マガジンのカバー画像

映画感想

28
主にホラー映画をメインとして、観た映画の感想を書いております。評価というよりは観て純粋に感じた事を綴っております。
運営しているクリエイター

記事一覧

映画感想【樹海村】

映画感想【樹海村】

「呪怨」一度は聞いたことあるだろうこのタイトル。観たことある人はタイトルを見ただけで鳥肌が立つにちがいない。邦ホラーを牽引しているといっても過言ではないこの作品を生み出した、清水崇監督の最新作「樹海村」が2月に公開された。自殺の名所として有名な富士の樹海。ネットの都市伝説で読者をその禍々しい内容から検索してはいけない言葉といわれたコトリバコ。この二つが題材となり今作は誕生した。

あらすじ
それは

もっとみる
映画感想【ペットセメタリー】

映画感想【ペットセメタリー】

家族と田舎に引っ越した医師ルイス。
新居の裏には謎めいた動物の墓地「ペットセメタリー」があった。
ある日飼い猫が事故に遭うと、墓地を越えた奥深くの森で猫を埋葬する。しかし、次の日凶暴に変身した猫が姿を現した。その地は先住民が語り継ぐ秘密の森だった。そして迎えた娘エリーの誕生日、彼女は事故で帰らぬ人に…果たしてルイスのとった行動とは。

リメイク版のペットセメタリーは怖さのボリュームアップがなされて

もっとみる
映画感想【ゾンビランド:ダブルタップ】

映画感想【ゾンビランド:ダブルタップ】

ゾンビが蔓延した世界を舞台に、自ら編み出した「生き残るための32のルール」を実践する引きこもりの青年を描いた人気ゾンビコメディ「ゾンビランド」の10年ぶりとなる続編。爆発的なウィルス感染によって地球上の人類がゾンビと化したなか、コロンバス、タラハシー、ウィチタ、リトルロックの4人は、コロンバスが作り上げたルールに従い、10年にわたってゾンビ社会を生き抜いていた。そして2019年、地球上のゾンビたち

もっとみる
映画感想【BRIGHTBURN】

映画感想【BRIGHTBURN】

子供ができず、ずっと苦しんできたトーリ(エリザベス・バンクス)は、母になる日を夢見ていた。ある日、謎めいた男の赤ちゃんの到来でその夢が実現する。聡明で、才能にあふれ、好奇心旺盛な子供ブランドンは、トーリと夫のカイル(デヴィッド・デンマン)にとってかけがえのない存在となった。しかし、12歳になったブランドン(ジャクソン・A・ダン)中に強烈な闇が現れ、トーリは息子

もっとみる
映画感想【IT the end】

映画感想【IT the end】

前作から27年後を舞台に、ビル、ベバリーら大人になった「ルーザーズ・クラブ」の面々が、再び「それ」と対峙するさまを描く。小さな田舎町で再び連続児童失踪事件が起こり、「COME HOME COME HOME(帰っておいで……)」という、「それ」からの不穏なメッセージが届く。幼少時代に「それ」の恐怖から生き延びたルーザーズ・クラブの仲間たちは、27年前に誓った約束を果たすため、町に戻ることを決意するが

もっとみる
映画感想【血を吸う粘土~派生~】

映画感想【血を吸う粘土~派生~】

カカメによって無残に殺された父・伏見恭三の死を警察から知らされた娘の果林。恭三の遺体は火葬場で焼かれ、果林には遺骨が渡されるが、そこにはカカメの身体の一部が含まれていた。果林は美術作品制作キャンプに参加するが、そこに持ち込まれた恭三の遺骨からカカメが復活し、再び阿鼻叫喚の地獄が繰り広げられる。

恨みを自身の作品に血と一緒に込めて死んだ作家の呪いが人間を襲う作品。
第二弾となった今作もかなりパワー

もっとみる
映画感想【スクールズアウト】

映画感想【スクールズアウト】

名門中等学校で、先生が生徒たちの目の前で教室の窓から身投げする異様な事件が発生した。新たに教師として赴任したピエールは、6人の生徒たちが事態に奇妙なほど無関心なことに気付く。彼らの冷淡で気まぐれな振る舞いに翻弄され、やがて6人がなにか危険なことを企んでいると確信するようになり......。

