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日日自炊自足【休みの食事 と 休みのこと】

夫なし。子は独立。
自炊の習慣で自分の必要をみたす、50代ひとり暮らし。
アレルギー対策に 油をやめ(家にある油はラー油のみ)、お肉、乳製品、卵、小麦粉、お米や砂糖をなるべく減らした(い)食生活。

「家族のためのご飯」を卒業した献立の記録 と 自分を観察する日記。

わたしは都内の小さな会社に勤めている。
本社社内には社長(前社長亡き後、奥さんが社長になった)、わたしより年下の専務(社長の娘婿)、わたし含め2人の事務員がいて、そこに朝昼夕の短時間だけ戻ってくる営業の男性がいる。
他県には営業所兼工場があり、そちらは本社の5倍ほどの社員がいるが、あまり接点はない。
本社の事務員である「Dさん」にはお子さんが2人いて、現在9:30~16:00までの時短勤務。

木曜日の就業時間が迫るころ、社長とふたりになった社内で「ibitsuさんはどう?」と声をかけられた。
同僚「Dさん」の時短勤務についてである。
入社当時彼女には子供が1人いた。その子は今中学生。
その後産休育休を取得し出産した子は、今年小学2年生になる。
小さな会社で産休育休を取得したのは彼女が初めて。
社長夫婦(彼女が入社した当時、前社長は健在だった)は「Dさん」入社前「もしも彼女に2人目ができたら次の人を探せばいい。」と言って採用した。そういう感覚の会社だった。(本人には言っていない。)

が、彼女は数年勤めた後に妊娠すると、産休を希望した。
社長夫婦は驚いたと思う。制度を知らなかった故、正直に言えばわたしも驚いた。
この小さな会社で・・か・・。
産休中の人員は短期限定で募集するも応募がないまま「Dさん」は産休に突入した。
そんな理由でしばらくわたしはワンオペ。もちろん休めない。その後正社員募集に切り替え採用した人には、わたしが仕事を教え、その間も休むことができなかった。
「Dさん」が戻ると当然2人の事務員は3人になった。
育休明けの「Dさん」は、正社員のまま10:00~16:00の時短で働き始めた。
事務員が3人になったので問題はなかった。
その後、保育園後半で9:30~16:30勤務になったものの、お子さんの精神状態云々という理由で現在の9:30~16:00勤務になっている。
その間にもう1人の同僚さんは退職。

もともと事務員はふたりだったので、会社とわたしで相談の上人員の増員はせずに様子を見て、無理があれば募集をかけようということになり、1年がたっている。

の、件についての「ibitsuさんはどう?」である。
「Dさん、お子さんが不安定でっていう話だったけど、もう2年生になるし・・そろそろ・・ねぇ?」
それわたしに言う?
実は工場の事務員も現在1人が育休中で、今月保育園の合否がわかることになっている。

そもしもわたしは産休も育休もとっていないので、制度やら権利やらのことがさっぱりわからない。
それでもわたしにはまだ「Dさん」と同じ子育て経験があったり、子どもを育てながら働いてきたので
もやもやだけでなく応援の気持ちもある。
「Dさん」は産休や育休でわたしに負担をかけている、という気持ちもこちらが恐縮するくらい持ってくれているし、そういう姿を見てわたしもこれまで助けてくれた同僚や先輩方への感謝の気持ちを感じたりする。
が、工場で産休育休をとっている彼女の同僚は皆独身で子供がおらず「彼女を辞めさせてほしい。」と社長に言ってきた経緯がある。

その気持ちは全く分からない、こともない。
独身時代のわたしは、子供を理由に商談をキャンセルする取引先に何度も腹を立てた。
工場の人たちは、彼女が産休に入ってから半休しか取れていない。
それは会社側の対策がないからなのか、それとも意地になっているのか。

「Dさん」の産休や育休、その後の時短勤務について
わたしは「Dさん」からの情報しか受け取っていない。
会社からはほぼ何の説明もないし、こちらの意向も聞かれることがない。
どこもそんなもの?
社長は「何でも言ってくださいね」とか「わたしも手伝いますから」とは言うけれど、社長に「手伝って」とは言えないし、多少してくれてもそれははじめて洗濯物を干した夫・・みたいな感じで、結局二度手間になったりしている。が、それでも「ありがとう」と言わざるを得ない新たなストレスを生む。
社長の「なんでも」は、愚痴を聞くくらいのことであって、問題の解決ということではないのだ。

「ibitsuさんはどう?」と聞かれたときわたしは
真っ先に「期待してないです。」と答えた。
それは「Dさん」にもだけど、主には会社に。
今まで「Dさん」と会社が話し合って、その答えを「Dさん」から聞くだけで、それがいつまでの話なのか正当なことなのか
そういうことはわたしには全く知らされない。
子供のことなのできっちりと枠を設けられないとか、変則的になることは仕方がないことだとは思うけれど・・
「それにしても」と思うことはある。

それに、10年一緒に働いてきた「Dさん」とわたしは、仕事上ほぼ「ツーカー」で「あうん」だ。仕事上の凸凹がはまり、互いに得意分野が違ってちょうど良い。気を遣ってくれているのかもしれないけれど、話も合う。
だからこそ前向きな「期待しない」という対策を立てることにした。
(とはいえ試行錯誤はした上で、今ここに落ち着いた、という感じ。)
でも、会社がそれに甘え続けるのはどうなんだ?とは思っている。
一言もの申したいのは、会社のやり方や、制度の甘さなのほうなのである。

不満の芽が出るのは、不安の種からだ。
不安は「知らない分からない」から生まれる。
だから「会社の規定があるのであれば知りたいです。」と言ったが、そういうものはないそうだ。

うん、知っているけど言ってみた。
わたしは一体、何をどう答えればよかったのだ。



※タイトルから読んでくださった方、まったく休日の話ではなくてごめんなさい。




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