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ウェルビーイング×学びの探究

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学びの場がどうウェルビーイングであれるのか。一人ひとりのウェルビーイング、地域社会のウェルビーイングを学びを通してどう実現していけるのか。 そんな探究の記録をまとめてみます。
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ブータンとも協働して、持続可能な幸せをつくる学びの探究を続けています

一人ひとりと地域社会の持続可能な幸せをつくるために必要な学び・教育とはどのようなものでしょうか。 この問いを探究するべく、私達は、2022年1月から、JICAの草の根技術協力(地方自治体提案事業)として、海士町と共に、ブータンで持続可能な幸せのためのPBL(Project Based Learning;プロジェクト型学習)を共創するプロジェクトを開始しました。 日本とブータン、それぞれの知見をつなぎ、これからの教育を共に創っていく。持続可能な幸せは自分だけでなく周りも、今

自分のやりたい「勉強」をシェアすることで生まれる小さな変化

あなたは、目の前の仕事や生活に追われて、本当はやりたいことをいったん脇に置いてしまうことはありませんか? いつかやろうと思っているうちに、やりたい気持ち自体を忘れてしまうこともあったかもしれません。 そんな方に紹介したいのが、「グリーンズの学校」編集長でもある兼松佳宏(かねまつ・よしひろ)さんの提案する「スタディ・リトリートのリズム」(以下、「スタディ・リトリート」)です。 早朝に勉強する習慣をつくる「スタディ・リトリート」を半年続けてみて「スタディ・リトリート」は「みん

【レポート】北大コンパスプロジェクト~ウェルビーイングの探究は対話から始める~

まだ上手く説明できないウェルビーイングという言葉最近、メディアでもよく見聞きする「ウェルビーイング」という言葉。 英語(Well-being)をそのまま訳せば「良いあり方」。 WHO(世界保健機関)の憲章草案で用いられた「身体的、精神的、社会的に良好な状態にあること」と説明されることもあれば、これまで「幸せ」と言っていたものと置き換えるように使っている場面も多いかもしれません。 皆さんも、環境が大きく変化する中で、ウェルビーイングという言葉は使わなくても、自分の心地よい暮ら

2つのオンライン合宿からこれからの学びを考えた~覚書き~

はじめての家で1人のゴールデンウィークゴールデンウィークは、ほぼ毎年、どこかに出かけていたと思う。 一人だったり、誰かとだったりはいろいろだけれど、何かしらの新しい人・場所・もの・こととの出会いがある期間だった。 ところが、今年は外出自粛が呼びかけられる状況の中で、4月上旬時点で予定していた旅行も中止になり、家で一人過ごすことになった。 1か月前にして、5日間の予定は白紙。このままじゃ寂しいし、だらだらしすぎて終わった時に何してたんだろうと後悔するんじゃないか。そんな気持ちで