【夜の茶会】 時間を味合う。 インスタントだ、即席だの、いきなり◯◯ー◯。効率化、省略、簡略化。 スピードを追い求められることが多々あるし、それによって生かされてる部分もあるから全て否定するわけではないが… とりあえず、 “お茶が美味しかった” それだけでいいのかもしれない。 何時間もかけて、味わい楽しむそれはワインにも通ずるところもある。 一煎目、二煎目 味わいの変化 茶葉の変化、香り、甘味、苦味、旨味 それももちろん重要な要素。 だけど 談話 ゆったりした
誰もなにも教えてないのに一斉に咲く花。 美しい
【菓子】桜餅 【器】 吉野椀 蓋 一皿に対しての食材の組み合わせも重要だけど、お料理に対しての、器の“取り合わせ”も重要で個人的に好き。 自己満に近くはなっていけないんだろうが、やや偏る時もあったり… 桜の名所といえばってくらい吉野桜を思い浮かべる人は多いだろう。 奥村土牛の醍醐の桜も好きなんだけど… 何年前か定かではないが吉野桜を見に京都から始発の電車で行ったことがある。 優しい桜色がなんとも軽やかに並んでいて、下の山から風が吹けば桜吹雪がハラハラと。。。 そん
気持ちが晴れないときもある。 受け入れるとか 受け入れないとかじゃなく 放っておいて 後で迎えに行こう 後で…
ふと 手に取った湿布は 祖母もよく使っていた類のものだった 毎日の畑仕事 小学校高学年のときには腕相撲したら余裕で負ける腕力 手は俺よりもゴツゴツだし、小さいけどぱつぱつの指達 筋肉隆々ならぬ血管隆々 でもどこか艶があった これを年季とでもいうのか まるで丁寧に使ったレザーのよう 今でも覚えているよ 冬場は寒いからストーブで それを温めてから 貼ってとよく言ってた 小さなコミュニケーション 今となっては懐かしい思い出 久しぶりの長時間労働は 腰にも首にも頭にもクル
Food Is beautiful 食べ物は美しい 美味しい 美しい って。 もしかしたら、似てるのかな 美味しい食べ物、食材にも言えることだけど ソレって実は美しかったりする 個人的に思う 日々ピリピリしてる調理場でこの野菜美しい〜って思って 一回一回カメラ出してパシャパシャ撮ってたら仕事にならないし、怒られるw 実はそうやって日々美しい、美味しいものを見逃してやしないだろうかなんて 思う たまに かねこさんの野菜 美味しいのはもちろんのこと 小さな循環と
たまには手を合わせよう。 なんて、思う
どんなに忙しくても 足元見て たまには見上げたり 空気吸って 虫の音を聞いて 季節を感じる心を忘れたくない と、思ってる 今日も、良い一日を
紡ぐとは 綿または繭を錘(つむ)にかけて、繊維を引き出し、糸にする。 優しい響きの中にとてつもなく長い時間がかかる様子が浮かぶ 丁寧な仕事。 最近誰かに言葉を紡いだかな。 丁寧にいきるとは。 友人の結婚式が近々あるので来てほしいとの連絡がきた。なんだか嬉しい夜。
早く 綺麗に 丁寧に そんなことを、修行時代によく言われた。 何度も何度も 早くても “雑” だったら意味ないよ。 こんな沢山のお客様の仕込みがあって 数十種類の野菜のそうじ、切り出し、ゆがいたり、焼いたり、あじつけたり、魚検品して、値段・産地チェック、そうじ、おろす、肉も同じく… 鰹節削り、出汁引き、漉す、冷ます イッタイいくつの工程があるのにそんなことが言えるのかよー なんて下っ端の時は少なからず思ってた時期もあっただろう。が…その気持ちを忘れずやっていたのも事実
ある後輩に何故茶道やってるんですか?と、ふと聞かれたときに長々と書いてみたきっかけは『吉兆にいるなら、お茶習わなくてどうするの?』って、言われてすんなり受け止めたこと。創業者湯木貞一の築いた世界之名物日本料理は、そもそもお茶なしでは語れない。(と、僕は思ってる)それと、長時間座るという、非日常を味わいたかったのもある。日常だけど、非日常になってきてることに対しての面白さとか。少しでも、自分が働いてるところを理解したいという気持ちもあったとは思う。少しは。それだけじゃ、続かない