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『竜とそばかすの姫』と父親のサムズアップ

先日『竜とそばかすの姫』を見たときに思い起こした父親との思い出があったので、その話を。


映画の中で印象に残った場面。
それは主人公が沈下橋を通るシーン。
CMと佐久間宣行さんのラジオのトークしか情報に入れてなかったので、そこで高知県四万十市が舞台の話なんだと知った。

それとともに、
ここ3年前に父親と行ったなぁと思い出した。
p.s.父親は今も元気


3年前、仕事がひと段落したときに
どこが旅をしたいと思い、
行ったことない四国を回ろうと思い立ち、
それを母親に話したら、お父さんも誘ってみれば?と。
気恥ずかしい気持ちもあったが、母親のその一言で、大人になってから初めての父と息子の男2人旅が実現することになった。


徳島、香川、高知をレンタカーで回る2泊3日の旅。
徳島の渦潮、香川の骨付鳥や讃岐うどん、こんぴらさん、高知のカツオ等々、どれも新鮮だった。
中でも、「山越」というお店の讃岐うどんは絶品で、そこで食べたジャガイモの磯部天は思い出すとよだれが出る。
父親も、あのうどん屋に母を連れてもう一度行きたいと、酔っ払うと今でも話す。


そんな男旅の最終目的地が、
『竜とそばかすの姫』の舞台、
高知県四万十市の四万十川にかかる沈下橋だった。
沈下橋とは、
四万十川が増水した際に、水の抵抗を受けにくくしたり、木や漂流物が橋に引っかからないようにするために、欄干をなくした、とても珍しい橋である。


沈下橋は、この旅で1番盛り上がった。
車で通れる沈下橋もあり、スリル満点。
落ちる落ちる!!ときゃっきゃ騒ぎながら橋を渡った。
吊り橋効果ならぬ沈下橋効果があると思うので、恋に落ちたい男女はぜひ四万十川へ。

そして、この旅でやりたかったけど、ここまで出来なかったことをこの勢いでやった。
それは、父親とツーショットを撮ること。
小っ恥ずかしくて中々言い出せなかったが、沈下橋の盛り上がりを借りて、インカメでツーショットを撮った。
父親はカッコよくサムズアップをキメてくれた。


映画を見終わったあと、父親に電話した。
そしたら、父親は『サマーウォーズ』が好きだと言うことを初めて知った。どこかは知らないけれど、つぎは、サマーウォーズの舞台に旅行かな。


記事をお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、お先に失礼します。

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