それでも僕は自己否定で変わってきた

誰の言葉が好きですか

誰が言ったか、というのはいつだって大事です。何を言ったか、なんかよりもよっぽど。
ただ僕が大事にしてるのは僕が僕に何を言ったか、です。一番自分に影響を与えるのは自分が自分にささやく言葉なのではないでしょうか。
思考は現実化する、とはナポレオン・ヒルが言った言葉ですね。「言葉の限界が思考の限界である。そして、言葉が思考になり、やがて行動になる」
どれよりも何よりも僕が変えなきゃいけないのは僕が僕に与える言葉、そう思ってきて、今も変えなきゃと思っていて、まだまだ成長の途上です。瞬間風速的なものでも構わないです。毎日自分の何かが変わればいいな、と期待して言葉で自分を揺さぶりましょう。
あなたの好きな言葉はなんですか。その言葉がそっくりそのままあなた自身なのかもしれません。

ぼくのネガティブなイズム

さて、翻って僕の信条は自己否定です。もしかしたら不幸せなのかもしれません。ちょうど3年前に転機が来ました。その日からなんか変えよう現状を脱したい。そんな言葉に取り憑かれて3年の日。そんな日に綴った感情です。

現状、と書いて筆が止まる。この3年自分の現状に関して言及せんとする時、その句の結びは「に満足せず」とか「打破」とか「の維持に終始してちゃしょうがない」とか「から脱しなきゃ」とか「それでいいのか」とかエトセトラ。今だって、現状の修飾語に「あくまで」とか「所詮」を使おうとしていた。
きっと毎日こんな語彙ばっか使ってたんだなぁ。

なんでこんなこと改まって書いていたかというと、なんとなく現状の自分を言及しようとした時に何パターン言葉を紡ごうとしてみても、全部自己否定にしかならなくて、なんかふと怖いなと思ったからです。

僕はまだ言葉で自分の尻を蹴っ飛ばす幼稚な使い道しかできていません。そういう意味では全くレベルの低い言葉の扱い方なのでしょう。それでも僕を支えてきたのはこの自己否定だと自信を持って言えます。この3年で、浪人を経たものの第一志望の一橋に合格し、ランニングをはじめてハーフマラソンに挑めるようになり、体重は10㎏減って外見も見違える位には変えてきました。

ポジティブなドMでありたい

そんな僕の狂気のような自己否定を添えて終わりたいと思います。これが僕なりの自己愛です。

平常運転だが停滞状態に病みそうだ。
忙殺されない為に取るべき行動は
外的なタスクを減らすことじゃなくて
内的感情をクリアにすること
暇なスケジュールで楽するんじゃなくて
ランニングを絶対入れて脳を軽くすること
睡眠時間を長くするんじゃなくて
短い睡眠時間で済むようにちゃんと疲れること
面倒事をやらずに済むように平穏に、じゃなくて
ハレのイベントでチャレンジすること
失敗を重く捉えて回避するんじゃなくて
気にせず試合数を多くすること
アベレージのキープに勤しむんじゃなくて
でかく当てるタイミングを常に狙う
小さな外れを恐れるんじゃなくて
集団に埋もれることを恐れる
短所の無い人間に長所など無い
長所と短所は絶対値
振れ幅の無い人間に面白味など無い
波乱のある人生でないと幅のある人間にはなれない
ハレを上手くやれないなら
ケも上手くやれない
バランスをとることにエネルギーを使うのではなく
突き抜けてパイを大きくすることにエネルギーを使う
全体の配分に気を遣うんじゃなくて
全体そのものを大きくする
既知の中で日常生活を済ますんじゃなくて
未知の中に視界を開く
同じ角度から何とか気に入ろうと努力するんじゃなく
違う視角を探してお気に入りを見つける
100%の文を書こうと意気込むんじゃなくて
50%から始めてあったまった頃に自然に120%を出す
書くことを決めて書き始めるんじゃなくて
まず大したことないことを書く
面白い事を書こうとして始めるんじゃなくて
適当な思い付きで場をあたためる
その自分を描くより
半歩先の自分を見てやれ
現状の力でどうにかマネジメントするんじゃなくて
スペックを伸ばして解決する
底上げするんじゃなく
2つ3つに絞って全振りする
24hを分割するんじゃなく
24hを24h以上に感じられる経験を選ぶ
集団の競争に振り回されるんじゃなくて
個人行動で振り回す側になれ
内的なものじゃなくて外的に表出するものに投資する
目に見えない優しさなんかで言い訳するな
目に見えるかっこよさに全振りしろ
既知の道具で暴論やるんじゃなくて
知識を増やす
いっつも謝ってんじゃねぇよ
少しは偉くなれ
自分を下げるんじゃねぇよ
相手も自分も尊重しろ
慣れるんじゃなくて
負荷を上げる
ノルマで疲弊するな
好き好んでやれ
リスクをとって自分の背中をぶっ叩く
背水の陣とって自分の背中をぶっ叩く
頭から倒れて身長分進捗させる
安定は停滞の都合の良い言い訳
リスクがあるから、は変化が怖い、の意訳
漫然と受動的に耐えることを選ぶと停滞するから
能動的にスケジュールから飛び出してステータスを上げろ
環境に追従するんじゃなくて
環境の変化に揺さぶられない軸を作れ
瀕死まで追い詰めたら102%になるから積極的にドMになれ
システムに飲まれない為には距離感とれ
形に残るものに投資しろ
消費で終わるな
視点視座角度を変えろただの娯楽からも気づきはある

"自覚的に"ドMになれたら僕はドMでありたい。
"まだ何者にでもなれる"凡人なら僕は凡人がいい。
僕の自己否定は、まだあり得る僕への自己愛なんです。

凡人マインド、それがどうしたというんでしょうか。
努力して高みに登った凡人が描く成功のノウハウは、たぶん9割9分天才のそれより役に立つ、そんな風に思って、そう期待して、
僕は僕を蹴っ飛ばしていきます。
凡人マインドの劣等感、
それでも僕は自己否定で変わってきた。

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