冒頭いきなり担任教師の飛び降り自殺から始まる衝撃スタートなんですが、何が怖いって生徒達が嫌に落ち着いてるん

もっとみる
映画感想【死体語り】

映画感想【死体語り】

死者と対話することのできる男を主役に描いたブラジル製ホラーミステリー。凶悪犯罪が多発する大都会の死体安置所で、ひとりで夜勤をしているスニーニョは、死者とコミュニケーションをとることができる能力をもっていた。ある時、ある死体からスニーニョ自身にまつわる秘密を明かされたことをきっかけに、スニーニョと彼の家族の身に危険が迫る。

死体と意思疎通が出来るのって結構それはそれで怖いというか、実際会話のシーン

もっとみる
映画感想【ザ・ゴーレム】

映画感想【ザ・ゴーレム】

17世紀中期。疫病によって打撃を受け、侵略者の脅威にさらされるユダヤ系コミュニティに暮らすハンナは、カバラの秘術を使って泥人形に命を与えた"ゴーレム"を生み出す。少年のような外見の"ゴーレム"にハンナは強い結びつきを感じるようになるが、実は彼女の想像をはるかに超えた邪悪で危険な怪物だった!

歴史ホラーというものにあまり触れて来なかったので中々に新鮮な気持ちで観ていました。

このゴーレムという名

もっとみる
映画感想【クロール-凶暴領域-】

映画感想【クロール-凶暴領域-】

大学競泳選手のヘイリーは、疎遠になっていた父が、巨大ハリケーンに襲われた故郷フロリダで連絡が取れなくなっていることを知り、実家へ捜しに戻る。地下で重傷を負い気絶している父を見つけるが、彼女もまた、何モノかによって地下室奥に引きずりこまれ、右足に重傷を負ってしまう―。

「ヒルズハブアイズ」「ハイテンション」のアレクサンドル・アジャ監督の最新作。

どちらの作品も非常に過激な暴力描写が見所で、特に「

もっとみる
映画感想【Welcome To Japan 日の丸ランチボックス】

映画感想【Welcome To Japan 日の丸ランチボックス】

2020年日本では大東亜世界体育大会が行われようとしていた。日本にやってくる様々な国からの不良外国人から日本を守るため極右的組織に育てられた女殺し屋キカに不良外国人抹殺の指令が下る。壮絶な殺しの世界の中で、あるアイドルの少女との出会いによりキカの内部で何かが変わっていく。

「東京残酷警察」「ヘルドライバー」「毒蟲 ミートボールマシン」どれも強烈な世界観と強烈なビジュアル描写でカルト的人気を博し、

もっとみる
映画感想【パペットマスター】

映画感想【パペットマスター】

記念すべき1989年の第一作から、これまで10本以上が制作された、カルト的人気ホラーの『パペット・マスター』シリーズの最新作!30周年記念作品である本作は『悪霊のはらわた』(12)のソニー・ラグーナ、トミー・ウィクランド監督コンビが手掛けたリブート!ある呪文で命が与えられた人形たちがもたらす恐怖の惨劇を、コメディ要素と流血量を盛り込んで描く。脚本を担当したのは『トマホーク ガンマンVS食人族』(1

もっとみる
映画感想【SUMMER OF 84】

映画感想【SUMMER OF 84】

1984年、オレゴン州イプスウィッチ。緑豊かな郊外の住宅街で暮らすデイビーは、エイリアン、幽霊、猟奇犯罪などの記事の収集に余念がない少年だ。
そんな彼の15歳の夏に、近隣の町で同年代の子供たちばかりが狙われる連続殺人事件が発生。その犯人が向かいの家に住む警官マッキーではないかとにらんだデイビーは、親友のイーツ、ウッディ、ファラディとともに独自の捜査を開始する。
はたしてデイビーの推理は正しいのか、

もっとみる
映画感想【生き人形マリア】

映画感想【生き人形マリア】

激しい情念を宿した生き人形が引き起こす惨劇を描くフィリピン製ホラー。バス事故によって愛する娘を失ったフェイス、フリオ、ステラ。心理学者のマノロ博士は、3人の耐え難い悲しみを癒やすため、それぞれの娘の姿に似せた等身大の人形を置いていく。フェイスは亡き娘マリアにそっくりのリアルな人形に強い抵抗感を抱くが、次第に我が子同然の愛情を注ぐようになっていく。マノロ博士の実験は成功したかに見えたが、やがて3人の

もっとみる