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〔3〕「お前があまりにも仕事デキないから怒っただけなのに!」【アンガーマネジメント実践マニュアル】パワハラ上司扱いされて面倒な事にならないように...

【アンガーマネジメント実践マニュアル第3章】
=勢いでキレてしまってパワハラ認定されない為に=
 
社員の暴走、部下のミス、
締切の遅れ、アホな顧客の対応、
理不尽な取引先の相手、
そうした状況でイライラしてしまうのは、
人間として自然な反応です。
 
ところが、
誰がみても
『あれは怒るに決まっているよね〜』
という状況であっても、
怒りを露わにしてしまうだけで、
パワーハラスメントとみなされる可能性がある時代…
 
当然、パワハラは
大きな問題へと発展しかねません!
 
そこで今回の“COOエクスペリエンス”では、
”我慢の限界を超えて怒りが爆発する前の対処法”
”パワハラ扱いされるのを避ける方法”
”ストレスに負けないためのメンタル術”

についてお伝えしていきます。
 
COO /社長の右腕、ナンバー2ポジションだけではなく、
管理職やリーダーポジションの方にもオススメの内容です。


セクション1: 我慢の限界 - 怒りが爆発する瞬間

管理職やリーダーが
直面するストレス要因は多岐にわたります。

プロジェクトの遅延、不十分な業績、部下のミス、
取引先が無謀な注文を平気でしてくる
など、
ビジネスの世界は予期せぬ怒りポイント
いたるところにあります。
 
ストレス要因が積み重なると、
怒りが爆発するのも当然ですよね…
 
怒りが爆発する状況は、
期待に反する結果に直面したとき、
重要な会議での意見の不一致、
部下の繰り返される同じミス
等々…
様々ですが、
これらの状況の根本にあるのは、
リーダーとしてのプレッシャー、
責任感、部下や組織への期待
という背景があります。
 
どんな背景があっても、
積もり積もった怒りを爆発させて、
キレてしまったら最後…

いくら正論を振りかざしてキレたとしても、
パワハラ認定されてしまったら、
全てが水の泡になってしまうこともあります。
 
だからこそ、
怒りを適切に管理し、
パワハラと思われるような言動、
行動は避けなければなりません。

セクション2: パワハラと認識される行動の避け方

職場内での権力や立場の差を利用した嫌がらせ、
虐待行為と相手が思ったら、
それはパワハラになってしまいます。
 
不当な批判、公私の境界を超えた過剰な要求、
業務外の雑用の強要、過度な監視
などが該当します。
 
「パワハラしたつもりは無かった」
いくら弁明しても無駄です!!
 
相手がパワハラだと思ったら、
一旦はパワハラがあったこと前提で
話が進んでいってしまうものです。
 
特に、
怒りの感情が高まったときに出る言動は、
パワハラと認識されるリスク
高いです!
 
高圧的な態度や、
過度な批判は部下の自尊心を傷つけ、
信頼関係を損なう
ことにつながります。
 
当然、
業務の効率が低下したり、
モチベーションの減退を招く可能性があり、
組織全体のパフォーマンスにも悪影響を及ぼします。

 
どんなにイライラするような状況になっても、
《深呼吸して一旦、冷静》
になりましょう。

冷静になったうえで、
パワハラと認識されかねない行動や
言動は避ける!
建設的な発言をする!
を心がけましょう。
 
建設的な発言をするには、
相手の話を聞くことも重要なポイントになります。
つ ま り、
怒りの根幹になっている奴の意見に
耳を傾けなければならない!
(心を無にしても良いから、
まずは言い分を聞きましょう。
ここでイライラしては元も子もありません)

 
ほとんどの確率で相手の言い分には、
納得出来ないと思います…

 
がッ!
それでも怒り狂ってはいけません。

 
「こういう生き物なんだなー!」
と思いましょう。
 
心の中で動物だと自分に言い聞かせて
相手の言い分を動物の鳴き声ぐらいに思っておくと、
ある程度は冷静な状態で話を聞くことが出来ます。

 
そのうえで、
注意するか?放置するか?
ポジション/プロジェクトから外すか?

