コミュニティソングライター徳留将樹の自己紹介
はじめまして。コミュニティソングライターとして活動する徳留将樹です。 2022年にこの肩書きで活動を始めて1年。鹿児島のいろんな地域や団体で、そこの人たちとの曲作りを通して想いや魅力を掘り下げる取組をとても楽しくさせていただいています。これからもこの活動をもっといろんな人と、地域とやっていきたいなと思い、コミュニティソングライターについて私が考えることをまとめてみました。少し長いですがお付き合いいただけますと幸いです。
少しでもご興味ありましたら、ぜひご相談お受けいたしますのでお気軽にご連絡ください。
2023年3月25日 徳留将樹
お仕事依頼はこちら↓↓↓
はじめにささっとリンク集
SNS
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事例リンク集
音楽
徳留将樹
簡単に自己紹介。
メディア掲載事例
新聞
南日本新聞 (2022.11.25喜入グリーンファーム「入れば喜び」披露、2022.12.21「名山のうた」「名山新聞のうた」披露、2023.3.22犬迫小学校「犬迫十色」披露)
毎日新聞 (2022.07.03)
鹿児島経済新聞 (2022.04.05)
雑誌
KER 3月号
TV
BTV てげじゃっどニュース (2022.2.16)
ラジオ
トヨタカローラ鹿児島PRESENTS 竹之内雄太のハイパレGo! (2022.11.27)
フレンズFM フレンズルーム (2022.7.12)
ここから先は一つ一つ詳しく書いていきます。
目次
コミュニティソングライターの定義
事例
お仕事依頼のイメージ
おわりに
1.コミュニティソングライターの定義
造語ですので、すでにある言葉から定義へのヒントを得ていきましょう。
シンガーソングライターとは
「シンガーソングライター」という言葉はご存じでしょうか。よく音楽番組やラジオ、Youtubeなんかでも目にしたり耳にしますね。
英語で書くと「singer-songwriter」、SSWという略語もあるそうです。日本だと「自作自演」の言葉が先に浸透し、70年代にフォークブームと共に定着したようですね。
※以下Wiki情報で申し訳ないですが変遷はなかなか面白そうです。
「身のまわりの出来事に目を向けた」というところは、「コミュニティソングライター」のなかで取り組む、
好きなまち、地域、場所、人、文化を歌詞にして、メロディにのせて伝える
というところと関連しています。
自分の感情や想いを表現するという部分も、「自己告白的」という表現に通じますね。
よって、私による「ソングライター」の定義として、少し改良すると
このような定義ができそうです。
コミュニティとは
これもまた、よく聞くのではないでしょうか。長ったらしい名前になってしまうのでなんというか、市民権を得ていそうでよくわからない言葉ですね。
地域コミュニティ、コミュニティ協議会、オンラインコミュニティ…etc
すごくざっくりした認識ですが、居住の部分にこだわらず、より広義の意味で考えてみると
であると定義します。いろんな形態があるので分類しきれませんが、
・◯◯町まちづくり協議会
・△△小学校あいご会
のような比較的ルールが多めのものもあれば、(定例会や予算があるとか)
・大学サークル
・ワークショップで一緒になったチーム
という、括り(イベント、所属、活動)で一緒に動く集団もあります。
「深い結びつき」という表現までいくと、居住地域を同じくしていてもなかなかその結びつきを感じられている人は少ないような気がします。
そのため、もっともっと緩いつながりまで裾野を広げてみました。
喜入が好きでよく遊びに行く10人前後の仲間
これはもう立派なコミュニティと呼べます。
参考)
入れば喜び / PLAY CITY! DAYS2022 喜入チーム うたのかけら探検隊
作詞 PLAY CITY! DAYS2022 喜入チーム うたのかけら探検隊
作曲 徳留将樹
コミュニティ + ソングライター = ???
