ハナ•カオル

日本生まれ、日本育ち、今はオーストラリアで生活しています。人は人種関係なく、世界中どこ…

ハナ•カオル

日本生まれ、日本育ち、今はオーストラリアで生活しています。人は人種関係なく、世界中どこに住んでいても、悩みや心配事は尽きないもの。仏教の教えを軸に生活し、足ツボのメソッドをプラスしながら誰でも心と体が健康に、そして内側から素敵に輝けるヒントをお届けします。

最近の記事

発熱時の対応

最近、中学生の娘が久しぶりに熱を出しました。数日前から風邪気味だったのですが、その日は朝から雨が降っていて、学校の陸上競技とも重なり、濡れた状態で家に帰ってきました。熱でも出たら大変だから、と着替えて温かくするように言いましたが、本人は全く気に留める様子もなく、そのままのん気に過ごしていました。すると案の定、夜寝る前に「寒いし、体が痛い」と言い出しました。「も~、だから言ったのに。」と熱を測ると、39.3度・・・。 結局3日間ベッドで過ごしていましたが、大事に至らず回復でき

    • 耳ツボマッサージの効果

      私は普段足ツボと全身指圧を施術させていただいています。多くの方は健康維持の為というよりも、様々な不調の改善を求めて私のところに来てくれます。でも、外出先で偶然知り合いや友達に会った時も、肩や腰が痛い、なんとなく元気がなくてダルい、など自分の不調を話してくれる人もいます。 そんな時は「ちょっといい?」と言って、その人の耳を触らせてもらいます。触るというよりも、つまむという感じですが、大体の人は痛くて驚きます。 「何かに刺されたのかと思った!」という人もいますが、私が普段から危

      • 長男の変化

        今週、長男がついに二十歳になりました。オーストラリアでは18歳で成人になるので、2年前に何となく育児に一区切りついたような気持になりましたが、やはり20歳の方が区切りとしては大きく感じます。 長男が生まれた時、新生児黄疸が重症で生後数日で救急へ運ばれました。交換輸血(血液の交換)の可能性があったので数日入院しましたが、どうにか交換輸血は免れました。ただ、その後もぐったりしているように感じたり、母乳を欲しがらないように感じると病院に駆けつけ、数か月に渡り血液検査を毎日のように

        • 読書を楽しむ

          オーストラリアに来るまで、私の趣味の1つは読書でした。海外でも本は読みたかったので、日本から文庫本を何冊も持ってきたのですが、何年かしてだんだんそれらの本を手に取らなくなりました。 子どもが生まれて、日中に本を読む事はできなくなり、夜は育児でクタクタで子どもと一緒に寝落ちする毎日。 でも、いざ育児が落ち着いて、だんだん自分の時間ができた時、日本の本を読むことに落ち着きを感じなくなりました。常に頭の中には「英語を上達させたい」という気持ちがあるので、「日本の小説を読んでる場

        発熱時の対応

          私の冬対策

          7月も末になり、私が住むオーストラリアの街も冬の季節を迎えました。日本の寒さとは種類は違いますが、朝晩は冷え込んで最低気温は5℃を下回ることもあります。早朝には吐く息が白くなるほど冷え込むので、マフラーを巻いたり、制服のスカートとタイツを履く女子中高生の姿も多くみられます。 そんな冬でも、オーストラリアの家は、暑い夏を涼しく過ごす為の構造になっているので、外にいるよりも家の中の方が寒いという話をよく聞きます。私の家も同様で、ヒーターを使っても部屋の中は大して温まらず、電力の無

          人生の主役は自分

          私がオーストラリアで足ツボマッサージを施術するようになって約16年になります。住んでいる土地柄、人種や国籍、性別を問わず、様々な方々との出会いがありました。 その中の一人、あるオーストラリア人の女性のことは時々思い出して、今どうしているだろうかと考える事があります。 その女性は、当時50歳半ばで、友人の紹介で私のところに来てくれました。長年に渡り体調が悪く、治療を受けてはいるものの体調回復がないとのこと。 顔の表情はとても暗く、体は体重過多。足はというと、全体に毒素が溜まり

          人生の主役は自分

          最近眠れていますか?【私の経験編】

          “眠れない“のは本当にツラい問題です。 私自身も何年かに一度、突発的に寝つきの悪さに悩む事があります。これまで過去の投稿では、”眠れない”に対して自律神経のバランス、食事の内容について触れてきました。それは私が日頃から気を付けている点なのですが、今回は私の実体験を元に、より効果的な“眠れない“の解消方法をご紹介したいと思います。 【カフェイン】 数年前、1週間程全く眠れなくなった時がありました。その期間は、考えても仕方ないようなことに不安になったり、考え事が止まらず、結局朝

          最近眠れていますか?【私の経験編】

          最近眠れていますか?【食事編】

          夜、さぁ寝ようと思っても寝付けず、時間が経つにつれて焦り出し、時計を見る度に不安になる人もいると思います。ベッドに入ってから2時間も3時間も眠れない、又は、どうせ朝まで眠れないけど、一応ベッドには入るという方も多いと聞きます。 ベッドに入る前は確かに眠かったはずなのに、ベッドに入って目を閉じた瞬間から目が冴えて思考が止まらない。コーヒーやお茶も飲まないようにしているのに、なかなか寝付けないという方は睡眠に必要な栄養が足りてない可能性があります。 眠るというのは休息ではあり

