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何者かになりたいあなたへ

「何者かになりたい。」

僕たちは本当にごく自然と心のどこかで『その方がいい…!』と思って生きている。

みんながきっと、何者かになりたがっている。

この想いだけはどんなに押し殺そうとしても、きっとなくならない我執(執着すること、人間の性)なんだと僕は思う。

僕もそうだからだ。

水泳をしていたのも、バスケを頑張ってきたことも、消防士になったのも、ベンチャーに転職したことも、移住したことも、農家や狩猟、先生をしたことも、今こうして代筆屋をやっていることも。

すべてが、ずっと、ずっと何者かになりたいと思って、やっていることだから。

出会いはご縁であり、すべてが有り難いこと

昨日は愛媛県に行きました。会いたいと思った人がいて、愛媛にくると知ったから「今、行きたい」と思って行ったんです。

出会いはすべてご縁であって(すべてがあるから今生きていて、知ることができて、出会うことができる)、有り難いことしかないなと思います。

小野龍光さん。元IT企業経営者で、「17LIVE」や「ジモティー」などにも参画。昨年10月にインドで得度(出家)されたお坊さん。

もう一人は「JQQUEST」こと、世界遺産の京都仁和寺にて得度された浄休さん。小野さんをハレー彗星のごとくインドで出家に導かれた張本人。

僕の前職の社長が小野さんにお会いしてお話ししたと聞き、僕も直接ご本人に連絡をして、ご縁が繋がって、たくさんお話しさせていただきました。

本当に有り難いことだなとつくづく感じます。

何者かに出会って、思うこと

僕たちは何者かになろうとする。

そうして頑張って、でもなれなくて。周りの凄さに圧倒されて、落ち込んだり、悩んだりする。

僕らはそんなふうに何者かになるために、大事な時間を使っているんだと思う。

その思いは、有名になりたいからなのか、承認されたいからなのか。もっと人の役に立ちたいからなのか。なんなのか。本当に人それぞれに違った、でも似通った想いがきっとある。

大きなことを成し遂げていたり、新しいことに挑戦して、いろんな人たちから会いたい人になっている人に会ってみて、何を感じるのかを知りたい。

僕はそんなふうに人に会う。

「僕らは何者かになろうとします。その時に誰かと比べて自分はダメだと落ち込んだり、悩んだりします。この感情はどうすればいいんでしょうか?」

率直な疑問を小野さんに聞いてみた。

「昨日お会いしたそれこそ資産が使いきれないくらいにある70代の経営者の方も、世間で有名でいろんな作品を残している方も、口を揃えて言っています。『自分は何者でもない』と。同じように私もけっして何者でもありません。」

いろんな言葉を伝えていただいて、それらを抽出して、僕なりの言葉にするなら「本当に何者かになっている人は、何者かになろうとしてやっていない。そういう側面は一部として持ち合わせいたとしても、結果自分の好きだったり、やりたいだったり、信じる道をとにかく進んでいて。それから誰かのためになることをただ全力でやっている」ということだった。

何者かに出会って、思うことは、「自分もまた何者でもなく、これからも何者にもならない。何者かになっているのだとしたら、それは誰かのフィルターを通してできている影像でしかない」ということでしかなかった。

人は、きっと器だ

器とか、容れ物なんだとやっぱり僕は思う。

人に憧れることもなく、陶酔することもなく、お陰でもなく、お互い様。

人の器、容れ物を通して、自分を見て、自分と向き合うということなんだ。

人との出会いは、本当にその人に出会った後の自分との出会いなんだ。

だから、余計に有り難いと思える。

出会えなかったら、出会えなかった自分しかいない。

だから何者かになりたいなら

何者かになろうなんて思わないこと。

今できることを全力で。目の前のことをコツコツとやること。

これしかないんだと思う。

何者かになれるかどうかなんて、未来は未だ来ていないからワカラナイ。これまでが何者だったかなんて、過去は過ぎ去ったからカワラナイ。

その結果、もし誰かに求められることがあるのだとしたら、きっとこんなに嬉しいことはないんだと思う。これ以上に有り難いことはないんだと思える。

僕もまだまだだけれど、それでもできている部分もある。全部じゃなくても、少しずつできることがあることを理解している。

何者かにならなくていい。あなたはあなた以外にいないんだから。あなたはあなたなんだから。

自分の信じる道を、きっと届く誰かのために。


何者かになりたいあなたへ

自分を生きようと思う物書きより

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