見出し画像

京都という街で学生時代を過ごして

僕の京都での4年間の学生生活がもうすぐ終わりを迎えようとしています。

どこに住みたいといった考えは特にないまま京都の大学に進学したのですが、今ではこの選択をした当時の自分を称賛したいくらいには良い選択をしたと感じています。全大学生は京都で学生生活を送るべきだとさえ感じます(笑)。

今日は実際に僕が経験した京都での過ごし方を少し紹介していきます。ぜひ僕のことを羨ましいと思って帰ってください(笑)。

①鴨川や宝ヶ池でのんびり過ごす

京都の中心には鴨川という南北に縦断する大きな川があります。これが本当にすごく魅力的なのです。

鴨川には多くの人々が集い、思い思いにそれぞれの時間を過ごしています。楽器を演奏する学生、ジョギングをしている大人、サイクリングをしている外国の方、日向ぼっこをしているおじさん、亀のとび石で遊んでいる子供たち、、

僕は鴨川沿いに座り、彼らや川を流れる鴨を眺めながら読書をする時間が大好きでした。地元にも川はあるけれど、この光景は鴨川だからこそ見ることができるものでした。

また、京都の北には宝ヶ池という大きな池が存在します。ここもすごく魅力的なのです。

少し遠いのですが、家から自転車を20〜30分ほど漕ぐと着くこの場所には、人を包み込む不思議な力があります。

何かつらいことや思い悩むことがある時、ここに行きぼーっと時間を過ごすと、不思議なほどに前向きな気持ちになれます。4年間で大切な場所になりました。

②桜や紅葉を楽しむ

例年京都は、春と秋に桜や紅葉を求めて観光に来られる方が増えます。実際に住んでみて感じたのですが、京都は桜や紅葉が綺麗な場所がとてつもなく多いです。

ですので、数日観光に来てそれらを網羅することは難しいです。しかし、京都に住んでいれば、自転車やバスを用いて空いてる時間に気軽に様々な場所を訪れることができます

実際僕は空きコマや放課後を利用して、4年間でたくさんの場所を訪れ桜や紅葉を見ました。そして記憶に残る素敵な景色にたくさん出会えました。

ちなみに、紅葉を見に行くなら圧倒的に永観堂がおすすめです(笑)。

③観光地の普段とは違う姿を見る

外国人に大人気の伏見稲荷大社は皆さんご存知ですよね?実際に訪れて千本鳥居をくぐったことのある方もきっと多いでしょう。

しかし、深夜の誰もいない伏見稲荷大社を訪れたことのある人はいないのではないでしょうか?実は伏見稲荷大社は24時間いつでも(たぶん)入れるのです。

深夜の伏見稲荷大社は昼とは全く異なる様相を見せてくれます。中に進んでいくと日中には感じることのできない不気味さを感じさせてくれます。

また、さらに進み山を登っていくと、高い位置から美しい夜景を見渡すことができます。これがまた美しいのです。

観光客は翌日の予定がある、また終電の都合があるので深夜に観光をしづらいですが、京都に住んでいれば自転車で深夜に出掛け気兼ねなく観光することができます。京都住みの特権ですね(笑)。

同様に京都住みの特権を発揮できるのが、雪が積もった際です。京都は年に3回程しか雪が積もらないので、雪が積もった観光地を見ることは中々難しいです。

しかし京都に住んでいれば、雪が積もった際にバスで気軽に観光地へ出かけることができるのです。実際数週間前に雪が積もった際には、金閣寺を訪れて普段は見ることのできない姿を見てきました。時間のある大学生の時期に京都にいるからこそできることですね(笑)。

④ただ街を歩く、自転車を漕ぐ

ここまでどこかを訪れることについて書いてきましたが、目的地を決めずただ歩いたり自転車を漕ぐだけで楽しめるのが京都です。

例えば、何もない街を通るだけでも、昔ながらの銭湯や古本屋、寺社など、情緒ある建造物や場所に多く出会えます。特にサイクリングはおすすめで、京都の街が場所ごとに様相を変える様子を肌で感じることができます。

ひょっとすると、こうした何気ない散歩やサイクリングが、僕を京都好きにさせたもっとも大きな原因かもと思うほど、こうした時間が大好きでした。

京都を離れるにあたって思うこと

こうして振り返ってみることで、京都の街が今の僕の大部分を作ってくれていることに気がつきました。この街が色々な体験をさせてくれ、色々な感情を教えてくれました。今後自信を持って第二の故郷と言えそうです。改めて、大学時代を京都で過ごせてよかった。

次の街ではどんな出会いがあるのだろうか。社会人になり思うように時間がとれないだろうが、時々徒歩や自転車で街に繰り出してみようと思う。

きっと京都とはまた違う魅力に出会えるはずだから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?