          最近眠れていますか?【食事編】

          最近眠れていますか?【自律神経編】

          ”十分な質の良い睡眠をとりたい。“そう思っている方はとても多いと思います。ところが、現代を生きる私達にとって、毎日平均して十分な睡眠をとるということは、意外と難しい課題のような気がします。 ただでさえ忙しい現代人が、勉強や仕事、自分がやりたいことをする時間を確保するためには、睡眠時間を削るしかないと言われているからです。 睡眠障害には、夜ベッドに入っても数時間寝付けない、夜中に何度も目が覚める、などがありますが、この問題に共感する方はとても多いと思います。私が普段行ってい

          最近眠れていますか?【自律神経編】

          健康な体の源②

          前回、日本の実家で行われていた味噌づくりのお話しを書きました。 私の実家では毎年春の恒例行事として家族みんなで1年分の味噌を仕込んでいました。 実家の味噌づくりの工程は ① 大豆をゆでる→②つぶす→③素手で丸める→④風通しの良い空間で寝かせる→⑤再びつぶして塩と米麹を混ぜて発酵させる。 私の個人的な見解ですが、この工程の中で味噌の味を決定づける大きな要素は③素手でまとめる。④風通しの良い空間で寝かせる。の2つだと思うのです。 麹味噌の場合、麹菌という菌が味噌の発酵には欠かせ

          健康な体の源②

          健康な体の源 1

          先日、今年20歳になる長男が1か月の日本滞在を終え無事にオーストラリアに帰ってきました。 私や主人の両親、親戚、友達との交流を通して、数えきれないほどの学びを得たことは、長男の表情や言葉から見て取ることができます。 元々料理人志望で料理が得意な長男は、私の母の“ばあばの味”にいたく感動し、帰宅後早速その味を再現してくれました。漬物、魚の煮つけ、どれもホッとする母の味そのものでした。お陰で、これからも日本に帰らずとも母の味を楽しむことができそうです。 今回、長男は実家の母の食

          健康な体の源 1

          オーストラリアの子どもとギョウ虫

          私は出産育児をオーストラリアでしてきました。 その育児生活は20年になりますが、オーストラリアの土地柄、国民性が日本のそれとは全く違う点がたくさんあり、子どもの教育の違いにも度々驚かされたものです。 基本的に何事にもおおらかであるオーストラリア人はあまり細かい事を気にしません。いろいろと考え過ぎてしまう性格の私にとって、そのおおらかさに幾度となく救われても来ました。 その経験の一つ。これにはハッキリ言ってカルチャーショックとも言える衝撃を受けました。 それは子どもとギョ

          オーストラリアの子どもとギョウ虫

          自分にとっての必須アイテム

          私がオーストラリアで生活を始めてから21年が経ちました。 その生活を陰でささえてくれる私の健康必須アイテムがあります。 日本から移住してすぐに私は高熱を出して寝込んだのですが、その時に義母が液体プロポリスを持ってきてくれました。強力な殺菌作用があるプロポリス。それを使用する度に、当時の不安な気持ちを思い出します。でも、それ以来我が家の薬箱には必ずプロポリスを常備しており、今回のコロナ禍でも随分役に立ちました。 プロポリスとは、ミツバチの巣箱の隙間や入口に付着している物質で

          自分にとっての必須アイテム

          口のケアから始まる健康管理

          口の中のトラブルと言って、真っ先に思い浮かべるのは何ですか? 虫歯や歯周病、口内炎、舌炎、口臭などなど思い浮かべるでしょうか? 私の足ツボマッサージを受けに来る方の中には、口内炎や歯周病で悩む方もいらっしゃいます。大概の症状は足ツボマッサージでアプローチは可能ですが、残念ながら、虫歯は足ツボで治すことはできません。 虫歯を発見したら早めの受診をお勧めします。 でも、それぞれ予防はできます。先ほど挙げた病気、トラブルの原因のほとんどは細菌やウィルスの病原体だからです。

          口のケアから始まる健康管理

          痔(ぢ)が習慣化していませんか?

          私が10代の頃、痔という病気は中高年のオジサンがなるものというイメージでした。 ところが、足ツボマッサージを施術していく中で老若男女問わず痔に悩む方が多い事に気付かされました。 女性の場合は、妊娠出産で切れ痔や痔核(いぼ痔)を初めて経験する方もいて、その後も治りきらずに日常的に痔に悩む方も少なくありません。 特にまだお子さんが小さい場合、自分のケアもままならず、肛門が切れたと分かっても放置することもあります。 そんな方々にはそれ以上の悪化を防ぐ為にも、とりあえずお薬だけは塗

          痔(ぢ)が習慣化していませんか?

          ハッピーホルモン(幸せホルモン)と足ツボ

          ここ数年でハッピーホルモンという言葉が広く知られるようになりました。 ハッピーホルモンとは心の安定の為にとても重要な役割を持つホルモンです。 殊に、セロトニンという言葉がメディアでたくさん取り上げられるようになりました。この他にもオキシトシン、ドーパミン、エンドルフィンと呼ばれるホルモンがありますが、今回は足ツボマッサージで分泌促進が期待できるセロトニンとオキシトシンに触れてみたいと思います。 セロトニンは、気持ちを前向きにしたり、体内時計を整える働きがあります。腸内環

          ハッピーホルモン(幸せホルモン)と足ツボ