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一夜漬けで学年一位の歴史勉強法 問題演習いらずの革新的勉強法!?③年間の学習計画・歴史科目の本質

今回の記事が最終回です。
(1回目と2回目の記事はこちら)



年間の学習計画


 受験生を想定した年間計画を紹介してみます(学力・志望校・勉強時間等で計画は大きく変わってきます。自分に合った計画でやりたい人はホームページから僕の体験授業をお申し込みくださいhttps://daikatsumata54.wixsite.com/dai-katsumata/contact この記事を見て体験授業をお申し込みいただいた方にはこの記事の有料部分をプレゼントいたします)。
 僕の教え方の特徴は「各教科の特性を踏まえた勉強法を教えること」だと思います。勉強法って言うと「隙間時間の活用」みたいなのが多いですけど、僕は英語はこういう教科だからこう勉強しようみたいな提案を大事にしています。

 さて、年間計画ですが、僕は通史を3周するのが理想かなーと思っています。

1周目:大雑把に通史

 まず早い段階でざっくり通史をやりたいです。前に紹介した映像授業や漫画をさーっとやる感じです。2ヶ月以内でできたらいいでしょう。この段階では暗記もまとめも軽めでいいです。全体の雰囲気をつかむことを重視しましょう。ここは速く進めることがポイントです。ゆっくりやるとかえって全体像が見えにくくなるので、まずは速くやって全体像をつかみます。現役生の場合、学校の授業で近現代が後回しになって近現代が弱点になりやすいです。しかし、入試で出題されやすいのは近現代ですし、難易度が高いのも近現代です。ですから、現役生の場合、早い段階で近現代史の大枠を掴むことが大切になってきます。

2周目:丁寧にまとめ+暗記

 2周目は、前回の記事で紹介したまとめノート作り→暗記の作業の繰り返しです。ここは6ヶ月かけていいでしょう。また、完璧に暗記しても時間が経てば徐々に忘れるものです。なので、完璧に暗記する作業を1単元あたり合計3回くらいやるのが理想です。1、2回目は普段の勉強の流れの中か、学校のテスト前や模試の前で行い、3回目を入試直前に設定するといいでしょう。

3周目:総復習+テーマ史

 3周目は総復習です。暗記のやり直しです。2週目までは教科書の順番に沿ってまとめて覚えてというやり方です。このやり方だと、離れた単元間のつながりが見えにくくなるので、そういう問われ方をしたときに点数が下がりがちです。なので、3周目では通常の暗記に加えて、「貨幣の歴史」をまとめて覚えるみたいなことまでできると理想的です。テーマ史対策です。これができれば隙がない状態で入試に臨めると思います。また、文化史は他の単元に比べて気合いで暗記するしかないです。本当は文化史にもつながりがあるのですが、それを理解する手間が膨大なので、気合いで暗記する方が現実的だと思います。なので、文化史は直前期で気合いで頑張る比率が高めでOKです。私立志望であれば、同じように、細かい知識をこの時期に気合いで叩き込むと万全です。


歴史科目の本質(?)

 改めて、歴史の勉強ってどういうものなの?どうすれば覚えられるの?というところを深く考えていきたいと思います。

「流れ」とは何か

 歴史の勉強は「流れ」を意識することが大事だとよく言われます。僕も実際その通りだと思います。でも、よく使われすぎていて何を指すのかはっきりしなくなっている言葉でもあると思います。ということで、「流れ」を意識するとはどういうことかを考えていきましょう。

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