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〔7〕揚げ足をとるのが仕事だと思っている口だけ社員をどうする?社員達から「アイツをクビにして下さい」と言われるけど...

揚げ足を取る、
仕事はしないクセに口だけは達者な社員は、
どの会社にも一人はいたりしますが…
 
特にCOO、管理職、リーダーにとっては、
ストレスの根源になる存在!
 
積極的に意見を言うが、
責任感を持って自ら行動することはない。
 
そのような社員が一人いるだけで、
チームの士気を下げ、
生産性にも悪影響を及ぼします。
 
このタイプの社員は、
否定する意見は言うが、
解決策を提案してくることもない。

完全なドリームキラータイプ!
 
そのような社員を放置すれば、
真面目な社員にも悪影響を及ぼし、
組織全体のパフォーマンスが低下しますし、
チャレンジする企業風土も崩壊します!
 
そこで重要になるのが、
「口だけ社員」をいかに上手くマネジメントするか?
もしくは、
どうやって組織から離れてもらうか?
の戦略を立てることです。
 
今日のCOOエクスペリエンスでは、
口だけ社員の問題行動をいかに特定し、
それに対処するか?
 
組織の健全性を維持する為に、
どのようなステップを踏むべきかについて探求します。

セクション1:まずは口だけ社員が居ることの問題点を言語化しよう

会社で働いてくれるている方々全員に
自分の役割を果たしてもらいたい!
と思うのは経営陣にとっては
当たり前の感情ですよね。
 
ところが、
口だけで行動が伴わない社員がたった一人いるだけで、
バランスは崩れ、組織は乱れます。

 
そこで対策を考える前に、
口だけ社員の問題点を正確に言語化し、
具体的に理解する必要があります。

◎問題点1:すぐに責任転嫁する

口だけ社員は、
問題が発生した際に
自分の責任を他人や外的要因に転嫁し、
自身の非を認めない
傾向があります。
 
また、
批判はするものの、
具体的な改善策や解決策を提案しないため、
問題解決に貢献してくれることはありません。

 
むしろ問題を増やす、
問題を起こす存在です!

 

◎問題点2:ヤル気がなく、統率がとれない組織になる。

口だけ社員が約束や期限を守らないことは頻繁にあり、
それにより他のチームメンバーの業務にも支障をきたします。
 
このような行動は、
チーム内の信頼関係を低下させ、
結果として業績も伸びません。
 
加えて、
口だけ社員は、
チームのモチベーションを下げる天才です。
 
当然、チーム全体の士気が低下するので、
ヤル気のない組織が出来上がります。


他にも問題点はたくさんありますが、
とりあえず代表的な2つを紹介しました。

明確な問題認識があれば、
解決のための戦略を立てやすくなり、
適切な対応を考えることが出来ます。

まずは見たくない現実から目を背けずに、
問題と向き合って言語化しましょう。

セクション2:放置しておくと取り返しがつかなくなる

組織における風紀を維持することは、
健全性と生産性を保つ上で極めて重要です。
 
口だけ社員を放置しておくことは、
組織内の風紀を乱し、
負の影響を拡大させる
リスクをはらんでいます。
 
こうした社員が無責任な行動を続けることが許容されると、
他の社員に伝染し、
無責任な社員がどんどん増えてしまいます。

 
社内の風紀が乱れると、
納期が遅れたり、
顧客との約束事を守らない社員が増え、
会社の信用はガタ落ちです。
 
一人の社員が約束を守らず、
責任を取らない態度を示すと、
その行動が他の社員にも容認される環境が生まれ、
次第に社内の基準が低下していきます。
 
それを真似する社員が一人増え、二人増え、
「誰一人、ちゃんと働いていない!」
という組織になるケースも少ないのです…

 
このような劣悪な環境に
新卒社員や若手を放り込むと、
すぐに悪影響を受けてしまうでしょう。

真面目に働く社員が、
責任感のない同僚のせいで
自分の努力が無駄になると感じて
モチベーションが下がる…

なんていう現象もよくあります!

