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Fearless Change パターン21~24 「便乗」「種をまく」「適切な時期」「定期的な連絡」

Fearless Changeとは

 「アイデアを組織に広めるための48のパターン」が収録された書籍です。タイトルの通り、組織に対して恐れ知らずの変化を与えるために必要なことが書かれています。48のパターンそれぞれに概要・使いどころ・使用例などがまとまっています。ナンバリングされていますが、順番に使うものではありません。適切な状況で適切なパターンを使いましょう。

パターン1~20

パターン1~4 「エバンジェリスト」「小さな成功」「ステップバイステップ」「予備調査」
パターン5~8 「ふりかえりの時間」「協力を求める」「ブラウンバッグ・ミーティング」「コネクター」
パターン9~12 「何かを食べながら」「電子フォーラム」「アーリーアダプター」「外部のお墨付き」
パターン13~16 「グループのアイデンティティ」「達人を味方に」「空間を演出する」「イノベーター」
✔ パターン17~20 「やってみる」「感謝を伝える」「次のアクション」「個人的な接触」

パターン21「便乗」

 新しいアイデアを、組織内にある既存の慣習に追加機能として導入しやすくするパターンになります。既存の慣習を新しいものに入れ替えとなると混乱をもたらしますが、既存の慣習の小さな改善として組み込むことで、比較的穏やかに導入することができます。

✔ 協力を求める(6)
✔ 定期的な連絡(24)

パターン22「種をまく」

 新しいアイデアに対する興味をかきたてるために、機会のある時に資料を持っていってそれらを見せるパターンになります。人が集まるイベントで目につくところに新しいアイデアについての資料を見てもらえるところに置きます。信頼度を上げるために著名な貢献者が関わっているのなら目立つように展示しましょう。ただ置いておくのではなく、自分自身が質問に受け答えできるようにしておくといいでしょう。ごく一部の人だけが新しいアイデアに興味を持つだけかもしれませんが、コネクター(8)、アーリーアダプター(11)、達人といった人たちに届く可能性もあります。

✔ 外部のお墨付き(12)
✔ 個人的な接触(20)
✔ ちょうど十分(34)

パターン23「適切な時期」

 タイミングを見計らって、イベントを開催したり、誰かに助けを求めたりするパターンです。繁忙期に新しいアイデアについて時間をとってもらうよりかは閑散期の方が時間をとってもらいやすいでしょう。それに忙しい人は大抵苛立っているものです。繁忙期は把握しておきましょう。イベントを複数回開催するのも一つの手です。

✔ 電子フォーラム(10)
✔ 空間を演出する(15)
✔ ブラウンバッグ・ミーティング(7)
✔ 勉強会(25)
✔ 著名人を招く(27)
✔ 個人的な接触(20)

パターン24「定期的な連絡」

 一度支援を求めたキーパーソンのことを忘れないように、忘れられないようにするために定期的な連絡を行うパターンになります。リマインドを怠らなければ忘れられてしまう可能性があります。積極的に情報を流し続ける方法を見つけましょう。

✔ 外部のお墨付き(12)
✔ 著名人を招く(27)
✔ 謁見(38)
✔ 電子フォーラム(10)
✔ 空間を演出する(15)

ここまでの感想

 種をまく(22)は機会の便乗(21)ですよね。

 定期的な連絡(24)が重要なのは身に染みて分かります。普段連絡とってない人に連絡しようと思うとこちら側も心理的ハードルを感じますから。普段から進捗報告を行っていれば追加の情報やお願いもしやすくなりますね。

 4月から新入社員となったみなさん、報連相が大事と言いますが、それを定期的に行うことで心理的ハードルを下げ、みんなに自分を覚えてもらう手法を取り入れてみてはいかがでしょうか。


😉