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第二言語能力とプログラミング言語能力の間に相関はあるのか?

今日からプログラミング言語(programming language)のPythonを学び始めることに決めた。Pythonは第二言語教育研究に活用できると聞いていたため、いつかやらねばならないと多少の情報は集めていたが、新年度を機に、ついに本格的に実行に移すことにした。

ただ、プログラミングのことは全くわからない。そのため、どのような場面で、どのように活用可能なのか想像もつかない。第二言語教育分野の論文を読んでも「この実験はPythonを用いて行いました」のようなことが書いてあるわけでもないので、謎は深まるばかりである(読んでいる論文の量が少ないだけでどこかに書いてあるのかもしれない)。そういえば、Mizumoto & Eguchi (2023)というChatGPTを使った自動採点の論文ではPythonを使っている。しかしこれ以外にあまりPythonとはっきり明言している論文を見たことはない(そんなに読んでいないので、書いてあるのかもしれない。自信なし)。Pythonは主役ではなく、統計分析手法のようにさりげなく名前を出すものなのだろうか?

なお、アメリカの応用言語学系の博士課程では母語のほかに第二言語の能力を有していることを学生に求めることが一般的であるようだが、スペイン語や中国語などのいわゆる自然言語(natural language)だけでなく、Pythonなどのプログラミング言語能力を第二言語能力として認めている場合もある。

そこで気になるのが、第二言語能力や母語能力と、プログラミング言語能力(あるいは適性など)との間の相関である。一般に、母語能力と第二言語能力の相関は高いなど、個人の持つ異なる言語能力間の相関は高い。これがもし第二言語能力とプログラミング言語能力にも当てはまる場合、第二言語学習の達人はプログラミングも得意になれる可能性がある。

私はこれまでTOEIC990、英検1級、IELTS8.0など、ほとんど留学経験がないまま英語学習でそれなりの成果(点数という基準において)を挙げてきた。英語教員でもある。プログラミング言語(Python)はどうだろうか?これまでの言語学習の経験をプログラミング言語学習に活用することができるのだろうか?

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