Dean Bashitaka

英語教員【TOEIC990/IELTS8.0(スキル別最高値:L9.0 R8.5 W7…

Dean Bashitaka

英語教員【TOEIC990/IELTS8.0(スキル別最高値:L9.0 R8.5 W7.5 S7.5)/英検1級】 新年度に何か始めたいという安易な気持ちでNOTEのアカウントを作成。自身の英語学習(教育)と、研究、プログラミング学習の記録をここに記します。

最近の記事

思い込みは良い方向にだけ

最後に記事を書いたのは4月後半のようで、気づけばそれから一月近くが経とうとしている。このようなとき、「やはり自分にはブログなんて向いていないんだ」などと思う必要はなく、何事もなかったように再開するのがよい。そもそも「ブログに向いている人」というのも自身が作り上げた虚像であり、ブログに向き不向きがあるというのも勝手な思い込みである。 人間は思い込みに左右されて一生を過ごす。一つの好例が「理系・文系」という考え方である。学校教育において、どちらかといえば国語や社会が得意、あるい

    • スピーキング力は戦場で最も伸びる

      どうすれば英語力が伸びるのかについては、あらゆる角度から語り尽くされた話題である。したがって、ここに記すことにも目新しさはないだろう。しかし、あえて自身の経験を文章として残しておきたい。 まず、「英語力」というのは曖昧な言葉だが、本稿では英語のスピーキング能力について話したい。スピーキングは日本のようなEFL(English as a Foreign Language = 英語が外国語である)環境において伸ばすのが最も難しいスキルの一つである。最近であればオンライン英会話の

      • IELTSリーディング(ヘディング問題編)

        IELTSリーディングセクションのヘディング問題がどうしてもできないという悩みを持つ人から相談があった。ヘディング(heading)とは英語で「(記事などの)見出し」という意味で、各パラグラフに適切な見出しを選ぶ問題である。相談者の方はパラグラフの概要を掴むのが苦手で、どうしても正しいヘディングが選べないという。 実を言うと、このIELTSのヘディング問題において、概要を掴む必要がある問題はほとんどない。確かにパラグラフ全体を読み概要を掴んでパッと正答を選べればそれに越した

        • 新しいことを勉強して学ぶ喜びを思い出そう

          英語を第二言語として学ぶ者にとって、英語の勉強に終わりはない。どんなレベルの本でも読めば知らない単語や表現はいくらでも出てくる。先日も基本的な単語の発音の強勢(強く読む部分。よくアクセントと言われるが、英語では普通stressと言う)の位置を勘違いして覚えていたことに気がついた。学びはどこまでも続いていく。 とはいえ、一応それなりのレベルには到達した。イギリスの大学院を修了し、TOEICでも英検でも上限のスコアに到達した(IELTSではまだ満点が取れていないが、趣味で受ける

        思い込みは良い方向にだけ

          毎日勉強は本当によいのか?

          Rを勉強し始めてからPythonの勉強が疎かになっている。いくつもの勉強を同時にコツコツやるのは苦手である。そもそも一つのことだけでもコツコツできるタイプではない。 TOEIC満点や英検1級などの語学資格も、コツコツ勉強したわけではなく、短期集中型で達成した。普段意識的に英語を勉強する習慣はないが、受験日の4週間前くらいになるとエンジンが非常にゆっくりとかかり始める。例えば、リーディングセクションの文法問題など、取り組みやすいものに着手する。普段勉強していないので試験勉強的

          毎日勉強は本当によいのか?

          何をしているかわからなくてもよい

          Pythonに引き続き、Rという統計分析ソフトの使い方も勉強し始めた。Rを使うには「R言語」というプログラミング言語を学ぶ必要があり、SPSSのように数値を入れればいいという訳ではないため難しく感じるが、無料で高度な分析ができ、慣れればかなり便利である(らしい)。欧米の応用言語学分野の研究者にとっては基礎教養のようなものであるらしい。 このRを勉強するために、Udemy(ユーデミー)というオンラインのオンデマンド動画講座を購入した。動画で何をすればいいか手取り足取り説明して