2つの言葉を並べてみると、こんどは、つなげ方でも色々組み合わせがありそうです。
コミュニティ「で」ソングライター
コミュニティ「と」ソングライター
コミュニティ「を」ソングライター
コミュニティソング「を」ライター
1 はわかりやすく、「その場所で」「その集団の中で」という意味になります。
2 は「共に」「一緒に」
3 は「意味付ける」というか、「歌の対象にする」「言語化する」
4 は1〜3のようにして最終的に「その地域・集団の歌」を書き上げること
楽曲は副産物!?
さらに、後出しになりますが、
実は、コミュニティソングライターは、楽曲として完成させることに重きを置いていません。
音楽を作る過程で生まれるやりとりによる感情の変化、相互理解、価値観を受け入れるといった、各個人の心の中に起きることに重きを置いています。
これは各々に大なり小なり生まれる感情変化です。
(人生を揺るがす大きな感情変化)
・音楽を作るなんて、生まれて初めての経験だ!!
・この街の見方が変わったなあ、今日の帰り道から実践しよう!
(小さな感情変化)
・へーこの街にそんな隠れた名店あったんだ、行ってみよう
・知り合いと参加したけど音楽の話になったらよく話す人なんだな
もちろん、お仕事のご依頼で
「イベントテーマソングが欲しい」
「映像につける音楽が欲しい」
という場合は、完成させることが目標の一つにはなりますが、
あくまで、全体の目的「この曲を通して何をしたいのか」というところ、
依頼主の狙い、想いという部分も大切にすると、やはりこの楽曲制作過程という部分は工夫のしがいがあります。
(※詳しいところはお仕事の実績などをまとめた際にでも🕊)
さらに、完成された楽曲は強力な威力を持っています。
イベントで演奏したり、映像と組み合わせたりすることで、作者やそのコミュニティの想いに気軽に触れることができます。
「この曲いいね! 〇〇っていう地域のことは今まで知らなかったけど今度行ってみようかな」
まさに未知との遭遇です。
参考)
名山のうた / 名山あるこ
作詞 名山あるこ
作曲 徳留将樹
コミュニティソングライターとは
これらを踏まえると、ずばり(と言いつつ長いですが)このように定義できるのではないでしょうか?
2.事例
①犬迫小学校130周年記念事業
②桜島フェリー公式Youtubeチャンネルテーマソング
③鹿児島市のシティプロモーションワークショップPLAY CITY! DAYS テーマソング
④西郷団地活性化グループ「せごだん」活動テーマソング
⑤個人向け「まちうたワークショップ」
⑥楽曲制作依頼「天文館図書館」
①犬迫小学校130周年記念事業 「犬迫十色(いざこといろ)」
依頼主:犬迫小学校創立130周年記念実行委員会 様
相談 4月21日
見積・受注
参考とする民謡「犬迫音頭」の共有・分析
打合せ
アンケート アンケート設問を監修
作詞作曲
楽曲録音
~~~以降は実行委員会による映像プロジェクト~~~
映像撮影
お披露目 2023年2月28日
報道 2023年3月 南日本新聞
鹿児島市立犬迫小学校が創立130周年を迎えるということで、犬迫小学校、PTA、犬迫コミュニティ協議会を中心に犬迫の魅力を深掘り再発見する「犬迫プロジェクト」が発足。
地域に伝わる「犬迫音頭」をうまく使いたいが、著作権の問題があり困っていた折に相談を受け、新曲・楽曲使用許諾の契約を提案。
地域や児童の関わりしろを提供するためアンケートを提案、設問を監修、PTAの協力の元児童や保護者などから地域への愛着を収集。
犬迫音頭の各集落を紹介していく要素も盛り込み、9集落の色と新たに作り上げる魅力をもう1色ととらえ、十人十色の言葉の意味と掛けた「犬迫十色(いざこといろ)」と名付けた楽曲に仕上げた。
※「犬迫」を地元の方は「いざこ」と愛称する
