見出し画像

インナーコミュニケーション施策“dot Café”を始めた理由

こんにちは、広報の山内です。

D2C dot では、個人が抱える課題を解決するために、テーマに沿って自由に情報交換・トークをする場として『dot Café』という社内交流会を行っております。今回は改めて、「なぜ、dot Caféを始めたのか?」という始めた理由に着目してご紹介してみたいと思います。

突如感染症対策を余儀なくされ、各社さまざまな施策や工夫を実行している中でD2C dotでもいろんなことを試しました。いろんなことを試した結果、この企画を作り、実行し、得られた成果についてご紹介します。ぜひご覧ください!

■背景・課題

きっかけは、メンバーからの声でした。

原則在宅勤務になり1ヶ月が経とうとしていた頃、メンバーからさまざまな声が聴こえてきました。

・仲間に会えなくて寂しい
・コミュニケーションが少なくなって漠然と不安
・そろそろずっと在宅はキツイ
・みんなどうしてるのか気になる

「裁量労働制」を採用しており働く場所や時間は自由に選択できたD2C dotでも、やはりずっと在宅はキツイのと、対面でのコミュニケーションは大切だったということが再認識され始めたのは在宅勤務始まって間もないころだったのです。

実はこれ、完全に盲点でした。メンバーからの声を聴くことができなければこの企画は思いついていないからです。

私は、2019年7月からグロービス経営大学院というビジネススクールに通っており、2020年1月期からすべての授業が一斉にオンラインに移行したこともあり、自宅で勉強する環境がガッツリ整え終えていたり、オンラインでコミュニケーションをとることに慣れきってしまっていたので、「みんなどうしてるのか」といったことは気にもなりませんでした。気にしている余裕もなかったというのが正しいかもしれません、仕事と勉強の両立がキツすぎてそれどころではなかったのです・・。

しかしながらこんな現状を打破しようと、事業部サイドでは『オンライン雑談会』なるものを始めたり、沖縄からは『dotの日』をオンライン版でできないか?という提案をもらったりして、積極的にコミュニケーションを取ろうとしているということがわかりました。

■企画の経緯

オンライン雑談会は社員の憩いの場としてとても喜ばれ、数回実施されましたが、メンバーのスケジュールがなかなか合わず参加人数は減少していきました。

『dotの日』はランダムに選ばれたメンバーとマネジャーの6~7名で行くランチ会ですので、それをオンラインで実施するのは難しいし、広報活動の一環である『ナレシェア』は複数で集まることができなくなってしまった環境下での開催はできなく、オンラインでやることにも当時は抵抗がありました。

ということで『dotの日』×『ナレシェア』+「オンライン」+「目的」というなぞの公式を作り、イベント化して定期開催できないか?と考えたのが『dot Café』の始まりです。また、雑談ベースですと業務と比べると優先度が下がってしまうのでテーマを設定し、必ず何か1つ学びや気づきを持って帰ってもらうことを企画に入れ込みました。

名前の由来は、以前『知世の部屋』という社内イベントがあったので『スナックまいまい』『バーまいまい』といった親しみやすいネーミングを考えていたのですが、私はお酒が飲めないので、、それの昼バージョンということで『カフェ』にしました。

■実施内容

2020年4月
1日の過ごし方、働き方に、業務上での課題について
2020年5月
【前編】在宅勤務ハック~より快適な在宅勤務を目指して
【後編】在宅勤務ハック~より快適な在宅勤務を目指して
2020年6月
お勧めの本、学習方法(メンバーのアウトプットメイン)
女性の社会進出、キャリア形成について
2020年7月
仕事での失敗例・成功例共有会!
2020年8月
リモートワークにおけるコミュニケーション術
2020年9月
変革を起こし続けるためのトライ&エラー
2020年12月
ママのワークライフバランス、どうしてる?
2021年2月
デザイナークロストーク
2021年5月
・dot人事対談の巻!
・dot×R、動画制作についてのグループ間対談!
2022年1月
バーンアウトについて考えよう
2022年2月
コーピングについて考えよう
2022年3月
学習方法のいろいろ Ver.2 ~教えて!みんなのインプット方法~
2022年4月
パパ・ママ交流会、悩み相談会
2022年8月(企画中)
・みんなでABDやってみよう!

これまでに25回開催しました。
テーマを設定し、必ず何か1つ学びや気づきを持って帰ってもらうこと”という目的を設定したので、実はけっこう準備が大変でした。そのあとnoteで記事も書いて、と。
個人的には、ビジネススクールで学んだ大量のインプットや仕事で経験したことや気づき、得たことをアウトプットできるとても良い機会を自ら創出できたことはよかったです。当時の社長に、「ほどほどにね」と言われるほどでしたが、熱量高く取り組めることを生み出し、誰かの何かの一助になれていたことがやりがいに繋がりました。

■成果

①参加者に、参加してよかったと言ってもらえたことに加え、改善点をフィードバックしてもらえた。
②私のファシリテーション力が上がった。
③仕事で関わりのない方に、仕事の相談をされるようになった。

ざっくりこの3点かなと思います。

実施後のアンケートは圧倒的に前向きな感想ばかりだったとともに、もっとこうしたらいいんじゃないかという改善点や意見をたくさんいただきました。フィードバックをいただけたということが何よりのことでした。通常アンケートの回答率は6割いけばいいところですが、毎回9割を超えており本当にやってよかったと思えています。

万人受けするイベントや改善策、制度はありませんし、完璧な企画もありません。そのなかでいかに運用していくか工夫すること、魅力付けのためのロビー活動、参加してもらうためのPR、、こういったことは採用活動や広報活動をしていく中で必須のスキルであるため、社内でならいくらでも挑戦・失敗しようと思えたという経験も大きいです。

また、そこからの社内人脈形成ができたことは棚ぼたでした。こうして記事を書いているいまも、他拠点の方から仕事のご相談をいただきました、とってもハッピーです!!

■まとめ

物事が動き始めるときというのは、何かのきっかけがあるものです。dot Caféの場合はメンバーからの何気ない声を聴けたということがきっかけとなり、その後グループ全体に展開し、この企画・運営自体がD2C dotで初めてのWE PRODUCE賞をいただくまでになりました。
D2C dotでは、長く安定して働いてもらえる環境づくりに力を入れています。人事・広報の活動に興味をお持ちいただけた方や、一緒に働きたいと思っていただけた方がいらっしゃいましたら、お気軽に下記お問合せフォームまでご連絡ください!!
東京オフィス、沖縄オフィスにて人材の募集をしております!