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埋もれがちな名曲を紹介 その1

ネットで音楽を聴くことが当たり前になってずいぶん経った。

僕が若い頃は、音楽はLPやラジオのエアチェックで聴くのが当たり前で、その後はわりとすぐCDの時代になったけど、それでもお気に入りの音楽は、そのアーティストが発表する<アルバム>単位で聴くのが当たり前という時代がずっと続いた。

アルバムには良い曲もあれば、捨て曲というか、アルバムを埋めるためにだけ作ったみたいな駄曲もたまにはあったけど、全体として聴くと、そのアルバムのコンセプトというか、味わいというか、そのアーティストの、その時代だけがまとっている独特の雰囲気というか、ヒット曲を1曲だけ聴くのとはまた違った<世界観>みたいなものが感じられて、特定のアーティストのファンになると、夢中になってそのアルバムを、1枚ごとにじっくりと聴いたものだった。

でも今は、ネットで1曲づつ興味のあるジャンルの曲を検索して聴くか、誰かが作ってくれたプレイリストを適当に選んで流して聴くか、というスタイルが主流になっているように思う。

人によるかもしれないが、少なくともアルバムが出る度にCDショップに買いに行く、という感じではなくなってしまったと思う。

で、僕が何が言いたいのかというと、昔の名盤とか名アルバムと呼ばれるものの中には、ヒット曲ではないけど、信じられない程の名曲が埋れていることがある、ということだ。

シングルカットされてヒットする曲は、最初から一般受けするよう作られていることが多い。

でも、アルバムの中には、そのアルバムの中でこそ輝くが、シングルカットするにはマニアックすぎて大衆受けしそうもない曲というのも多く、でも、だからこそコアなファンからは熱く支持される、という曲があったように思うのだ。

ということで、名曲だけど埋もれがちで、世間的にはあんまり知られていないんじゃない? 的な曲を紹介してみようと思う。

まずはこの曲から。

エルトン・ジョン Elton Johnの「君は護りの天使 (I Need You To Turn To)」


写真撮ったり、文章書いたりしてる人です。

最近、本も出しました。よかったらチェックしてみて下さい。


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