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Well-being〜北大コンパスプロジェクト

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"持続可能な地域に向けたSDGsを考える人(SDGs Thinkers)のための教育プログラム" の一貫として、ウェルビーイングを探求する、北海道大学「コンパスプロジェクト」に関… もっと読む
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【レポート】北大コンパスプロジェクト~ウェルビーイングの探究は対話から始める~

まだ上手く説明できないウェルビーイングという言葉最近、メディアでもよく見聞きする「ウェルビーイング」という言葉。 英語(Well-being)をそのまま訳せば「良いあり方」。 WHO(世界保健機関)の憲章草案で用いられた「身体的、精神的、社会的に良好な状態にあること」と説明されることもあれば、これまで「幸せ」と言っていたものと置き換えるように使っている場面も多いかもしれません。 皆さんも、環境が大きく変化する中で、ウェルビーイングという言葉は使わなくても、自分の心地よい暮ら

【レポート】第2回コンパスプロジェクト~ウェルビーイング〜

8月から対話を通じてウェルビーイングについて探求/模索するプロジェクト「北大コンパスプロジェクト」に参加しています。 さまざまなバックグラウンドをお持ちの皆さんと共に時間を過ごしているのですが、今月の第2回の様子をレポート。 「デザインとは、うまくいけばその存在も気づかず行動してしまうものである。ウェルビーイングに関する知識をインプットするのではなく、対話を重ねていく。そうするとあら不思議。気づかないうちにウェルビーイングについて深めることができる。」 山中先生のそんなお

京都市でも生理用品の無料配布が始まった〜いつか当たり前になる前に考えておきたいこと〜

世の中からは、東京オリンピックへの盛り上がり、もしくは戸惑いの声が聞こえていますが、私の中でウェルビーイングに関する残しておきたい出来事として、せっせとこちらの記事を文字にしてみました。 今月に入ってからわたしの住む地域でも生理用品の無料配布が始まりました。きっと、母親世代の方には想像もしたことのなかった取り組みかもしれないし、私自身、スコットランドの法案のニュースを見なかったら、生理用品を使う本人(自分を含めた女性たち)が買い続けることに対して疑問を持つことことがなかった

【説明会開催|募集開始】Well-being コンパスプロジェクト2021年度 〜なんとなく聞いたことがあるけれど・・・ウェルビーイングって何?という方へ〜

北大コンパスプロジェクトは、対話を通じてウェルビーイングについて探求/模索するプロジェクトです。 本noteでは、プログラム概要や応募方法についてなど、北大コンパスプロジェクトについての詳細をお伝えさせていただきます。 ●すでに説明会への参加を希望されている方はこちら(説明会申込)へ ●Webサイトはこちら 応募開始は7/17の予定です。 北大コンパスプロジェクトとは?第1期は、「心の中を散歩する期」とし、半年間をかけて、オンラインでのワークショップを合計5回実施しまし

企画「ストーリーテリングで考えるウェルビーイング」について

コンパスプロジェクトではウェルビーイングについてもっと掘り下げる企画が開催されました。ABDで本を読んだり、シナリオ・プランニングを使ったワークショップだったり。その1つが「ストーリーテリングで考えるウェルビーイング」でした。 ストーリーテリングとははじめにさよさんからレクチャーを受けました。記憶と資料を見直して、ここではほんの少し紹介。 ストーリーテリングはストーリーを使って伝える手法です。事実だけ伝えるときより22倍の記憶に残りやすくなるという報告もあり(1)、パワフル

対話を通じてすでにあるウェルビーイングを見つけていく

毎月20日はウェルビーイングの日(by山中教授)昨年の6月にスタートした、北海道大学コンパスプロジェクト、本日終了しました!元々集中講義だったものがコロナによりオンラインとなり、そのおかげで全国の仲間と約9ヶ月かけてウェルビーイングについて深めたり高めたりする機会をいただきました。 情報技術はわたしたちのウェルビーイングのためにはつくられていない情報技術はわたしたちのウェルビーイングのためにはつくられていないから、「”わたしたちがウェルビーイングに生きるため“に情報技術をど

ABD読書法で高めるウェルビーイング(1)

"ウェルビーイングについて話すとウェルビーイングが高まる" 出典:WELL-BEING_MANUAL コンパスプロジェクトでは、2020年6月から継続的に、対話を通じてウェルビーイングを高めるオンラインワークショップを実施しています。3年間のプロジェクトで、1年目は今月で最後の実施を迎えます。一般の方にも広くひらいたプロジェクトですので、関心のある方は、ぜひ次年度ご応募ください。こちらのマガジンをフォローいただければ随時情報がアップされます。 ウェルビーイングについての詳