参考)犬迫小学校創立130周年記念実行委員会
②桜島フェリー公式Youtubeチャンネルテーマソング 「みんなの桜島フェリー」
依頼主:NPO法人桜島ミュージアム 様
相談 4月
見積・受注
打合せ 鹿児島市船舶局 様 NPO法人桜島ミュージアム 様
ワークショップ実施 @桜島フェリーターミナル会議室
作詞作曲
楽曲録音
~~~以降はNPO法人桜島ミュージアム様によるYoutube映像制作~~~
映像撮影
お披露目 2023年2月28日
鹿児島市船舶局がフェリーの利用率向上を狙い設立したYoutubeチャンネルにおいてテーマソングやBGMとして使えるものが欲しいと相談を受けた。
徳留、はとむすびで制作しても良いが、楽曲やチャンネルに関心を寄せる仕組みづくりとして、利用者や住民を交えたグループでのワークショップ実施を提案。10人の参加者からは長年利用しつつ口に出していない想いや利用経験の浅い学生からの率直な意見など多種多様な想いが出てきた。
様々なシーンや心境に寄り添っていたフェリーの姿を反映し、
「想いを乗せ繋ぐ船 みんなの桜島フェリー」
という歌詞に込めた。
参考)桜島フェリー公式チャンネル 「みんなの桜島フェリー」
③鹿児島市のシティプロモーションワークショップPLAY CITY! DAYS テーマソング 2019,2020、2021、2022
依頼主:鹿児島市 総務局 市長室 広報戦略室 様
相談:8月
見積・受注
イベント参加 徳留はプロジェクトリーダーとして参加
ワークショップ実施 10月
作詞作曲
楽曲録音
~~~以降は広報戦略室、合同会社hataori、九州地域間連携推進機構株式会社によるYoutube映像制作~~~
映像撮影
お披露目 2023年2月
4年連続となるイベントテーマソング制作依頼。今回は、徳留のコミュニティソングライターとしての曲作り手法を活かし、イベント参加者に向けてワークショップを開講。楽曲への関心を高めることにつながった。
また今回の楽曲はSNS投稿時に用いることができるよう曲調へのオーダーがあったため製作に取り入れた。デジタル配信でも公開中。
参考)KAGOSHIMA CITY DAYS 楽曲
参考)歴代MV 鹿児島市 PLAY CITY! DAYS
④西郷団地活性化グループ「せごだん」活動テーマソング
依頼主:西郷団地活性化グループ「せごだん」 様
相談:7月
見積・受注
ワークショップ実施:8月、9月、10月 公民館カフェ内イベントとして
作詞作曲
楽曲録音
お披露目 2023年1月21日
西郷団地の空き家再生や公民館カフェなどで地域への関わりを持つ場を作っていた「せごだん」さんからのご依頼で、公民館カフェ内でワークショップを実施。10代から70代までが一緒になって西陵への想い、魅力、お気に入りの場所について語り合った。月1回の開講で、回を追うごとに楽曲へのイメージが具現化されていった。温かい雰囲気をそのまま楽曲に表現した。
1月のお披露目では公民館で30名ほどの観衆のもと演奏、またオンラインで同時配信するなどのチャレンジも行い鹿屋や諏訪之瀬島でもリアルタイムで視聴された。
参考)BTV 西郷団地の魅力を掘り起こす歌完成
参考)「せごだんカフェ はとむすびLIVE&朗読劇」
⑤個人向け「まちうたワークショップ」 「名山のうた」
個人向けワークショップを開講 2023年4月現在2期生まで実施
複数人同時に受講、簡単な音楽の講座ののち、想いを言葉にだしたり紹介しあうなかで様々な価値観に触れることができる。
楽曲を完成させることは目標ではなく、気付きや想いの言語化に重きを置くが、なかには楽曲として完成させ、様々な場所で披露される方も。
参考)まちうたワークショップ全貌
参考)名山のうた 作詞:名山あるこ 作曲:徳留将樹
