中島 貴春 | フォトラクションCEO

フォトラクションの代表取締役CEOです。設業向けBPaaS(SaaS+BPO)「Pho…

中島 貴春 | フォトラクションCEO

フォトラクションの代表取締役CEOです。設業向けBPaaS(SaaS+BPO)「Photoruction」を運営しています。建設DXや建設テック、会社のことなど書いていきます。 著書『建設業の"望ましい"未来』(2022 日経BP)発売中!

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    建設×テクノロジーに関することを書いていきます。建設テックの市場やサービス、トレンドや動向に興味がある方向けです。主に自分の整理目的のために書いてもいます。

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記事一覧

建設テックのトレンド予測2024

こんにちは。フォトラクションの中島です。 2022年後半に建設テックの未来について上梓したこともあり、最近はあまり考える機会がなかったのですが、1年経ったこともあり…

17億円の資金調達を実施 - 世界最大の建設プラットフォームを創出する

株式会社フォトラクション代表の中島です。 この度、当社は17億円の資金調達を実施しました! (プレスリリース) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000069.000033

ENR Future Tech 日本と米国の建設テックの違い

こんにちは。フォトラクションCEOの中島です。 今回、米国サンフランシスコで行われた建設テックのカンファレンス「ENR Future Tech(以下、ENR)」に参加してきました。 …

ENR Future Techに日本の建設テックとしてはじめて参加します

こんにちは。株式会社フォトラクション代表の中島です。 今回、私たちはENR Future TechにGold Sponsorとして参加することを発表しました。 この参加は日本の建設テック…

デジタルゼネコンから見る。産業特化テクノロジーの進化。

この度、建設テックに関する本を上梓しました!(いきなり宣伝ですいません) 本書はデジタルゼネコン(Digital General Construction)をキーワードにデジタル化が進んだ…

Next SaaS - BPaaSで描く建設の未来 -

フォトラクション代表の中島です。 当社が提供しているPhotoructionにBPO機能がつきました! 工事の事前準備や、書類作成、データ入力などをサポートをするアウトソーシ…

一般社団法人建設テック協会の設立について

こんにちは。フォトラクションCEOの中島です。 前回のnote更新から4ヶ月も経ってしまいました....。書きたいネタは山程あるのですが、なかなか書く時間が取れず申し訳ない…

建設テック カオスマップ2021 -今後のトレンド予測-

こんにちわ。Photoructionという建設テックのスタートアップで代表をしている中島です。 1年ほど前に、建設業向けのITソリューションをまとめたものを「建設テックカオス…

フォトラクションは未来の建設産業を担う「人」に投資していきます

こんにちは。フォトラクションという建設テックのスタートアップで代表をしている中島です。 この度、フォトラクションは新たに7.6億円の資金調達を実施しました! (…

Nemetschek徹底解説 - 売上700億円!ドイツの巨大建設テック企業にせまる -

今回は海外の建設テック企業解説の第2弾ということで、ドイツの巨大建設テック企業であるNemetschek (ネメチェク)に着目してみました。 あまり名前を聞いたことない企…

評価額8000億超え!米国の大手建設テック PROCORE を徹底解説!

建設SaaSを提供するProcore Technologies(プロコアテクノロジーズ)が8000億以上の評価額で、ニューヨーク証券取引所に上場予定となりました。 同社が提供するPROCOREは…

初めての建設DX -第4回 建設DXの具体例-

※ 本記事は「日刊建設産業新聞」へ私が奇稿連載させて頂いた文書をほぼそのまま掲載しています。 第1回はこちら 第2回はこちら 第3回はこちら 建設DXの具体例 建設業…

初めての建設DX -第3回 建設DXの推進方法-

※ 本記事は「日刊建設産業新聞」へ私が奇稿連載させて頂いた文書をほぼそのまま掲載しています。 第1回はこちら 第2回はこちら 建設DXの推進方法 DXは企業を構成する…

初めての建設DX -第2回 DXの心構え-

※ 本記事は「日刊建設産業新聞」へ私が奇稿連載させて頂いた文書をほぼそのまま掲載しています。 第1回はこちら DXの心構え建設業界においてDXを推進するためには、ど…

初めての建設DX -第1回 DXとは?-

※ 本記事は「日刊建設産業新聞」へ私が寄稿連載させて頂いた文書をほぼそのまま掲載しています。 最近はいたる所でDX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉が…

