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Fearless Change パターン17~20 「やってみる」「感謝を伝える」「次のアクション」「個人的な接触」

Fearless Changeとは

 「アイデアを組織に広めるための48のパターン」が収録された書籍です。タイトルの通り、組織に対して恐れ知らずの変化を与えるために必要なことが書かれています。48のパターンそれぞれに概要・使いどころ・使用例などがまとまっています。ナンバリングされていますが、順番に使うものではありません。適切な状況で適切なパターンを使いましょう。

パターン1~16

パターン1~4 「エバンジェリスト」「小さな成功」「ステップバイステップ」「予備調査」
パターン5~8 「ふりかえりの時間」「協力を求める」「ブラウンバッグ・ミーティング」「コネクター」
パターン9~12 「何かを食べながら」「電子フォーラム」「アーリーアダプター」「外部のお墨付き」
パターン13~16 「グループのアイデンティティ」「達人を味方に」「空間を演出する」「イノベーター」

パターン17「やってみる」

 英語でのパターン名は "Just Do It" です。あのグリーンバックの前でこれを叫んでる男性の動画知ってます? あの人シャイア・ラブーフというハリウッドスターです。映画トランスフォーマーシリーズの1~3で主演してる人です。なにしてるんだろう🤔

 新しいアイデアに関する準備段階として、まずは自分の仕事に使ってみて、利点と限界を見極めるパターンになります。アイデアだけに留めたままエバンジェリストとして布教するのではなく、まずは自分でやってみて、できることと・できないことを踏まえ、その成功体験を伝えると布教しやすく、また過信を避けることもできます。

 使えるパターンとして、下記が紹介されています。

✔ イノベーター(16)
✔ 外部のお墨付き(12)
✔ 体験談の共有(32)
✔ 個人的な接触(20)
✔ お試し期間(47)

パターン18「感謝を伝える」

 協力してくれたすべての人に、できるだけ誠実に感謝の気持ちを表すパターンです。協力してくれたお礼として提供できるものが何もなくても、感謝の気持ちを表すだけならコストもかからないうえに、相手にとっては大変意義深いものだとも書かれています。

 公の場でなくても、個人的な会話や電話やメールでも十分ですし、ささやかなプレゼントを追加するだけで絶大な効果が得られることもあります。一人一人の状況に合わせ、そして均等に感謝の気持ちを出し惜しみせずに伝えましょう。

 使えるパターンとして、下記が紹介されています。

✔ 謁見
✔ ブラウンバッグ・ミーティング
✔ 体験談の共有(32)

パターン19「次のアクション」

 新しいアイデアのプレゼンを聞いた参加者に、自分で何ができそうかを確認する時間をとるパターンです。得たものを仕事にどう適用できるかを示すことで新しいアイデアを浸透させやすくします。

 使えるパターンとして、下記が紹介されています。

✔ 協力を求める(6)
✔ トークン(42)

パターン20「個人的な接触」

 新しいアイデアの価値を納得させるため、その人にとってどれだけ有用で、価値があるものなのかを示すパターンになります。要は根回し。

 組織には多種多様な価値観を持つ人たちがおり、その人たちが新しいアイデアに触れたときに、自分の価値観で新しいアイデアを評価します。そのためには一人一人に向き合って、技術的な利点について話すことよりも、新しいアイデアがもたらす価値に重点を置いて話しましょう。

✔ ちょうど十分(34)
✔ 橋渡し役(43)
✔ 電子フォーラム(10)
✔ 空間を演出する(15)

ここまでの感想

 感謝を伝える(18)は重要ですね。でも難しい。。。当たり前のことでもそれをやってくれたことに気づいて小さなことでも言葉で感謝を伝えられるようになりたい。

 次のアクション(19)はブログや登壇にも言えることですね。読者や参加者に対して行動させるようなものをやれと。これも難しいけど意識はしておきたいです。

 またふりかえりも次のアクション(19)につながる重要なイベントですね。YWT の T はまんま「次やること」ですし。スプリントレトロスペクティブでは前スプリントから得た学びを次のアクションに適用する場ですもん。


😉