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人生なんて、ほんの誤差。

「お金持ちの家に生まれていたら…」

「もっと仕事ができたら…」

「あと10cm身長が高かったら…」

「目がぱっちり二重だったら…」

僕らはしばしば、〇〇だったら、とか、〜〜してればの話をする。そんなことを、いつも心のどこかで、思っている。

確かに大きな問題なんだと思う。だってそれは「その人の中ではとても大きな問題だから」

そうやって僕らは自分にとっての問題を、どこかから仕入れてきた情報とか、生み出した考え方で、どんどんと作り上げていっている。

けっしてわるいことじゃないと思うんだ。コンプレックスを抱えて、それを克服するために頑張れる人もいるし、そんな自分すら受け入れて、前向きに生きられる人もいる。

でも、僕は思う。

誤差だよな、と。

だってみんな同じ人間で、周りにいるのはだいたい同じ時代を生きている人たちだ。ちょっと生まれた時期が早いか、遅いか。男か、女か。身長が大きいか、小さいか。ほかにもいろいろあるけれど。

大きくは、違わない。そう思えたらどうだろうか?

サルと僕らは99%同じDNAを持っていると言われていて、なんとバナナと僕らもだいたい60%くらい同じらしい。

誤差じゃないか。と思うか、どうか。

これらは極論かもしれないけれど、戻って、人間ならやっぱり大きな差はない。だいたい生まれて、生きて、100年くらい経ったら最期を迎える。

だったら僕は少しの差に憂いていないでさ、自分の人生を自分なりにさ。生きたらいいんだと思うんだよ。

僕らはきっと、もうあと50年も起きていられない

なんでかわからないけれど、生まれて。そのほか何かの動物であったり、植物であったかもしれないのに。僕らは人間で。

そうしてありがたいことに、僕は僕という人格を持っている。

僕は僕だし、あなたはあなたで。

あなたは僕にはなれないけれど、まったく同じく、僕もあなたにはなれない。

あの人に憧れても、あの人はあの人だけで。その人も、そのままその人だ。

そんな人生に、思いを馳せてみる。

生まれて、生きて、最期の時に死ぬ。

みんなだいたい一緒で、そんなだいたい100年間を生きている最中だ。

僕は27歳で。読んでいるあなたは何歳だろう。

あと70年くらいあるらしいね。人によって多少の誤差はあれど、もし歳が上の人なら、もうちゃんとその分生きているわけだし。

うん、やっぱりそうだ。誤差すぎるし、誤差でしかない。

みんな死ぬことを恐れている。死んだらどうしようと思う。

死んだら、どうしよう?

どうしようもない。その時は必ず来るし。考えなくても必ず訪れることを僕らは知っているんだから。

それに僕らはなんとなく死んだ時の状態を知っているんじゃないかなとも思うんだ。

寝ている時が、きっとその時に近いのかもしれない。

よくよく考えてみたらすごい。寝ている時、僕らは何もしていないし、記憶もないのに、ちゃんと生きていて、また目が覚める。そんなことをほぼ永遠に(死ぬまでね)繰り返していく。

だから死んだ時がだいたい寝ている時だと仮定したらさ、僕らは100年くらいしか起きていられないことになる。

死んだら、生きてはいないから。別に生活も、仕事も、何もできなくて。好きな人と一緒にもいられないのかもしれない。

死後の世界があるのかなんて知らないけれど。そこはまあ、死んだらわかるから今は考えなくていいね。

だから僕ならもう50年も起きていられない。だって1日8時間くらい寝ているから、人生のうち3分の1は寝ている。27年も生きてきているけれど、9年間は寝てる。

だとしたら、起きているその間。ちょっとの時間しかないのに、大事な時間のはずなのに、誤差なんかに捉われるのか?と僕は思う。

悩むよりも、もっとよくするため考えられたらいいと思うんだ。

ありきたりかもしれないけれど…

やっぱり人生は長い。けれど、思っているよりもずっと短いね。

気づいたら終わっちゃうのかもしれない。

それもまたいいのかもしれない。

あと何年とか考えず。

あの頃は若かったね、も。まだ若いんだから、も。まだまだ遅くないよ、も。人生これからだよ、も。

なんだっていいと思うんだ。

いいも、わるいも。

生きやすいも、生きづらいも。

ちょっとした誤差でしかない。でもそんな誤差は自分にとっては大きな問題にしてしまっているから、それは大きな問題なわけで、大差になってしまっている。

誤差だよ。長くて、短い人生の中で3つだけ変えられないことがある。

人間であることと、自分であることと、必ず死ぬことだ。

それ以外には何も決まっていない。僕らは時に死ぬ時ですら選ぶことができる。

自由だから。

誤差を大差だと思っているのは自分で。大差を誤差だと思えた瞬間、自分の人生を生きられる。

まずはそれからだ。何を言っても終わってしまう人生を、どれだけいいものにするか。

選ぶのは、誰だ。

僕はこんなふうに、誤差だと思えました。


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