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休職はいいことばかりじゃなかった(前編)

僕は2021年の10月から2022年の1月はじめにかけて、会社を休職していました。

まさか自分にそんなことが起こるなんて思ってもみなかったのですが、来るときは来るもんなんだな、と実感した次第です。
その騒動を通して感じたこと、悩んだこと、その期間に接したいろんな人のことについてのお話です。

休職という選択肢

何かが弾ける瞬間

今の会社はわりとみんな忙しくしていたり、トラブルが多発していたりで、ピリピリした雰囲気に包まれているのは入社当初から感じていたことでした。
その中でも仲のいい同僚もおり、何とか毎日を乗り切っていたのですが。

2021年の秋の夕方のことでした。
いつものようにテレワークで勤務していたのですが、いろいろな業務上のトラブル(人的要素も含む)が重なりに重なる瞬間がありました。
本当にちょっとタイミングが悪かっただけなのかもしれませんが、それまで何年もかけて少しずつ積もっていたストレスが一気にあふれ出た感じでした。
いきなり何かがプツンと切れた感覚(あまりにも世の中にありふれた表現ですが)があり、ほぼ自分の意思を超えたところで突き動かされるように、チャットで直属の上司2人に「もう無理です」「しばらく休ませてください」と送り付けていました。
普段は絶対にそんな甘えたことを言える相手ではありません。それでも送ったのは、やはり自分の中で限界だったのかもしれません。

弾けた後の各所の対応

その後、直属の上司ではなく東京の本社の総務の方から連絡があり、「とにかく今週は休んでもらって大丈夫です」(当日は水曜だったように記憶しています)と言われました。
そして「普段から通っている病院はありますか」と確認されたので、かかりつけの病院は木曜が休診だったため金曜日に行くと伝えました。
すると「ここに一度かけてみてください」と、会社が契約している外部の相談窓口を紹介してくれました。

明けて木曜、その相談窓口に連絡を入れてみると、とても語り口のやさしい専門職の方が対応してくださり、今回起こった出来事についてゆっくり話を聞いてくれました。
会社の環境と僕の気持ちの状況を鑑みた上で、「休職したほうがいいかもしれないですね」との意見でした。
ただ、翌日の金曜日にかかりつけの病院にもいくことも伝えていたので、「一旦、普段通われている先生に聞いてみてください、たぶん同じことを言われると思いますが…」とも言っていました。
この専門職の方は本当に穏やかで、前日に自分でも驚くほどに取り乱して高ぶっていた精神状態に、落ち着きを与えてくれました。

翌日の金曜日、かかりつけの病院に行き、前日の電話のことは言わず、仕事中に起こったことだけを話したところ、二つ返事で「休職しましょう、それはもう無理だ」と言われ、休職することが決定しました。

休職しても大丈夫?


とはいえ、「休職なんてしたらもう会社に戻れなくなる」「ただでさえ忙しいのに、急にいなくなったら同僚から恨まれる」と、休職することにかなり怖さを感じていたのですが、かかりつけの病院の先生、相談窓口の担当者、そして東京本社の総務の方がやさしく諭してくださり、僕は休職させてもらうことを決めたのです。

10月の2週目から休職に入ったのですが、10月の間は「同僚への申し訳なさ」「社会人としての責任のなさ」といった自責の念にかられていたものの、11月には落ち着いて、ある程度出かけることも平気になっていました。
ただ休職は3ヶ月と決まっていたので、12月になると、1月の復職に向けて緊張感が高まっていきました。

そして年が明けて、いよいよ休職が終わり仕事を再開することになるのですが………

<後編に続く> ←ちびまる子ちゃんみたいやな

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