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繊細な日本の才能「11 eleven」

<SF(17歩目)>
日本の繊細な才能の「愛(love)」をかみしめる。読後は才能に面喰ってしまう!です。

11 eleven
津原 泰水 (著)
河出書房新社

「17歩目」は2022年の秋に亡くなられた津原泰水さんの短篇集です。
津原さんは多作ですが、長編の「ペニス」「妖都」は読者を選んでしまうので、この短篇集から感覚が合うのかを確かめた方がいいと思う。

「11 eleven」という題名のとおり、11篇の短篇集です。
津原さんはすごくテクニカルで、色々な作風を研ぎ澄まして書かれている。

この11篇のうち、私は「五色の舟」「テルミン嬢」「土の枕」がいいです。

不条理系が心に響いたら、「長編」に向けてまっしぐらです。

特に「五色の舟」は短篇ですが、読後に「澱が残る」感覚。ふと何かのタイミングで思い出して、再読してしまう。。。

繊細で不思議な感覚にいざなってくれます。おススメです。

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