奥田麻依子

学校と地域社会をつなぎ、一人ひとりの学びの土壌を豊かにしていきたい。 社会に開かれた学…

奥田麻依子

学校と地域社会をつなぎ、一人ひとりの学びの土壌を豊かにしていきたい。 社会に開かれた学校をつくるヒント集「学校と地域をつなぐパターン・ランゲージ」制作。(http://urx.red/ZTgk

マガジン

  • ウェルビーイング×学びの探究

    学びの場がどうウェルビーイングであれるのか。一人ひとりのウェルビーイング、地域社会のウェルビーイングを学びを通してどう実現していけるのか。 そんな探究の記録をまとめてみます。

  • しまね発!学校を核とした地域創生(「教職研修」連載)

    2017年度の1年間、学校管理職向けの月刊誌「教職研修」(教育開発研究所発行)で「しまね発!学校を核とした地域創生」という連載をさせていただいた。ちょっと時間は経ってしまったが、自分なりにそれまでの5年間の島での仕事をまとめた集大成だったので、あらためて、編集者の方に許可をいただいて、広く公開させていただくことにする。

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    • しまね発!学校を核とした地域創生(「教職研修」連載)

最近の記事

自分のやりたい「勉強」をシェアすることで生まれる小さな変化

あなたは、目の前の仕事や生活に追われて、本当はやりたいことをいったん脇に置いてしまうことはありませんか? いつかやろうと思っているうちに、やりたい気持ち自体を忘れてしまうこともあったかもしれません。 そんな方に紹介したいのが、「グリーンズの学校」編集長でもある兼松佳宏(かねまつ・よしひろ)さんの提案する「スタディ・リトリートのリズム」(以下、「スタディ・リトリート」)です。 早朝に勉強する習慣をつくる「スタディ・リトリート」を半年続けてみて「スタディ・リトリート」は「みん

    • 【レポート】北大コンパスプロジェクト~ウェルビーイングの探究は対話から始める~

      まだ上手く説明できないウェルビーイングという言葉最近、メディアでもよく見聞きする「ウェルビーイング」という言葉。 英語(Well-being)をそのまま訳せば「良いあり方」。 WHO(世界保健機関)の憲章草案で用いられた「身体的、精神的、社会的に良好な状態にあること」と説明されることもあれば、これまで「幸せ」と言っていたものと置き換えるように使っている場面も多いかもしれません。 皆さんも、環境が大きく変化する中で、ウェルビーイングという言葉は使わなくても、自分の心地よい暮ら

      • カオスな世界の生存戦略と島の新しいホテルEntô(エントウ)

        しばらくぶりの船旅のおともに選んだ本は、「京大的アホがなぜ必要か カオスな世界の生存戦略」。 今月、スタディ・リトリートを始めてから、そのときどきに自分が勉強していることと、誰かの勉強や目の前で起きる物事とのいろいろなシンクロが起こるのだけれど、今回の本とホテルはまさにそうだった。 カオスな世界を生き延びてきた生物の歴史の中でも、特筆すべき存在として紹介されているシアノバクテリア。彼らは二酸化炭素で満たされた環境で暮らしていた生物にとって「毒」である酸素を光合成で生み出し

        • 2つのオンライン合宿からこれからの学びを考えた~覚書き~

          はじめての家で1人のゴールデンウィークゴールデンウィークは、ほぼ毎年、どこかに出かけていたと思う。 一人だったり、誰かとだったりはいろいろだけれど、何かしらの新しい人・場所・もの・こととの出会いがある期間だった。 ところが、今年は外出自粛が呼びかけられる状況の中で、4月上旬時点で予定していた旅行も中止になり、家で一人過ごすことになった。 1か月前にして、5日間の予定は白紙。このままじゃ寂しいし、だらだらしすぎて終わった時に何してたんだろうと後悔するんじゃないか。そんな気持ちで

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        記事

          つながるための対話、そこからどうやって未来をつくるか

          「大人のしまね留学―地域で教育を仕事にするという働き方―」と題して、島根県内の教育魅力化コーディネーター等の皆さんと一緒に、合同採用イベントを開催させてもらった。 企画を一緒に考えてくれたメンバーとの「一緒にやるのがやっぱり面白そうだよね。面白いことをやりたいよね。」という会話から始まったこのイベント。 これまでにも採用を目的にしたイベントは行っていたが、今回いくつか新たな試みをしてみた。例えば、 ・スタッフの採用を検討している島根県内6地域の教育魅力化関係者(10人!)

          つながるための対話、そこからどうやって未来をつくるか

          あらためて「なぜ、学校を核とした地域創生なのか」

          2017年度の1年間、学校管理職向けの月刊誌「教職研修」(教育開発研究所発行)で「しまね発!学校を核とした地域創生」という連載をさせていただいた。ちょっと時間は経ってしまったが、自分なりにそれまでの5年間の島での仕事をまとめた集大成だったので、あらためて、編集者の方に許可をいただいて、広く公開させていただくことにした。 2年前とは状況が様変わりしている。当時はまだ、地方創生の会議の中でも高校がそこまで大きく取り上げられることはなかったし、ここ数年で、大きく教育や世の中が動い

          あらためて「なぜ、学校を核とした地域創生なのか」

          「ガチ」すぎる社会でしんどくなったら「エンタメ」にしてしまえばいい

          2019年に惹かれた2人(正確には2冊)。 「いる」ということの価値がキーワードかと思っていたのだけど、2人の対談記事を読んで、その理由がちょっとわかった気がしたので、まとめておきたい。 まず、対談記事をこちらから。(リンクは前編そのまま後編も読んでいただきたい。)この記事の内容を前提として書くので読んでから出ないと、以下の内容はさっぱりわからないかもしれない。 まだ自分の言葉になりきらないので、この記事の言葉を借りた形になってしまうけど、私はずっと「なんかしたかった人

          「ガチ」すぎる社会でしんどくなったら「エンタメ」にしてしまえばいい

          学校と地域社会をつなぐ「コーディネーター」という仕事(2020年時点仕事紹介)

          読んでいただいてありがとうございます。 学校と地域社会をつなぐコーディネーターをしています、奥田麻依子です。 正確に言うと、今は現場でコーディネーターとして働いているのではなく、県や国としての仕組みづくりに関わっているのですが、学校と地域社会をつなぐことで、一人ひとりにとってのいい関係・いい学びをつくっていきたいという思いは変わりません。気持ちはずっとコーディネーターです。 いろいろな分野でコーディネーターという仕事がありますが、学校と地域社会をつなぐコーディネーターはま

          学校と地域社会をつなぐ「コーディネーター」という仕事(2020年時点仕事紹介)