第4回コンパスプロジェクト~ウェルビーイング〜 Report by 長井翔

第3回は仕事で泣く泣く参加できず、第2回(8/30)以来の参加。 超人見知りな自分は、久しぶりに皆さんとお会いすることにちょっぴり緊張と不安。 でも、sayo さんと山中先生の「おかえりなさい」ということばに、ほっとして力みが抜ける。 さらに、新たな命の誕生のご報告に、心があたたまる。 ほとんどの方々と、リアルで対面したことはないのに、心地よい安心の場。 久しぶりにお話することにちょっとした照れを感じてしまうのは、数年ぶりに故郷に帰省した時のよう な不思議な感覚。 今回の

第3回コンパスプロジェクト~ウェルビーイング〜 Report by Iku

「わたしたち」の Well-Being とは? 「ワタシ」ひとりだと Well-being なことって、色々ある。 「ひとりで大好きな○○をしている時」「大好きな人と○○している時」 でもなぜか、今関わっている仕事や社会的関係性・場面、 すなわち「私たち」というフェーズにシフトしていくと、「Well-being じゃない」ことが多々ある。 なんでなんだろう。 1 日の大半、貴重な時間や労力を割いて、それなりに一生懸命心をこめて過ごしているのに、心から素直に「Well

自分の仕事に100点をつける! ウェルビーイングを高める習慣を見つけ、 選ぶこと

こちらの記事は北海道大学コンパスプロジェクトの2回目(8月29日実施)のレポートです。 自分のウェルビーイングを高めるためには、私の「好き」を深めること ウェルビーイングとは良い状態のことを意味し、身体的、精神的、社会的に健やかに過ごせている状態・内面的に満ち足りている状態とご紹介しました。このプロジェクトは様々な観点からウェルビーイングを探求していく1年間のプログラムなのですが、2回目の今回は、「私にとってのウェルビーイング」をテーマに偏愛マップを作って少数グループで紹介

北海道大学コンパスプロジェクト〜ウェルビーイングについて考えることがウェルビーイングを高める〜 始まりました。

北海道大学ウェルビーイング〜コンパスプロジェクト始まりました。 決まっていることの方が少ない中で、「オンラインワークショップ×日常×対面ワークショップ」を、どのようにして参加してくださる方と一緒に創っていく余白を残しながらプログラムデザインしていくか。ゼロからのスタートです。 目次 1. プロジェクトがスタート 2. わたしの「ふつう」とあなたの「ふつう」は違う。そんな「ふつう」を当たり前にしたい 3. オンラインワークショップ×日常×対面ワークショップ 4. Visua

ウェルビーイングについて考えることがウェルビーイングを高める〜第1回コンパスプロジェクトのアーカイブ公開〜

北海道大学コンパスプロジェクト、どんなことをしながら探求していくのか覗いていただけるようにアーカイブ公開しました! コンパスプロジェクト 今年の6月からスタートしたウェルビーイングについて探求する”コンパスプロジェクト”、マイペースに進んでいます。昨年頃に考えていた際は、2日間の集中講義をイメージしていましたが、コロナ禍の中、オンラインでじっくり対話しながら、最終日2月の一般公開の日のみ、札幌に集合する形をとることにしました。(とはいえ、先の見えない状況、その都度更新しなが

第3回コンパスプロジェクト~ウェルビーイング〜 Report by Saiko

第三回「わたしの」から「わたしたちの」ウェルビーイングに参加して2020・0926・13:30休日の3時間を「良い状態」を探るために使う贅沢な時間のはじまりです。 山中教授の「みなさんの顔をみて「おかえりなさい」という感じ」というお言葉に「ほっ」と温まる。3回目にして、ここは私の「居場所」になったのかな。うれしくて、くすぐったくて、あったかい。 いつもいっぱい「しあわせ感」を頂く場所だけど、今回は私にとって神回(いや、この先もあるけど)メンバーからのステキな言葉のシャワ

第1回コンパスプロジェクト Report by Akemi Takahashi

ウェルビーイングという言葉。職業が医療職のため看護学校で学んだような気がする。そんな思いを持ちながら、事前課題である三本の動画をみて溜息がでた。「勤勉であることは、免疫力を1.3倍 クリエイティブな感性を3倍アップさせる。」「50歳でよい人間関係を築くと80歳で満足した人生を送っていることが多い」など、自分自身が考えたことないような言葉がユーモアとともにたくさん羅列されていた。まずは、ためになった、純粋にそんな感情が湧き出たが、モヤモヤの種はここから蒔かれていたような気がして