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人生のどん底を経験。今も探し続ける「アイデンティティ」

夢を叶えるために、建築から広告、そして起業へ。

エリート街道を歩みながらもコロナ渦で経験した事業の崩壊とアイデンティティの喪失。リアルな葛藤とその中で見出した「アイデンティティのつくり方」とは?

今回は動画番組「ビジネス・ブック・アカデミー」から、『アイデンティティのつくり方』の著者・各務太郎さんのお話を紹介します。

建築家に憧れて大学で建築の学んだ各務さん。しかし、建築コンテストでは企画コンセプトの文章で勝負が決まることが多く、建築の世界における言葉の力、そして言葉で表現することの重要性に気づきます。

そこで、広告代理店でコピーライターとして働くことに。その後、アメリカに留学して建築を学び直しました。帰国後は起業し、お茶室型カプセルホテルの事業を立ち上げます。

各務さんは、クリエイターの世界ではアイデンティティ探しが当たり前だと言います。「パクリ問題」を避けるため、常に独自性を追求する必要があるからです。

『アイデンティティのつくり方』では、自分を客観視することの重要性を説いています。自己紹介が苦手な人も多いですが、自分を鏡に映った人だと思って紹介してみるなど、広告代理店的な手法を使うことで、自分のアイデンティティを見つけやすくなるかもしれません。

各務さんは現在、アイデンティティアカデミーで事業創造の担当をしています。デザイン思考を用いて、実際の企業の課題に取り組み、新しい事業を生み出すサポートをしています。

将来的には、建築を軸に、事業創造やマーケティング、メンタルヘルスケアなど、これまでの経験を全て活かした独自の空間や街づくりを目指している各務さん。自分の興味や経験を意図的に組み合わせながら、今も自分のアイデンティティを探っているそうです。

本書を読んだ人からは、「無意識にやっていたことが正しかったと確信できた」という声も。各務さんは、うまく自分のやりがいを見つけられている人は、無意識のうちに本書で紹介しているようなプロセスを実践しているのではないかと考えています。

読者へのメッセージとして、スモールスタートの重要性を強調しました。また、SNSなどを見ていると、「あれもやりたい、これもやりたい」と思いがちですが、時間は有限なので、「やらないことを決める」ことも大切だといいます。やりたいことを見つけるのは難しいかもしれませんが、やらないことを決めていくことで、自分の方向性が見えてくるかもしれません。

自分のアイデンティティについて考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

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