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「感動するウイスキーをつくる」 挑戦がはじまります。 @福島県相馬市


記事末尾にアンケートフォームへのリンクがありますのでご協力をお願いいたします。特典もご用意しております。(目次からも飛ぶことができます。)

はじめに


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皆さん、初めまして。
私たちは福島県相馬市の山の方、玉野地区というところで
ウイスキー蒸留所を立ち上げたCTIアセンドという会社です。

私たちがつくるウイスキーは、
とうもろこしを原料としたバーボン* テイストのウイスキーで、
蒸留所でウイスキーの蒸留、熟成、瓶詰を行うだけでなく、原料のトウモロコシの栽培もこの蒸留所近辺で行っています。

実は元の会社はウイスキーとは全く関わりがない、建設系の会社。
そこで働く、ウイスキー好きの技術者がはじめた、
『感動するウイスキーをつくる』という挑戦を
皆さんに知っていただきたいという想いで、記事を書きました。
最後まで読んでいただけますと幸いです。

*日本での呼称はグレーンウイスキーとなります。「バーボン」はアメリカ合衆国内にて、バーボンウイスキーの製法基準に則り作られたもののみに使える呼称です。


わたしたちのこと


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申し遅れましたが、
私は『感動するウイスキー』づくりに共感し、今年の4月に入社した平中と申します。

ウイスキーが好きで蒸留所を探していたところ
地元付近で稼働予定の当社を見つけたのが入社のきっかけです。

玉野の風土と慣れ親しんだ霊山の伏流水から生み出されるウイスキーがどんな風味となるのかワクワクしています。

相馬市玉野地区の風景 この景色を見ながら農業と蒸留を行っています

農業も蒸留も勉強中の私だからこそ、皆さんにわかりやすく
「私たちが造るウイスキーとはどんなものであるのか」
をお伝えできるように記事にしていきたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。


まず、皆さん疑問に思われるであろうこと、
「建設系の企業がなぜウイスキー造りを始めたのか?」
についてお話ししていきます。

私たち「CTIアセンド」は母体の建設コンサル会社の社内ベンチャーのようなカタチで立ち上がりました。

工学系の技術者として勤務していたウイスキー好きの渡邉さんが
仕事のテーマだった「下水汚泥の肥料利用の取り組み」について考え続けた挙句に、
いっそのこと自分で農業を始め、トウモロコシをつくって
それを原料に大好きなウイスキーをつくれないか!?と
アイデアがスパークし、生まれた事業です。

また、「CTIアセンド」という会社の名前の由来についてもご紹介します。

アセンド(ASCEND)は、英語で「上昇する」の意味があり、また
Agriculture, Sustainability, Circular Economy aNd Development の頭文字を取って、この名前に決まりました。

下水汚泥の取り組みや、渡邉さんのウイスキーへの情熱については
また別の記事でご説明したいと思いますので、お楽しみに。


場所のこと、想い


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さて、社内でのプレゼンや事業のブラッシュアップを経て、
子会社として設立されウイスキー事業を始めることになった私たちですが、
なぜ福島県相馬市で蒸留所を構えることになったのか。

それは、東日本大震災と原発事故の被災地であるということも
大きな理由の一つです。
2011年の震災以来、避難や風評被害から農業を辞める農家さんも多く、
耕作放棄地も増えています。
少しでも活用しようと太陽光パネルが敷き詰められ、
震災以前の田園風景は大きく様変わりしているのが、この福島県の沿岸地域の現状です。

以前よりは少しずつ、田んぼも復活してきてはいますが、
農家さんの高齢化や後継者不足、米価格の低下などの課題も山積しています。

また、この浜通りと呼ばれる福島県の沿岸地域では
避難によって酒蔵も減ってしまいました。

とうもろこしの発芽(2023年)
背丈よりも大きくなったとうもろこし(2023年)


この相馬地域の自然や資源、人の豊かさを表現したウイスキーを
農業から行うことで、地元の人が誇れるようなものにしていきたい。
そんな想いから

蒸留所と農地を探していた時に出会ったのが、この「玉野小学校」でした。

廃校になってしまった、豊かな自然に囲まれた玉野小学校は
農地からの距離、蒸留設備が入る広さ、
そして何より、
地域のシンボルでもあった小学校校舎を受け継ぎ活用できることが
地域に愛されるウイスキーとその蒸留所を作る場所としては、
最適であると考え、この場所を蒸留所として活用することになりました。


玉野小学校の校舎


ウイスキーが製品になるまで


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私たちは、2023年に玉野小学校を借りる契約をし、
小学校の近くの農地でトウモロコシをつくり始めました。
蒸留所にするためのリノベーション第一弾が終了し、
元給食調理室だった部屋に、ピカピカの蒸留器が入ったのが、2024年4月です。


2024年のトウモロコシの栽培も順調に進み、
2回目の収穫を秋に控えています。

トウモロコシの生産と蒸留器が稼働しはじめても、
すぐに商品化できないのがウイスキーの奥深いところです。

トウモロコシを砕き、蒸留し、そこから数年間は樽に入れて熟成して
はじめて皆さんに飲んでいただけるものになります。

1回目のとうもろこしの収穫(2023年)


それまで長く感じられるかもしれませんが、
日々の挑戦や、ウイスキーのことなど
折を見てnoteにて記事にしていきたいと思っていますので、
一緒にウイスキーができることを
楽しみながらみまもっていただけると嬉しく思います。

また、蒸留所の見学ツアーなども企画していきますので
どうぞお楽しみに。

とうもろこしを植えるために土を耕している様子(2024年5月初旬)


アンケートご協力のお願い


【アンケートフォーム】

https://forms.gle/nYyzJExrzf4C49Nh9

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ウイスキーづくりと並行して、
会社のロゴや商品コンセプト、ウイスキーの名称など、
商品化に向けて現在準備を進めています。

そこで、アンケートへのご協力をお願いいたします。
日頃のお酒のことなど質問させていただき、
地域に根ざした、商品づくりや蒸留所づくりの参考にさせていただきます。

アンケートにお答えいただいた方には、
蒸留責任者の渡邉が解説する、オンラインでの蒸留所ツアー等
特別なご招待や特典
をご用意いたします。


アンケートにお答えいただきつつ、
facebookのグループへのご招待もいたしますので、
ウイスキーが出来上がるまでの、
挑戦を見守っていただけますと幸いです。

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【Facebookグループ】

こちらのグループでイベントの告知やご招待、
日頃の情報を共有していきます。

URL
https://www.facebook.com/groups/308674125585746/ 

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【アンケート回答の御礼】
1. 蒸留所オンラインツアーなどの限定イベントへのご招待
2. 熟成後のファーストリリースの先行販売権

このわたしたちの挑戦を応援していただき、
熟成後には、一緒にウイスキーで感動できたら
とても嬉しいです。

どうぞよろしくお願いいたします。


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