結論として、
口だけで行動が伴わない社員を
そのまま放置しておいて
良いことは何もありません。

セクション3:上手くマネジメントするか?辞めてもらうか?の二択

COOや管理職、リーダーは、
口だけで行動が伴わない社員を
「どう扱うか?」
という重大な決定を迫られる立場です。

問題社員をどのようにマネジメントするか?
あるいは
組織から退けさせるか?
の選択をしなければなりません。

そうは言っても、
社員を解雇することは容易ではありません。

法的な規制はもちろんクリアしなければなりませんし、
組織の状態やその社員が持つ可能性は本当に無いのか?
人手不足になるけど運営できるのか?等を
熟考する必要があります。

それらを踏まえたうえで、
上手くマネジメントするためには、
なぜ、コイツは口だけの奴なのか?」
という根本原因を理解することが重要です。

 
口だけ社員がそのような振る舞いをする背景には、
不安、自信の欠如、
または適切なフィードバック不足で
評価されていないと感じていたり、
メンヘラ気質
など、
必ず何かしらの理由があります。
 
これらの理由に向き合って対話してあげることで、
社員の行動をポジティブな方向に導ける場合があります。
 
いずれにしても、
面談は避けられないでしょう。
面談するのも億劫だとは思いますが…
 
案外、
「真剣に向き合う!」
という姿勢を示したうえで
対話+評価してあげると、
態度がコロっと変わって
頑張るようになるケースも少なくありません。
 
そうなったら、
その社員の強みを活かすために、
新しい役割を与えたり、
ポジションを再編成するなど、
成長出来るようにサポートしていきましょう。

気がついたら、
最初は問題社員だった奴が、
今では会社の中核を担う存在へ!
という展開もあり得ます。

毎年、新卒が大量入社してくる経験がある方は、
共感してくれると思いますが、
「コイツ優秀そうだなー!」という奴が
すぐ辞めたり、使えなかったり…

「アイツはすぐに辞めそうだなー!」
「仕事できなそー!」
と思った奴が最後まで残ったり、
優秀な管理職へと成長したりするものですよね。

人を育てるのも
管理職以上のポジションにとっては
大事なお仕事です!

まずは自分の社員に
寄り添う姿勢を示しましょう。
 
寄り添ってあげて、
教育の努力をしたのにも関わらず
問題が解決しなかったら、
辞めてもらうという選択を視野にいれましょう。
 
※辞めてもらうという選択肢を実行に移す前に、
その決断が組織にとって最善かどうかを慎重に検討し、
可能であれば第三者の意見を求めることも時には必要です。

例えば、
経営者だけが知らなくて、
社長権限で問題社員をクビにした→
実は問題社員はコミュ力が高くて、
優良顧客との関係を築くカギになっていた〜
問題社員をクビにした結果、
大事な取引が無くなってしまった…
ということにならないようにしましょう。

セクション4:コンクルージョン

口だけ社員への対応は、
COOはじめ、
マネージャーやリーダーにとっては
重要な試練と言えます。
 
この種の社員を効果的にマネジメントすることで、
組織内の問題を未然に防ぎ、
チームの士気を保つことができます。
 
口だけで成果を出さない社員は、
放置すれば社内の風紀を乱し、
他の社員のモチベーションを下げ続けます。
 
最終的に、
口だけ社員をどうマネジメントするかは、
その人物の状況、組織の文化、
利用可能なリソースによって異なりますが、
早めに対処することがポイントです。
 
場合によっては、
組織からの離脱してもらう事が
最善の策となることもありますが、
その前に可能な限りのサポートと
機会を提供することが望ましいです。
 
稀にですが、
ダメ社員が数年後に覚醒して大活躍!!
という例も実際にありますから〜
 
ただ単に認めてほしい!
構ってほしい!
褒めてほしい!
という気持ちの裏返しで
口だけ社員になっていただけかもしれませんし、
管理職、役職者のフィードバックが不足している結果として、
そのような社員を作り出している場合もあります。

 
口だけ社員根幹にある感情/心理は欠乏感です!

何に欠乏感を感じるタイプなのかさえわかって、
そこを埋める声がけや役割を与えることが出来れば、
大体の口だけ社員は改心して働いてくれるようになります。

 
それでもダメなら、
仕方がないです…
 
会社の為です。
辞めてもらいましょう。
 
辞めさせることに躊躇してしまっている
経営陣には、
ぜひ私の著書をオススメさせて下さい→

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このnoteブログ
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現役のCOO であり、

次世代COOの育成〜社員教育研修、

コンサルティング等に従事している

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今日のテーマは、
口だけ社員に苦しんでいる
全ての経営陣、管理職向けの内容を
お届けしました。

真面目に頑張ってくれている社員や
アルバイト/パートの方が
損をした気持ちになったり、
モチベーションが下がったり、
たった一人のせいで、
離職に繋がるのは避けなければなりません。

全てが自分の理想の社員!という
ワケにはいきませんが、
あまりにも会社にとって害のある人材を
辞めさせるというのも
大事な経営判断になります。

うちの管理職が口だけ社員をもって悩んでいた!
という方はさりげなく、
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