140字創作小説『歴史の途中』

祖父の家の廊下で横になっていた。
ミシミシと音のする家に対して、自分が住む事は無いだろうと感傷的な気分になる。
近くに住んでる同級生が裏門から此方を見ている。
「大丈夫か?生きてる?」
僕は問題ない。しかし家は大丈夫ではないし、祖父は亡くなった。
こうやって新しい時代が来るのだろう。

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