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【資料のココを見てほしい!】2024年3月期決算概況・中期経営計画ポイント解説~当期はサブスク型売上による更なる企業成長への過渡期に~

はじめに
こんにちは!株式会社データ・アプリケーション(東証スタンダード:3848)の経営企画管理本部・経営企画グループです。

今回は、2024年5月13日に公開しました、2024年3月期決算短信に関しまして、当該決算の概況やポイントについてご説明いたします。
また新しく公開しました、中期経営計画(2025年3月期~2027年3月期)についても、改めて見ていただきたいポイントをご説明いたします。

2024年3月期決算・中期経営計画説明会動画と合わせて是非ご覧になってください。


2024年3月期の業績ハイライト

「変革への挑戦」を掲げていた中期経営計画の、最終年度として位置づけられていた前事業年度では、持続的な成長の実現に向け、以下の4つの重点施策を掲げ推進しました。

  • 新規ビジネス:DX実現への挑戦

  • 既存ビジネス:収益の最大化

  • 人材の獲得と育成

  • 企業力強化の取り組み

中期経営計画が開始する直前期(2021年3月期)、及び2023年3月期を比較した前事業年度の業績ハイライトは以下の通りです。

2024年3月期業績ハイライトと、過去事業年度との比較

■リカーリング売上


売上高総額は20億7900万円(前年同期比11.4%増、2021年度3月期実績の約4.5倍)となり、サブスクリプションによる売上が堅調であることを示す結果となりました。リカーリングの売上高は全売上高のうち約7割を占めており、今後も金額・割合ともに増加する見込みです。

■パッケージ売上


売上高総額は8億2100万円(前年同期比33.8%増)となりました。これは大型案件をパッケージ(売り切り)にて受注したこと、想定を上回るバージョンアップ案件を複数受注するなどの一過性の特需が発生したことによる増収であったといえます。

■戦略的投資の実行


当社初のテレビCMをはじめ、メディア上でのタイアップ記事広告や、メディア主催のセミナーに参加するなどの広告宣伝活動により、企業認知度向上に努めました。また、「人材の獲得と育成」のために採用サイトを大幅リニューアルし、「企業力強化の取り組み」として東京ミッドタウン八重洲にオフィスを移転しました。

当期からの中期経営計画(2025年3月期~2027年3月期)について

中期経営計画(2025年3月期~2027年3月期)の要旨

■事業戦略


中期ビジョンとして「個人と組織がともに成長し続けるDIGITAL WORKを実現する」ことを掲げました。DALでは、DX化された新しい働き方を「DIGITAL WORK」と定義し、DIGITAL WORKの実現と企業成長を両立するために、以下3つの柱を設定しました。

  • 事業領域の拡大・開拓

  • 収益安定性の向上

  • 人的資本経営の推進

「事業領域の拡大・開拓」では、市場と製品の2軸で事業戦略を捉え、データ連携市場の拡大やコラボレーション市場への拡大を狙うだけでなく、将来的にM&Aや海外進出も視野に入れています。「収益安定性の向上」では、全売上高に占めるリカーリング売上の比率を向上させることを主な狙いとしています。最後に、「人的資本経営の推進」では、新たな人材の採用・育成をさらに強化するだけでなく、ウェルビーイングの推進も行ってまいります。

■計数計画


前述した事業戦略における業績伸長予想のもと、総売上高33億円、うちリカーリング比率80%という目標数値を設定しました。また、リカーリング売上比率を高めながら売上高の拡大を目指すとともに、企業成長への戦略的投資を推進することから、より収益性を正確に測るため利益指標をEBITDA(EBITDA=営業利益+償却費+株式報酬費用)に変更しました。

■財務方針


資本コストや株価を意識した経営の実現に向け、株主還元の基本方針は変更せず、ROE目標値、配当下限額を新規に設定しました。

(1)資本コストを超えるROEの実現として、2027年3月期目標値は15%以上
(2)株主還元の安定化及び拡大として、財務体質の強化と長期的な企業価値の向上をふまえ、株主資本配当率(DOE)3.5%を目安に長期的・安定的な配当の維持を目指す。

また、25円を配当下限額として、安定した配当を継続実施します。

2025年3月期の位置づけ、業績予想

2025年3月期業績予想 ~中長期的な企業成長のための過渡期~

■業績予想


2025年3月期は売上高26億円、営業利益3億5000万円を見込んでいます。前事業年度に、総額2億円程度となる大型案件のパッケージでの受注、及び、想定を超える複数のバージョンアップ案件の受注という一過性の特需が発生したこと、また、当事業年度は全ライセンスのサブスクリプション化を加速させる過渡期となることから、売上高が減収予定となっています。そして、前事業年度に新しい人材の採用や人材育成に対して積極的な戦略的投資を実施し、人件費等が増加したことで、営業利益に関しても減益予定です。

■中期経営計画における2025年3月期の位置づけ


前述したとおり、当事業年度は前年度比で見ると減収予想となっています。しかし、これは当事業年度が更なる成長への過渡期に重なり、減収は成長ための一時的な痛みにすぎません。今後は、中期経営計画で示した3つの柱、ひいては中期ビジョンを推進・達成することにより、当社の持続的な成長と企業価値向上の実現を目指してまいります。

いかがでしたでしょうか?

データ・アプリケーションは、個人と組織がともに成長し続けるDIGITAL WORKを実現するために、企業をつなげる、データをつなげる、人をつなげる、そしてナレッジ(知識)をつなげる、「つなげる」ために必要な基盤技術「DAL PLATFORM」を提供してまいりますので応援よろしくお願いします!

また、ナレッジをつなげるプラットフォームとして、2024年7月に、チームコラボレーションプラットフォーム「Placul (プラカル)」をクラウドサービスとして発売予定です。こちらも、制作秘話やサービス概要など、noteで書けたらいいなと思っています。

最後に、投資系YouTubeチャンネル「1UP投資部屋」にて、代表取締役社長安原が、島田健一氏、伊藤航氏と対談形式により、今回の2024年3月期決算や中期経営計画(2025年3月期~2027年3月期)、新製品「Placul(プラカル)」などについて、ご説明しています。さらに1UP投資部屋IRnoteでも書き起こしていただいています。是非ご覧ください!

尚、中期経営計画(2025 年 3 月期~2027 年 3 月期)については、引き続きこちらのnoteにて、それぞれ、事業戦略と計数計画及び財務方針について詳しく解説させていただく予定です。

最後までお読みいただきありがとうございました!

※今回のnoteには、将来の業績計画に関する記述が含まれております。こうした記述は、現時点における経済環境や事業方針などの一定の前提に基づき作成しており、潜在的なリスクや不確実性が含まれています。実際の業績は、様々な要因により事業計画とは大きく異なる結果となりえることを予めご承知おき下さい。

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当記事に関するお問い合わせはir@dal.co.jpまでお願いいたします。

(ご留意事項)
本記事は、情報提供のみを目的として作成しており、有価証券の販売の勧誘や購入の勧誘を目的としたものではございません。

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