検討します。
 
適切な指導や教育をするのは、
管理職/リーダーの勤めですが、
ぶっちゃけ受け取る側の問題もありますよね…

 
何回言っても変わらない奴は変わりません。
放置するのも、
そのポジションから外すのも有効手です。

 
この国は、
雇う側がどうしても不利な法律で、
下の立場であればあるほど、
逆に力を持つ時代へと変わってきています。
 
下手に出るのが正解というわけではないですが、
上司が部下に何か指導をするだけで
パワハラと言われかねない
経営陣/管理職にとっては
難しい時代になってきたのは事実です。

 
その中で、
重要なのは、
己のストレス管理と怒りのマネジメントです!
 
とにかく怒りの感情がある時の判断や行動は、
よからぬ結果をもたらす場合が多い
です。
 
ムカつく部下、使えない外注先、
アホな取引先を指導して変えようとすると、
こっちがイライラしてしまうことも…
自ら怒りの感情になりにいくことはやめましょう!

 
「そんなこと言っても
雇ってしまったんだから指導しないと!」

「言うことはキッチリ言わないと!」


と思う気持ちはわかりますが、
言ってもどうせ変わらないし、
もっと優秀な人に来てほしいと思っても、
そんなに都合良く優秀な人
中途採用出来るケースの方が珍しいのは
過去の経験からアナタもわかっているはずです。
 
あなたが1日怒ったぐらいで、
変わってくれるような人間だったら、
とっくの昔に変わってくれてます。
 
  強く怒ったらパワハラ認定されてしまった。
その上、部下はまったく変わってくれない状況。

②    強く怒らないから、
部下は変わらないけどパラハラ認定されない平和な状況。

 
だったら②の方がマシですよね。
 
それぐらいの感覚です!
 
今いる人員、
リソースで経営するしか無いんです。
どんなに頑張っても昨日今日の短時間で
使えなかった人間が使えるようにはなりません。

 
とにかく、
こちら側が怒りの感情に支配されない!
ことが重要です。
 
他人は変えられなくても、
自分の怒りは自分でマネジメント可能
ですから!

セクション3: 怒り狂わない行動パターンを決めよう

重要なのは、
怒りの高まりを感じた瞬間に、
即時に対応する方法を知っておくことです。
 
デスクワークでも現場作業でも
営業でも共通して使える方法としては→
 
深呼吸

・短い散歩

・一時的な作業の中断
 
です。
 
これらの簡単な行動だけでも、
感情を鎮める効果があります!
 
行動はなんでもいいですが
本質としては、
・強制的に怒りの要因から離れる!
・一瞬だけでもいいから怒りを忘れる!

というのがポイントになります。
 
この本質を押さえていれば、
どんな行動でも良い
ので、
自分に適した行動パターン決めておきましょう。
 
怒りが爆発しそうになったら
決めた行動をとる!

これが当たり前に出来るようになると、
怒り狂って、周りに怒鳴り散らしたくなる衝動を
自分自身で防ぐことが出来るようになっていきます。

怒りは、
感情の一部として自然なものですが、
放置すれば自己や他人への害に繋がる可能性があります。

どうしても、
家に帰ってからも思い出してイライラが止まらない!
という時は次の方法も試してみて下さい→

  1. 日記をつける
    怒りの感情が高まった時に、
    その原因や感じていることを書き留めることで、
    感情を言語化し、理解する手助けになります。

    また、後で冷静に読み返すことで、
    自分の感情や反応を客観的に見つめ直すことができます。

  2. 誰かと話す
    信頼できる友人や同僚、上司と話すことで、
    解決策を見つけることに繋がるかもしれません。
    話すことで、怒りの感情が和らぎ、
    適切な対処法を見つけやすくなります。
    単純に自分の考えは怒りを吐き出すだけでも
    ストレス解消になります!
    ※話相手がいなければ、
    スナックでもキャバクラでも良いですし、
    バーのマスターに愚痴っても良いです。
    (豪遊しない範囲で)
    対人関係が苦手ならペットや物に話しても良いです。
    それぐらい声に出して感情を
    吐き出すのはストレス解消になります。