          何をしているかわからなくてもよい

          Python1年生

          Python1年生という本を買ってついにプログラミング言語の勉強を始めた。オンライン講座のサブスクリプションをする予定だったが、教科書も必要と思い購入したものだが、読み進めてみると基礎の基礎はこれでなんとかなりそうである。Pythonのダウンロード方法から手取り足取り教えてくれる本で、これ以上わかりやすく書けないというくらい初心者向けに書かれている(実際に他の本と比べたわけではないが)。 新しく何かを勉強したい、あるいは基礎から復習したい場合は、とことん易しい教科書を使用す

          ベーシック応用言語学

          昨日、note登録以来の連続記事投稿記録が6日目にして途切れた。しかし、たいしたことではない。毎日継続的に勉強をしていた人が、なんらかの理由で2、3日休んでしまったことをきっかけに、その勉強をやめてしまうことしばしばある。これは完璧主義の典型であろう。2、3日だろうが、2、3週間だろうが、休んでしまった後に何事もなかったかのようにまた始めればよい。完璧主義は勉強の敵と心得たい。 さて、私は本日、石川慎一郎先生の「ベーシック応用言語学」という本を読了した。どんどんページをめく

          ベーシック応用言語学

          (英)文を読むときに大切なこと

          昨日と似た内容になるが、英文を読むのが苦手という人は多い。そもそも自分の母語で書かれた文であっても、書かれていることを全て理解するのは難しい。ただ、母語だから一つ一つの単語や統語に馴染みがあり、なんとなくわかっているような気になっているだけで、実際には内容がさっぱり頭に入ってこないという経験は誰でもあるはずだ。これが英語となると言語面と内容面の両方での知識や理解力が求められるため、一層負担が重く、「英文を読むのが苦手」と感じ、本を閉じてしまう。 読むのを途中で投げ出さないた

          (英)文を読むときに大切なこと

          英文は誰でも読める

          英文が読めない、英文を読むのが苦手、という人がいる。文を読むとは、書かれた文字の上に順番に視線を移動させていくという行為である。したがって、文字を見るのに十分な視力を持っている限り、文が読めないということはない。問題は、読んで「理解する」という段階である。文字が目に入ってきても、文中に知らない単語がいくつもあったり、単語が概ねわかっても文の構造が理解できなかったりすると、「読めない」と感じてしまう。正直、単語の方は感覚的にいって少なくとも全体の85%くらいは知っていないと文全

          英文は誰でも読める

          1日1単語

          書き始めて3日目。できれば毎日何かしら学んだことを書きたいが、書く時間が取れなかったり、そもそも書くことがなかったりすることもあると思う。しかし、本当に5分も時間が取れない日や、何も新しいことに出会わない日というのはないのではなかろうか。例えば、今日は本を読んでいて、conversantという単語に出会った。be conversant with 〜の形で、「〜に詳しい」などの意味で使う。英語の教員ながらこの単語は知らなかった。こんなことは日常的にある。そうした学びを一日一行書

          学習で挫折しないためには

          昨日からPythonの学習を始める宣言をした。何から手をつけたらいいかわからないため、どうやって学習するかを調べることにした。学び方を調べることそれ自体が学習の一部である。そもそも、Pythonで何ができるのか、何をしたいのかが自分でもよくわかっていない。語学試験のようなわかりやすい目標がある学習であれば、とりあえず教科書や問題集を買ってみるというのでもいいだろうが、今回は試験を目指すわけではない。 ありがたいことに、YouTubeにはPython学習のロードマップを説明し

          学習で挫折しないためには

          第二言語能力とプログラミング言語能力の間に相関はあるのか?

          今日からプログラミング言語(programming language)のPythonを学び始めることに決めた。Pythonは第二言語教育研究に活用できると聞いていたため、いつかやらねばならないと多少の情報は集めていたが、新年度を機に、ついに本格的に実行に移すことにした。 ただ、プログラミングのことは全くわからない。そのため、どのような場面で、どのように活用可能なのか想像もつかない。第二言語教育分野の論文を読んでも「この実験はPythonを用いて行いました」のようなことが書い

          第二言語能力とプログラミング言語能力の間に相関はあるのか?