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「どうしてパニックになったの?」はNG!たとえ落ち着いてからでも聞かないほうがいい理由とは?発達障がいの対応について

パニックには理由がある

号泣、暴れる、暴言、物を破壊、自傷行為、奇妙な行動、固まってしまう...ひとことでパニックと言っても、その人その人で状況は様々です。

共通していることは、パニックになるには必ず理由があることです。
以下は理由の一部です。

★突然の変化、予期せぬ新しい出来事に対してのストレス
★感覚過敏(聴覚・視覚・嗅覚・触覚)からくるストレス
★自分のこだわり、マイルールからそれたストレス
★つらい場面、イヤな場面のフラッシュバック
★嬉しい、悲しい、頭にくるなど、激しい感情の制御不能



本人にパニックの理由を聞くべきかどうか?

息子(ASDとADHD混合)はパニックになると、まず固まって動けなくなります。その後、壁やドアを蹴ったり椅子を投げたりと、破壊行動を起こしていました。

最近は以前より心の整理ができるようになり、破壊行動はほぼ見られなくなりました。(たまにドアをガ~ン!と閉めたりはしますが(^_^;)

以前は(落ち着いてから)
「なんでああいうことになったの?」と、必ず聞いていました。
理由は知っておくべき、その後の対処法も考えられるし。。。
と、自信をもって思っていましたが、その考えに疑問を持つようになりました。


本人も理由がわからないことが多々ある

パニックには理由があります。
ですが、本人にもその理由がわからない、または正確に言葉にできないことが少なくありません。

何かに激しくストレスを感じたり、感情が抑制できなかったりしているのですが、それを正確に言葉にするのは、非常に難しいことのように思います。
以前、息子に理由を聞いても、答えが二転三転していました。


思い出させることの弊害

ASD(自閉症スペクトラム症)のこだわりなのか、自分の感情が完璧に正確に理解してもらえるまで、私に長時間説明しては言い直し...
結果、私も息子も疲弊してしまっていました。

しかも息子にとって、ちっとも楽しいものではありません。
パニックになったつらい気持ちをわざわざ思い出さされて、言わされているのですから。フラッシュバックしかねない状況に陥ります。


理由を聞くより大切なこと

息子はパニックの後、心身共に疲れ果て、その上、「迷惑をかけてしまった、僕はダメ人間だ!」と、落ち込んでいる場合が多いです。
私に謝ってきます。

もう理由を聞くことはやめました。
それよりも、疲れた心を切り替えてあげる、癒してあげる、出来るだけ楽しい気持ちになれるようにするほうが、はるかに大事だと思います。

ですので、私はパニックについては触れません。
何もなかったように、全く別の話をしていきます。


把握しておくべきこととは?

周囲の者としては、パニックがどんな時に起こるのか、状況とその状態については、十分に観察することが大切です。

愛情をもって観察していけば、本人にわざわざ聞かなくても、ある程度は把握出来ると、私は信じています。
また、完全にわかろうかとする必要はないのです。

発達障がい(正式名:神経発達症)は、状態が多岐にわたっています。
非常に個人差がありますので、十把ひとからげではなく、一人一人の特性をじっくり見極める必要があるでしょう。



ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

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