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生存記録

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感謝の反対は当たり前。毎日生まれ変わったように生きる。と、神様はおっしゃいました。
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2023年8月の記事一覧

わたしも、あなたも、何者でもないよ

わたしも、あなたも、何者でもないよ

生きたいわけでも死にたいわけでもない。ただ、生きている。

生きる意味を探しても答えは永遠に見つからない。というか「答え」などない。
でも考えるに値すると思う。

何故。

意識はコントロールできないということ。
今日食べたいものと明日食べたいものが違うように、夜食べようと思ってたものに対していざ夜になると食欲が湧かなくなるように私達はその変化を予測することはできない。

意識は水のように流動的で

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夜明け前5時

夜明け前5時

数ヶ月振りに外へ繋がるドアを開けると涼しく感じた午前5時。
いくら猛暑といえどもさすがに8月も終わりかけているからだろう。
前日の雨の影響もあって空は6割方どんよりした雲で覆われている。東の空は雲の合間から朝焼けが覗く。空が白んできた。
明るくなり始めようとしている街をいまだに照らす街灯がそろそろ場違いに感じられる頃、一見日暮れ前にもみえるこの瞬間、纏う空気を私は案外好きだ。

どれだけ都会に居た

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もう、どうしようもなく

もう、どうしようもなく

どうしてこんなにも生きるのが下手くそなんでしょうか。
年をとり、色んな場所へ行き、色んな本や作品に触れ、色んな人と話し、経験したものが増えるにつれて「やりたいこと」が不明確になっていくような感じがします。
正確にはやりたいことがたくさんあるのに、年齢や経歴や住環境などといった自分を取り巻く環境の影響を受けて「できない」と判断したことがたくさん生じて何をしたらいいのか分からない、といったところでしょ

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二度とない日々の中で変わらないもの

二度とない日々の中で変わらないもの

18歳の時から毎年冬と夏に地元へ帰省する。その時必ず連絡をして会う人がいる。7年間、私が留学していた1年間を除いて、年に2回必ず会う。

今でこそ初対面の人ともそれなりに会話できるまでに成長し、たくさんの人と繋がりを持てるようになった。しかし、子供の頃の私は人見知りが激しく、交友関係は片手で収まる程度の、それに加えて進学と同時に関係が疎遠になってしまうような細々としたものだった。

その中で彼女だ

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分からないまま生きる

分からないまま生きる

※センシティブな内容ですので閲覧は自己責任でお願いします。

「生きる」というものがよく分からない。
恋人や家族、友達と会ったり話したり交流する時間は楽しいし、好きだ。
でも、1人でいる時、家までの帰り道を歩いている時、作業している時、頭の片隅でずっと「今行っている行為やこれからする選択に意味はあるのか」と考えている。
今の環境を、他者との関係性を、己の存在までをも否定するもう1人の自分が常に内在

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