【BIMからAI、ブロックチェーンまで】建設業に大きな影響を与えるテクノロジー5選

建設業の仕事を変える(建設DX)ことになる、テクノロジー(IT)トレンドをキーワード毎にまとめてみました。 どうしてもマニアックになってしまい、わかりにくい点がある…

建設テックのトレンド予測2024

こんにちは。フォトラクションの中島です。 2022年後半に建設テックの未来について上梓したこともあり、最近はあまり考える機会がなかったのですが、1年経ったこともありますしトレンド予測でもしていきたいと思います。 建設業に何かしら関わる方であればわかると思いますが、建設テックは大いに盛り上がっている状況です。 2023年もたくさんのサービスがリリースされたことに加えて、2024年問題や人材不足、資材高騰などもあり生産性向上の機運はますます高まっています。建設テック市場は年

17億円の資金調達を実施 - 世界最大の建設プラットフォームを創出する

株式会社フォトラクション代表の中島です。 この度、当社は17億円の資金調達を実施しました! (プレスリリース) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000069.000033069.html (説明スライド) https://speakerdeck.com/photoruction/platform どんな未来を目指して投資していくのか、説明スライドも公開していますので是非ご覧ください。 はじまりはモバイルとクラウド今回は創業から

ENR Future Tech 日本と米国の建設テックの違い

こんにちは。フォトラクションCEOの中島です。 今回、米国サンフランシスコで行われた建設テックのカンファレンス「ENR Future Tech(以下、ENR)」に参加してきました。 そこで感じた、日本と米国の建設テックの違いなどについて書いていきたいと思います。 なお、カンファレンスレポートは当社メディアの方でも掲載していますので、会場の雰囲気などはそちらをご覧ください。 最初に思ったこと…雰囲気や内容は、国内最大規模の建設テックイベントであるArchiFutureに

ENR Future Techに日本の建設テックとしてはじめて参加します

こんにちは。株式会社フォトラクション代表の中島です。 今回、私たちはENR Future TechにGold Sponsorとして参加することを発表しました。 この参加は日本の建設テック企業として初めてのことであり、その背景を含めて、皆様にお伝えしたいと思いブログを書きました。 ENR Future Techとは一言で表すなら「建設テックにおいてグローバルで最も著名で影響力のあるカンファレンスのひとつ」です。 主催しているENRは建設メディアであり、世界中で最も権威が

デジタルゼネコンから見る。産業特化テクノロジーの進化。

この度、建設テックに関する本を上梓しました!(いきなり宣伝ですいません) 本書はデジタルゼネコン(Digital General Construction)をキーワードにデジタル化が進んだ結果、建設産業がどのように変化して行くのかを描いています。 建設業の成り立ちから建設テックの現代そして未来に至るまで、これを読めば建設産業のデジタル化の流れが概ねつかめる内容となっています。 特に建設産業に関係のある方に読んで欲しいですが、業界外の方も気軽に読める内容になっているかなと

Next SaaS - BPaaSで描く建設の未来 -

フォトラクション代表の中島です。 当社が提供しているPhotoructionにBPO機能がつきました! 工事の事前準備や、書類作成、データ入力などをサポートをするアウトソーシング(BPO)の仕組みを、クラウド経由で簡単に活用することが出来ます。 (プレスリリース) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000052.000033069.html 作業代行としてのBPOサービスは以前から提供してたものの、今回リリースしたようにソフト

一般社団法人建設テック協会の設立について

こんにちは。フォトラクションCEOの中島です。 前回のnote更新から4ヶ月も経ってしまいました....。書きたいネタは山程あるのですが、なかなか書く時間が取れず申し訳ないです。 今回は私が「一般社団法人建設テック協会」(https://construction-tech.org/)の代表理事に就任させていただいたこともあり、背景について簡単に書いていきたいと思います。 (Photoructionのプレスリリース)https://prtimes.jp/main/html/

建設テック カオスマップ2021 -今後のトレンド予測-

こんにちわ。Photoructionという建設テックのスタートアップで代表をしている中島です。 1年ほど前に、建設業向けのITソリューションをまとめたものを「建設テックカオスマップ」として公開したら、非常に多くの方に見ていただいたこともあり、今回はそれの最新版を作成してみました! 最近はますます建設テックが盛り上がってきており、ずっと趣味で調査していた建設業向けのITソリューションも、私の手元のデータベースでは既に300を超えています。 今回はその中から3分の1ほどに厳

