みんなに知ってほしいこと
いきなりですが、皆さんはデフ(聴覚障害を持っている人)に対して、どのようなイメージを持っていますか?
「大変そう」、「どのように接したらいいんだろう」、「どのくらい聞こえるんだろう」など色々あると思います。
まず聴覚障害とは、耳が聞こえにくい・音が聞こえない状態のことを言います。 ただ、聴覚障害の人全員が聞こえないわけではありません。補聴器をつければ少し聞こえる人、生まれたときから聞こえない人、途中で聞こえなくなった人、全く聞こえない人などその状況や、状態は様々です。
聴覚障害には伝音性難聴・混合性難聴・感音性難聴の3つの種類があります。
〜それぞれの特徴〜
伝音性難聴…音の伝わり方が十分ではないが、補聴器の活用などで普通に会話できることが多い。
感音性難聴…音が歪んだり、響いたりするので単に音を大きくするだけでは聞き間違えが多くなり、「言葉」として伝わりにくい。
混合性難聴…伝音性難聴と感音性難聴の両方の症状が多い。
ちなみに私は、感音性難聴です。
では、デフの人は普段の日常生活でどのような悩みを抱えているのでしょうか。
まずデフの人が、一番悩むのは情報伝達の難しさです。特に今のコロナの時期は、マスクをしているので口元が見えず、聞こえにくいことが多いです。
なので、友達とかと会話している時に話の流れが理解できなかったり、何回も聞き返すのが申し訳なくて、分かったふりをしてしまうことがよくあります。
それが原因で本当は話したいのに人とコミニュケーションを取るのが嫌いになったりするデフの人も多いです。また、聴覚障害は外見だけでは分かりづらいため周りの人に誤解されたり、知らず知らずのうちに当事者を傷つけたりすることが多いです。
実際自分も話しかけられた時に聞こえるのに聞こえないふりをして無視していると勘違いさせてしまったり、滑舌が悪くて馬鹿にされたりすることがありました。
では、デフの人たちに対して聞こえる人たちはどう接したらいいの?
・まずその人がどのような方法(筆談・手話・ゆっくり話す・口元を見える状態など)でコミニュケーションを取って欲しいのかを本人に尋ねる。
聴覚障害のある人たちは、人によって聞こえ方が違います。なのでもしデフの人に対して話すときは、どのような手段がいいのか確認しましょう。
ちなみに、私は口元が見える状態で1対1の状況なら、大体は聞こえます。ただ、周りがうるさい時、マスク越しの会話、遠くからの声、ラジオや放送などの機械音、大人数の中での会話などは聞こえにくいことが多いです。
・分かってあげようという姿勢・いつでも聞き直せる雰囲気を作ってくれるとデフの人たちは、とても話しやすい。
さっきも書いた通りデフの人たちは、何回も聞き返すことに対して相手に申し訳ないと思って分かったふりをすることがよくあります。なので、デフの人たちが話しやすい雰囲気を作ってくれるとありがたいです。
そういった些細な気遣いが聴覚障害の人たちにとって、もっと積極的にコミニュケーションを取りたいという気持ちに繋がっていくと思います。
最後に
今の世の中は、少数派(マイノリティー)の立場の人が生きづらい環境になってきています。そのため、多くの人はマイノリティーの立場の考えに対して無関心で当事者意識を持ってないため、マイノリティーの立場の人がいくら声を挙げても世の中には届きにくい状態が今の社会です。
私は過去に障害者差別や、嫌がらせなどを経験していることもありマイノリティーの立場の人の気持ちがよく分かります。
障害当事者の一人として、私は今の社会を変えたいです。そのためにnoteで自分の思いをこうして皆さんに発信しています。
これが多くの人に伝われば社会は少しずつ変わってくると私は信じています。
これを読んで少しでも共感してくれたり、応援したいなと思ってくれたら、私はとても嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
瀧澤諒斗
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