発達障害だからできなくて当然!と思ったときに考えてみる事とは?
僕は発達障害だから理解しろ?助けろ?
息子が言いました。
「僕は発達障害なんやから、できなくて当然!」
「周囲の理解が足らない、もっと理解しろ~!助けろ~!」
と、ずっと思ってきたけど、ある意味傲慢だったかもしれん...
息子は唯一の友達から言われた言葉をずーッと考えていたようです。
「『発達障害なんやからできない!』て、すぐに決めつけんでもいいやん。」
「ゆっくりでいいから、やってみ。一緒にやろう。」
息子を受け入れてくれる友達
話し方も優しくてゆっくりな友達(Aさんとします)は、息子より3歳年上のお兄さん的存在のようです。
10年ほど前に、趣味の集まりで息子と初めて出会った頃から、
Aさんは息子の発達障害に気づいていたそうです。
歩き方、目線、話し方、思考などで...
以前、気持ちが乱れてどうしようもないとき、息子はAさんにLINEで長文の暴言メッセージを送っていたと言います。
そんな話を母親にするようになったのは嬉しいことです。
それにしても、そんな調子で、よく友達関係が続いたなぁと思いますが、「○○くん(息子のこと)には、良いところがたくさんあるで」とAさんは言ってくれるそうです。母親としては、手を合わせたくなるような気持ちになります。
心からの言葉は息子も受け止める(言い方は大事)
口先だけの言葉なのか?心から思っての言葉なのか?
発達障害当事者は心が純粋なので、感じ取れる人は少なくありません。
「将来ご両親が亡くなってしまった後も困らないように、できることを増やしていこう。だから何でも一緒にやっているんやで!」
先日、息子はAさんからそう言ってもらったと喜んでいました。
信頼できる人からの言葉は、素直に聞こうとします。
それでもできないことはある!
発達の特性から、どう考えてもどう頑張っても、それでもできないことはあるでしょう。息子もそうです。
その場合、どこに連絡して誰に頼るのか、あらかじめ決めておくことが重要です。
白黒思考
頼れる場所、人を決めたうえで気をつけたいことは?
好きか嫌いか
敵か味方か
良いか悪いか
勝つか負けるか
自分一人と周囲
そして
できるかできないか...
どんな事でも、すぐに極端に分けてしまう傾向が息子にあります。
なかなか一筋縄ではいかない強い思考の持ち主です。
「どちらか決めなくてもいいこともあるんだよ~」
ということを、息子の状態を見ながら言い続けています。
心を開いてきた息子
以前は友達に電話する時は自分の部屋に閉じこもり「聞かないでね!」と言っていた息子。最近は私の目の前でも全然平気で電話をするようになりました。
息子との距離感や言葉がけを学んできたお陰だと嬉しく思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
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