毎日勉強は本当によいのか?

Rを勉強し始めてからPythonの勉強が疎かになっている。いくつもの勉強を同時にコツコツやるのは苦手である。そもそも一つのことだけでもコツコツできるタイプではない。

TOEIC満点や英検1級などの語学資格も、コツコツ勉強したわけではなく、短期集中型で達成した。普段意識的に英語を勉強する習慣はないが、受験日の4週間前くらいになるとエンジンが非常にゆっくりとかかり始める。例えば、リーディングセクションの文法問題など、取り組みやすいものに着手する。普段勉強していないので試験勉強的体力が続かず、初日はそれで終了。次の日、Part 6に取り組み、問題数が少なく余力があるためPart 7へと突入する。 似たような問題を50題以上やる集中力はこの段階では出来上がっておらず、途中までやってその日の勉強を終える。さらに翌日、残っている部分を解き終える。このような感じで、75分が制限時間の問題に3日間を要するほどノロノロとしたスタートである。

徐々にリーディング、リスニング各セクションを丸ごと解き切る集中力ができ、ようやくトップスピードに乗り始めるのはテスト2週間前くらいだ。この時期になるときっちり時間を計って全てのパートを通しで行えるようになっている。それを1日に2、3回することもある。完全に身体がTOEICモードになっており、食事をしていても早くTOEICの勉強をしたいというくらい勉強中毒になっている。そして試験がひとたび終わると蛙化現象のごとく、急にTOEIC熱が冷め、試験のための勉強に興味がなくなる。このクールダウン期間は数ヶ月、あるいは年単位で続く。何かの拍子に再度TOEICを受けることになった際に、また上記のスロースタートからの一連の短期集中勉強を繰り返す。何回かこれを繰り返すうちに、満点が取れるようになっていた。日常的にコツコツ勉強はしていない。ただし、クールダウン期間には自分の好きな英語の記事を読んだり、洋画を見たりはしていた。

筋トレにおける超回復のように、勉強も一度しっかり休んでから、休んだことにより抜け落ちた知識をもう一度思い出しながら勉強すると、より記憶に定着するような部分があるのではないだろうか。あくまでも(経験的)自説である。毎日試験前のようなインテンシティで勉強できたらそれがよいのかもしれないけど、できないものは仕方ない。

RとPythonも毎日コツコツではなく、一定期間にどちらかの学習インテンシティを高め、そのクールダウン期間にもう一方を集中的にやるなど、交互に学習する方が自分にとっては効率が良いかもしれない。


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