見出し画像

日日自炊自足【休みの食事 と 休みのこと】

夫なし。子は独立。
自炊の習慣で自分の必要をみたす、50代ひとり暮らし。
アレルギー対策に 油をやめ(家にある油はラー油のみ)、お肉、乳製品、卵、小麦粉、お米や砂糖をなるべく減らした(い)食生活。

「家族のためのご飯」を卒業した献立の記録 と 自分を観察する日記。

先週の真ん中あたりから、金曜日の仕事帰りにヘアカットと回転寿司に行こうと決めていた。
もう5年くらい通っている、職場近くの「1000円カット」
こういう店に初めて入ったのは10数年前。
当時はまだ離婚前。原因不明のめまいで、2週間ほど横になって過ごしていた。
元夫に「そろそろ」だったか「いつまで」だったか、そんなようなことを言われて

「それもそうか」と起き上がり、徐々に身体を動かし始めた頃に気分転換も兼ねて美容院へ行くと、シャンプー台から起き上がった時にめまいで立ち上がれなくなってしまった。
(元)夫は実家の家業を継いでいて、家の隣の作業場にいたため、電話をして迎えに来てもらった。
それで美容院のシャンプー台が怖くなって、洗い流しのない「1000円カット」に行くようになり、それが定着した。

「1000円カット」と書いたものの、実はそれより安い。
わたしはいつも決まった女性を指名している。
指名料は100円。それでも1000円より安い。この5年値上げもない。
女性はわたしより少し年上で、旦那さんとふたり暮らし。
休みがあると1人でも2人でも旅行に行く。
一ヶ月待たずに店に足を運ぶと、天気の話のあとに「どこか行きましたか?」と聞くのが恒例になり、先月は九州に行ったとスマホの写真も見せてくれた。

彼女を指名する客は多く、「彼女待ちの札」を持っている人が後ろに見えるとこんなやりとりにヒヤヒヤしてしまうが、彼女はあまり気にしない様子。それで今回は日比谷シネマフェスティバル2023 というイベントに出掛けて、映画を観たと教えてくれた。

一人旅はいつもバス旅。
バス会社のサイトをマメにチェックして、安いとすぐ申し込んじゃうと言っていた。
バス旅行の肝は「バスに乗る前、駅で必ずトイレに行くこと!」だそうだ。
「1000円カット」でこんなにおしゃべりするようになるとは思わなかった。

店を出て駅に向かう途中の観光地でもある繁華街。その中にあるチェーンの回転寿司店に入る。受け付け待合は地下なので、中に入ってみないとどのくらい混んでいるのかが分からない
受付の機械で「ひとり」「テーブルでもカウンターでも」を選んでタッチする。
と即「お呼び出しの順番前後します」というアナウンスが入り、わたしの受付番号と席番号「14-2」がモニターに表示される。
誰に案内されることもなく着席し、タッチパネルで注文する。

以前来た時の透明な仕切りはもうなくて、ただそれがなくなっただけなのに、隣の人がより近くなったように感じる。
唐揚げとデザートも食べて、タッチパネルで注文数を確認して、無人のレジで会計して店を出た。

土曜日は午後からジムの面談に予約を入れていたので、それまで家でのんびり過ごした。洗濯や掃除、それにいくつかのドラマを観たり、ウクレレを弾いた。
昼はオニオングラタンスープを作ろうと思ったけれど、どの器ならオーブンにかけていいのか・・分からずにいた。

「そうだ。峠の釜めし!」
以前お土産にもらった峠の釜めし。その容器を土鍋として使っている。
米1合を炊くこと以外に使ってこなかったけれど、調べてみるとオーブンもいけるよう。

フライパンで玉ねぎをバターでじっくり炒めたものを釜めしの容器に移しスープを作り、パンとチーズをのせてオーブンで加熱した。
そうだそうだ、この鍋?器?もっと使えるんだ。
翌朝はこれでコーンバターを作って食べた。

予約時間にジムへ向かう。
これまでのメニューに新しいメニューをいくつか足して、うまく動かせるようになったメニューは外す。
その後トレーナーさんと一緒に身体を動かして解散。
先週「そろそろ飲み納め」と書いたコーヒーフロートを飲みながら読書。

日曜日はお気に入りの喫茶店でランチを食べようと決めていた。
店に入ると一人客が2人。
空いてるテーブル3つには、器やカップが置きっぱなしになっていた。

「窓際の席にどうぞ」と言われたそのテーブルも、片付けが間に合っていない。
あまり器用には見えない女性店主は、なかなかテーブルにやってこず、席にはメニューもない。
こういう店だと分かっているから、本を読みながらじっと待つ。
しばらくたって他の客に料理が出されると、水とおしぼりを持ってわたしの席にやってきて「今日はメニューがないので口で言いますね」と言うのでちょっと笑ってしまった。
そしていくつかのメニューを言ってまたすぐカウンターの向こうへ消えた。

結局いつもと同じ「耳付サンドイッチ」とホットコーヒー。
それに食後にコーヒーゼリーを食べた。
店は客がひとり出るとまたひとりやってきて、わたしが店を出るまで全てのテーブルが片付くことはなかった。食器洗いをしてあげたいくらいだった。

立ち上がると明らかに身体が重かった。
「でも、食欲の秋だからなー」と言い訳しながら家に帰った。
その後図書館へ行って予約本を受け取り帰宅。
漬物用に大根を切って干して、月曜日からのお弁当用にスープを仕込み、夕食は軽めに・・作ったスープと納豆ご飯で済ませた。




この記事が参加している募集

習慣にしていること

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?