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シブヤに憑依するチェコ人「シブヤで目覚めて」

<文学(128歩目)>
チェコ人、日本文学研究者からの日本に対しての視点を学ぶ。

シブヤで目覚めて
アンナ・ツィマ (著), 阿部賢一 (翻訳), 須藤輝彦 (翻訳)
河出書房新社

「128歩目」は、チェコ人のアンナ・ツィマさんによる日本文学研究&現代日本研究のミックスの刺激的な作品です。

特に驚いたのは、東京とプラハの疾走感。
作中の大正時代の架空の文豪「川下清丸」の小説。
※実在の作家かと最初思いました。

「作中作」の使い方がとても「いいね!」です。

「作中作」で、「日本に憧れるチェコ人の視点」での日本文化や「シブヤ」を表現している。そして、「日本」に傾倒して、憑依するのが「シブヤ」なのも面白かった。

日本文化の研究者目線で、また読めるものを期待している自分がいました。
架空の作家に日本感覚を語らせるのも面白い、次作以降にも期待しています。

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