストバンド合体2

市民マラソン出走手続きで本人確認と連日のID縛り

当方はいわゆる『市民ランナー』ですが、特に地元京阪神の、かつ当選確率が非常(異常)に高い『大都市型マラソン』には応募すらしていません🙅 フルマラソンを完走できるrunning愛好者の99%以上の人が口を揃えて「出たい!」と仰る人気イベントであるにもかかわらず、です。
その理由について記述する稿ではないのですが、以下の主旨と重なる要素も少しあるので、察して頂いても(笑)よいかもしれません(^_^メ)

 本日2019/12/01は、【第9回大阪マラソン】が開催されていました。
 昨年の大会に出場された方から頂いたレポートを元に、当時したためたメモ書き/情報を元に、提起致します✍
※つまり、昨年の開催仕様に関する話で、今年はどのような改変がみられたのかは不明です。また、頂いた情報は至極客観的な事実要素のみで、〔評価〕や〔解釈〕は当方によるものです

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 多くの大会では当日朝にスタート会場の受付窓口に行って最終の出走手続きをするのですが、一部の都市型の大規模マラソンでは、前日に別途設けられた受付会場に、各出走者が必ず一度出向く形式となっていることがあります。

 その中でも、東京マラソンや大阪マラソンでここ数年適用され始めた仕組み - 上記の【前日手続き】において、本人確認のため身分証明書の類を提示を求められるのです。さらには、下の写真に見られるような【脱着不可能なリストバンド】を付けられ、手続きをした本人(=バンドをはめたまま大会当日に訪れた人)以外はスターティング・ブロックに立ち入りできない🚫という制約が設けられています。

大阪マラソンリストバンド①

 そのルールが考案された経緯と目的について、想像できますか?
二つあります✌


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 【テロ対策(不審者の侵入防止)】【代理出走防止】だということで、【前日手続き】の会場にその旨の掲示(写真参照)されていましたが、いくつか気になる点があります☝

 
①〔目的と処置の合致性〕と〔効力の度合い〕

 【テロ対策】とは言っても、市民マラソンたるもの、『閉鎖空間感』はありません🙅野球などのスタジアムで、グラウンドと観客席が分け隔てられているケースと対比すればイメージし易いですが、マラソン沿道はオープンな環境ですから、スタート前の僅かな時間のみ『出走者限定』の仕切りを入れたところで、本質的な効能がもたらされるとは言い難いと感じます。
 ここで「抜け道がある」という野蛮な表現は控えたいところですが、中途半端感を抱きます。

②軽微な?ルール違反者排除への執着

 「抽選で当たりにくい」という話を知っている方は、「幸運にも当選したけれど、もし都合が悪くなったら、折角の権利を知人に譲って、(その人のフリをして)代わりに出たらいいのに」と思ったりしますよね? 以下の③の事情説明からも繋がりますが、(国内の遠方県民や)訪日旅行を兼ねた外国人を当選者として多く出せば大きな”効果”があるので、大阪府民にとっては狭き門で、「権利放棄よりも譲渡」が散見される事象なのですが、これは(当初から)禁止事項🚫
 
 小見出しに”軽微な”と敢えて入れましたが、これは一般多数派の感覚にすぎず、意外と”そうでもない”ように推察しています。
 他人に成りすまして出ることは、もし体調異変やケガなど、重篤な事態に陥った場合に大変なことになります。これは「もし」であって「万が一」ほどの”レア度”ではない、というニュアンスも含めて述べています。アスリートではない人が本番で頑張り過ぎて支障をきたす…何時間も続く過酷なスポーツなので、皆さんが想像する以上に多くの人がダウン🏥する実態があります。

 それを踏まえると、【代理出走】は意外と重く、回避すべき話です。

ちなみに、航空機の交代搭乗も出来ないことになっています。例えば(搭乗者氏名付きで)格安でチケットを手に入れた場合に、当日、空港で、「代わりに自分が乗る」と言っても、【予約の取り直し】=一般運賃で買い直しとされてしまいます。だからといって…は禁止です🙅

③そして、掲示そのものが『日本語のみ』であるように見受けられた点

 大阪マラソンのランナーは、アジアを中心に、実に1割以上が外国人で占められています。
 彼らに対し、「今日はまだ大会の前日(又は前々日)ですが、今からこのリストバンドをあなたの手に付けさせてもらいます。ゴールまでは絶対に外さないでください。外れると参加できません」という内容を個別に口頭で説明しつつ締めているのだと想像してみましたが、理由や主旨などの説明の弱さや、処置の急展開に戸惑う外国人も多く発生しそうな気がします。

④”極め付け”は、(寝食を共にした効果が発揮されるはずの)当日の実状…

 相当に早い時間、それこそ号砲後に自分が動き出す時刻から遡ること一時間以上前から【スターティング・ブロック】に入っていないと全ランナーの最後尾に回らされてしまう(=スタートライン通過まで約30分かかる!)というルール/環境って、〔薄着のウェアでずっと待ってたら、もう🚾〕ってなるわな💦とはやや私的都合?なので一旦横に置いておいて😇
 その【ブロック】の入り口など、簡易ゲート的になってはいるものの、当該”アナログ腕輪”を軸とした【人の目に依る入場手続き】が厳格に行われているのかというと…
 上述した要件からも分かるように、とてつもない人数がカット時刻直前に集中すること必至で、その結果…(。´・ω・)?
 
 総括としては、(もし自分が管理・統制される側になったことをイメージすると、)納得しやすいような「効用の高いスマートな施し」ではないように感じます。

* Special thanks to たつのこ龍次郎 特派員


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