⑥楽曲制作依頼「天文館図書館」
依頼主:鹿児島市 総務局 総務部 デジタル戦略推進課
打診
見積・受託
現地視察
作詞作曲
楽曲制作
製作したいもの、ここでは映像に合わせて、曲調と歌詞、曲の長さを調整しつつ制作します。楽曲制作の速さには定評があり、スムーズな打合せとごく簡単な構成であれば2週間~1か月での製作が可能です。
参考) 内閣官房ホームページ、夏のDigi田甲子園-鹿児島県、ICTを活用したスマートで快適な図書館サービス
3.お仕事依頼のイメージ
私は以下のようなご要望にお応えできます。
これに関わらず、「なにか音楽を使って取り組んでみたい」という場合はお気軽にご相談いただけたらうれしいです。
ワークショップはオンラインでも開催可能ですので、遠方の方もご依頼お待ちしております。
(※Ex.とついているのは実際にご依頼のあった案件に近いものをあてはめたものです。)
A.地域の学校が創立〇〇周年記念なんだけど、それに合わせて地域ぐるみで魅力を深掘ったり、想いを出し合ってみたいな。(Ex.犬迫十色)
B.地域で大事にされてきた歌・民謡があるんだけど、それを踏まえつつ新しい歌を作ってみたいな。(Ex.犬迫十色)
C.PRのためのYoutubeチャンネルを設立したんだけど、テーマ曲がほしいな。BGMとして使ったり、ジンバルとして使いたいな。(Ex.みんなの桜島フェリー)
D.施設の使い方やPRとして映像を作るんだけど、BGMがほしいな。(Ex.天文館図書館)
E.イベントのテーマソングが欲しいな、イベントを振り返ったり、次年度のための広報に映像と織り交ぜて使いたいな。楽曲はイベント会場で流したいな。(Ex.かごしまラバーズプロジェクト PLAY CITY! DAYS)
F.子供達と地域の魅力を探す活動をしているので、活動で感じたことを出し合って、想いを共有したいな。(Ex.名山新聞のうた)
G.個人向けにワークショップを開いて、自分の最近あったこと、好きなことへの思いを歌にしたいな。(Ex.名山のうた)
そのほか今後こんなこともできそうです。
・ラジオ番組のジンバルとして、番組のテーマを盛り込んだ短い曲が欲しいな。
・会社内向けにワークショップを開いて様々なアイデアを出したり、社員の想いを聞いてみたいな。
・自分の人生を振り返ったり、自分の想いや悩みを言語化したいな。
・結婚式に向けて、お互いへの想いを盛り込んだ曲を作って自分で歌ってみたいな。
※決して均一化・フォーマット化されたサービスを毎回提供できるわけではありません。
規模やコミュニティの性質、時期などに応じてやりやすい形で進めていきます。
お値段については予算額に応じて無理のない範囲でお出しいたしますが、主に以下の内容が含まれます。
・ワークショップ開講 技術料、人件費
・交通費
・楽曲使用料 ※楽曲使用許諾契約の締結の上
4.おわりに
ここまで長々とお付き合いいただきありがとうございました。
自分がつくりたい曲をつくって好き勝手に演奏していた私が、「コミュニティソングライター」として他者のコミュニティに入れてもらうことができています。そのコミュニティの人たちとそのコミュニティの曲をつくるようになり、こんなことが見えてきました。
それは、音楽はどの年代にとっても親しみやすい表現方法であり、言葉に詰まった時も、アツい想いで口に出すのが恥ずかしいときも、メロディとリズムが助けてくれます。
自分にとっての表現手段であった音楽が、ほかの人にとっての選択肢になっていく。
誰もが想いを伝えられ、共有でき、少しでも生きやすい社会につながるのではないかな、そうなったらいいな。
そう思いながら、私は今日もどこかで誰かの想いを歌にしています。
是非あなたのまちの、あなたの想いを聴かせてください。
2023年4月4日
コミュニティソングライター 徳留将樹