フォトラクションは未来の建設産業を担う「人」に投資していきます

こんにちは。フォトラクションという建設テックのスタートアップで代表をしている中島です。 この度、フォトラクションは新たに7.6億円の資金調達を実施しました! (※追記 2021/10/27) セカンドクローズとして3億円の調達を実施し本ラウンドにおける累計調達額は10.6億円となりました。 https://corporate.photoruction.com/news/YdfL9A3f 今回は「資金調達をした背景」であったり「どこに投資するのか」、そして「事業に対する想

Nemetschek徹底解説 - 売上700億円!ドイツの巨大建設テック企業にせまる -

今回は海外の建設テック企業解説の第2弾ということで、ドイツの巨大建設テック企業であるNemetschek (ネメチェク)に着目してみました。 あまり名前を聞いたことない企業かもしれませんが、建設業の人であれば「ArchiCAD」「Vectore Works」と聞けばピンと来る方が多いのではないでしょうか。 実はNemetschekはこれらサービスを提供する会社の親会社であり、複数の建設テック企業のホールディングス会社となっています。サービス自体の知名度は高いものの、企業と

評価額8000億超え!米国の大手建設テック PROCORE を徹底解説!

建設SaaSを提供するProcore Technologies(プロコアテクノロジーズ)が8000億以上の評価額で、ニューヨーク証券取引所に上場予定となりました。 同社が提供するPROCOREは、建設プロジェクトにおける生産性向上を推進するプラットフォームとして、既に年間で400億円ほどの売り上げを生み出しています。 私も創業前から注目していた会社であり、参考にしている点も多々あるため、今回はPROCOREが発表している目論見書(こちら)を見ながら、一体どのようなサービス

初めての建設DX -第4回 建設DXの具体例-

※ 本記事は「日刊建設産業新聞」へ私が奇稿連載させて頂いた文書をほぼそのまま掲載しています。 第1回はこちら 第2回はこちら 第3回はこちら 建設DXの具体例 建設業においてDXを推進している具体例をいくつか上げてみたいと思います。 DXは企業を構成する「組織」および「事業」の構造変化が起きる事と考えると、そう簡単に起こせるものではないのですが、小さな変化はすでに始まっています。 例えば、BIMディレクターという仕事が日本でも米国でも出てきていますが、これはワークフロ

初めての建設DX -第3回 建設DXの推進方法-

※ 本記事は「日刊建設産業新聞」へ私が奇稿連載させて頂いた文書をほぼそのまま掲載しています。 第1回はこちら 第2回はこちら 建設DXの推進方法 DXは企業を構成する「組織」および「事業」の構造変化が起きる事と考えると非常に時間がかかります。 とはいえ、テクノロジーの進化は著しく、今からでも意識して取り組んでいかないと、変化の途中で対応できなくなるという可能性が十分にあります。 建設業の場合はi-Constructionを初め、産業全体でITを活用した生産性向上に取り

初めての建設DX -第2回 DXの心構え-

※ 本記事は「日刊建設産業新聞」へ私が奇稿連載させて頂いた文書をほぼそのまま掲載しています。 第1回はこちら DXの心構え建設業界においてDXを推進するためには、どのようなことをすれば良いでしょうか。 色々な考えがあると思いますが、まず必要なのは組織における一人一人の心構えだと思います。 DXは企業を構成する「組織」および「事業」の構造変化が起きる事と考えると非常に時間がかかります。 建設業で例えるのであれば建設生産プロセスの変化が起きると言う事であり、今までとは異

初めての建設DX -第1回 DXとは?-

※ 本記事は「日刊建設産業新聞」へ私が寄稿連載させて頂いた文書をほぼそのまま掲載しています。 最近はいたる所でDX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉が使われ始めてきました。 私たち Photoruction も建設業におけるDXを推進する事業ですが、そもそも「DXが何か」というのは、目指す人たち同士ですり合わせておいた方が良いかと思っています。 そこで、今回は数回に分けて出来るだけ簡単に、建設DXとは何かを説明していきます。 DXにも様々な解釈があり、あく

【BIMからAI、ブロックチェーンまで】建設業に大きな影響を与えるテクノロジー5選

建設業の仕事を変える(建設DX)ことになる、テクノロジー(IT)トレンドをキーワード毎にまとめてみました。 どうしてもマニアックになってしまい、わかりにくい点があるかもしれませんが、最後まで読んでもらえると嬉しいです! 建設テックとは。生産プロセスにおけるデータを「溜める」「活用する」技術のこと。 産業におけるIT活用のことを〇〇テック(金融×ITでFinTechなど)と呼ぶ風潮があり、それの建設版を建設テックと呼びます。 Construction TechやCon-T