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今日の発見🔍 誤嚥

うどん県OTのだんです。
日々の臨床現場の中で見つけたことや再確認したことなどをまとめていく「今日の発見🔍」シリーズです。
主に経験則なので、エビデンスなどがあるわけではありませんのであしからず。

誤嚥

今日は左片麻痺の方との発見です。
この方は急性期からPusher現象があり離床に難渋した方で、その後、回復期病棟に転棟された方です。
発症直後から嚥下障害があり、経鼻胃管にて栄養コントロールしていましたが、回復期病棟に転棟する頃には徐々に経口摂取可能になってきていました。
しかし、誤嚥後に肺炎になったとのことでHCUに戻ってきてしまいました・・・。
久しぶりにお会いすると、声量は落ちており、発話明瞭度も低下していました。
もちろん、肺炎により体力等も低下しているからだと思いますが、以前より弱々しくなった印象が・・・。
そこで、頭頸部の評価をしてみると、頸部の非対称性と前面筋群の高緊張が著明になっていました。
そこで、頭頸部のアライメントを修正していくと、徐々に声量と発話明瞭度の改善がみられてきました(頭頸部のアライメント修正については↓から)。

考えてみた

この方はPusher現象を引きずっており、体幹の非対称性も残存していまいた。
回復期病棟でPusher現象は軽減していたそうですが、非対称性は残存していたのでしょうね。
そして、体幹の非対称性は頭頸部に影響を与えます。
そのため、頭頸部も非対称になり高緊張状態に陥っていたのでしょうね。
頭頸部はいろんなところから影響を受けますね。

あらためて勉強です📚

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