  3. リラックス法を実践する
    瞑想、ヨガ、ストレッチなど、
    リラックスするための活動は、
    怒りを鎮め、心を落ち着かせるのに役立ちます。
    これらの活動は、
    怒りが高まる前の予防策としても効果的です。

  4. ポジティブな活動に参加する
    好きな趣味や運動をすることで、
    怒りの感情をポジティブなエネルギーに変えることができます。
    好きなことに集中することで、
    怒りが和らぎ、心が穏やかになります。

コンクルージョン: リーダーシップと感情の管理

管理職やリーダーとして避けられないストレスの瞬間と、
怒りが爆発しそうになる状況について深く掘り下げました。
 
これらの状況は、
どんなに優秀なリーダーでも直面するものですが、
重要なのは、怒りを適切に管理し、
パワハラと認識される行動を避ける方法を知っておくことです。
 
リーダーシップを発揮するためには、
自己制御が不可欠です。
 
特に、怒りという感情は、
自分だけでなく周囲の人々にも影響を与えるため、
そのコントロールは組織全体の健康に直結します。
 
今日の内容を覚えて、
キレそうになった時には思い出して実践して下さい!

いざという時に怒りの感情を適切に表現し、
健全な職場環境を維持することに繋がるでしょう。
 
怒りの管理は、
リーダー以上のポジションに立つ人にとっては、
必須スキルになりました。

夫婦関係や友人関係でも、
怒りで関係が崩壊することもあります。

人間は怒る生き物ですが、
怒りに支配されては、
失うものが多すぎる昨今…

自分自身の大事な人や物、ポジションを
たった一度の怒りで失ってしまわない為にも
アンガーマネジメントは覚えておいて損はないでしょう!

アンガーマネジメントは、
ビジネスに限らず、
多岐にわたって使えるものです。

奥が深いので、
次回もアンガーマネジメントの応用編を
お伝えしていこうと思います。
 
【次回のテーマ】
〜私は間違っていない!〜
【アンガーマネジメント実践マニュアル】
=正義感が強過ぎてストレスが溜まってしまう人向け
アンガーマネジメント上級テクニック
 
というテーマでお送りするので、
ぜひ、お付き合い下さい。

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このnoteブログ
「COOエクスペリエンス」では、

現役のCOO であり、

次世代COOの育成〜社員教育研修、

コンサルティング等に従事している

実際の経験に基づいた内容になっています。



厄介なマネジメント問題に立ち向かうための

活きた現場の知恵や戦術を、

お伝えしているので、

フォローして頂けたら嬉しいです♪

※毎週、金曜日夕方にnote更新中!

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今回の「COOエクスペリエンス」では、
アンガーマネジメントを深掘りしました。

どんなに常識的にも法律的にも、
マネジメントの観点からみても、
こちらが悪くないとしても、
変な奴が増えてきました。

偏った思想を持った老害も増えてますし、
もしかしたら、
アナタのやり方が古くて、
若手社員から老害と陰口を叩かれているかもしれません…

いずれにしても、
いちいち怒りを露わにしているような
器の小さなリーダーに、
人はついてきません。

自分が悪くないとしても、
怒りや感情的になった対応をしてしまったがために、
会社が傾くこともある得る時代です。

経営だけではなく、
日常生活でも使えるスキルなので、
覚えておいて損はないと思います。

COOをはじめ、
経営者、次世代のリーダー達が
職務を果たすために少しでもお役に立てたら幸いです。

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ぜひご自身の経験と結びつけてご活用ください。
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