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日本画家 菱田春草について 勝手に語る

菱田春草 日本画家

彼は既に明治期にボーダレスを感じ取っていた一人なのであろう。

セザンヌ、ゴーギャン、ゴッホなどなど
色んな海外絵画文化が
波々と入ってきても臆することもなく
拒否をするでもない
表現が違え 構図もまた異なり

それでも、自分で咀嚼して表現するだけ

これが日本画、これが洋画という隔たりもなくなるんじゃないのか
そして最後は使ってる素材の違いになってくる
そう予見していた。

竹内栖鳳、横山大観(もっともっと色んな人がやってるんだけど、パッと思いつくのはこの二方。)もみんな色んな技法を取り入れてやってたし
そういうのをボーーーっと見てた(笑)

日本画が好き。
とか、そういうのではなく改めて面白いなと感じた。

今回の見所は『朦朧体』。
それがまさか最近知り合いの家に行った時に、たまたまモナ・リザの描き方を解説している本があり
朦朧体という単語がありシンクロして驚いた。

実際に見えている、モノには輪郭がなく朦朧として
でも、中世の絵ってのは輪郭の線が強くも弱くも描かれていることに着目していたのだとか
ダ・ヴィンチ凄いわ。
それによって、力強くも主張があり表情もパリっとしてるが
朦朧体にすることにより
それが、微笑なのか真顔なのか、いぶかしげなのか分からない神秘的な描き方になるんだとか。

『描くことは祈ること』
『描く時、私はそこにいない違う私が描いてる』 誰かが言ってた

絵を描くってことは素敵なことなんだと思う

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