緋色

私の頭の中を言葉にしていきます。 遺書みたいな独り言。 軽度の双極性障害もあるみたい。…

緋色

私の頭の中を言葉にしていきます。 遺書みたいな独り言。 軽度の双極性障害もあるみたい。 生きにくいこの世界を好きになりたい。

最近の記事

どうしようもない理不尽と出会ったら、

ホテルで働き始めて早4ヶ月。 慣れない業務や忙しさに奮闘してきた。 その中で思うこと。 『ホテルはどうしようもない理不尽とよく出会う場所である』と。 例えば。 タオルが欲しいと言われたから渡したら、「あなたの触ってないのをちょうだい」って言われたり。 自分で取られたであろう部屋のタイプに文句を言われたり。 料金に対してたいそう不満を言われたりもする。 あとは、1つのミスに対して瞬間的にお怒りになられたりはよくあることだ。 もちろん接客業なら少なからずあることだと思う。悲しい

    • 『あなたは4日周期で鬱がくるからね』 恋人に言われた。 気分などを記録してるアプリを見たら、確かに大体3〜4日でどちらかに移り変わっている。 記録している私より恋人はよく分かっているなぁ、な話。

      • 別れと新たな発見の場。

        飲み会は楽しい。けれど、すごく疲れる。 先日、移動で今の職場を離れられるお姉さんの送別会があった。 わりかし大人数が集まっていたし、私が1番下っ端だと思っていたのもあり、いつもより気を張っていたようだった。 誰かのグラスが空けば注文したかどうか訊いて、皿を空けるためにあと1つ残った料理を振り分けたり、空いた食器を店員さんに渡すか下げやすい位置に置いたりと、何故か必要以上にバタバタと動いていた。 そんな中でも飲んだり食べたりはしていた。 私はお酒は強い方だし、今回は明確

        • D-MCTを受けてきた話。

          担当医の薦めでD-MCT(うつ病のためのメタ認知トレーニング)というのを受けてきた。 認知行動療法の1つで、全8回に分けて考え方のかたよりやうつ状態の記憶力の低下などを知り、対処法を考えたり学ぶことで今後の生活に活かしていくもの。 病院とか参考にされる書籍によって違うかもしれないから、私の通っている病院での話だとして書いていく。 全8回を通して学んだり、良かったことは3つ。 数値化による体調の把握 私は元々心理学に興味があったし、自分の病気や他の精神疾患の特徴や対処法を

        どうしようもない理不尽と出会ったら、

        • 『あなたは4日周期で鬱がくるからね』 恋人に言われた。 気分などを記録してるアプリを見たら、確かに大体3〜4日でどちらかに移り変わっている。 記録している私より恋人はよく分かっているなぁ、な話。

        • 別れと新たな発見の場。

        • D-MCTを受けてきた話。

          1歩踏み出す。

          『短い間でしたが、ありがとうございました。』と手元のスマホで送り、グループを退会する。 本当にこれで繋がりが消えてしまうんだなぁと少し悲しくなった。 短期バイトとして働いていた職場を辞めた。 もう少し延ばせないか、まだいたらいいのに、なんて言ってくださる先輩方の言葉に曖昧に微笑み返した。 すでに次は決まっている。 転職に躊躇がないのが若さだね、と言われた。 それが正しいのかは分からないけれど、私には良くも悪くも執着心が少ない。 人でも物でも環境でも、そこを飛び出してしまえ

          1歩踏み出す。

          来世は猫がいい。

          うち(実家)には猫がいる。4匹もいる。 一時期は5匹いた。亡くなっちゃったけど、私を好いてくれていた可愛い子だった。 4匹もいれば、いわゆる『お猫様』状態になる。 常に猫ファースト。猫への対策はばっちりである。 猫(誤解がありそうなので、うちの子たちだと言い切っておく)は大変可愛い。 猫は寝ているだけで可愛い。 起きていても可愛い。 立っていても、座っていても可愛い。 お腹が減れば、ご飯を貰うまで喚き、人の上に乗り、身体を舐めて主張する。大変可愛い。 言葉は伝わらないかもし

          来世は猫がいい。

          ひらがなとか誤字とか、

          私は昔から本が好きだった。 本は信じても裏切らないし(たまにいい意味で裏切りはするけど)、私を色々な世界へ連れて行ってくれる。 *** 1ページ開けば、私は沈んでいく。 文字の海、あるいは思考の海に。 そこで私はイルカか、クラゲか、もしくはただ眠ったように目を閉じたままのニンゲンの姿をしている。 ゆらゆらと私の周りを揺れ動く文字の魚が体の前を通り過ぎる。 彼らを掴もうとするとするする指の狭間から逃げていく。 そして、束になって光へ向かって泳いでいく銀色や黒がスクリーンにな

          ひらがなとか誤字とか、

          私は上手く”普通”に生きられない。

          私は上手に普通に生きていたいと思っている、らしい。 らしい、というのは時々自分を振り返ったその時に大体抱いているのがこの気持ちであって、割と無意識だからだ。 ”上手く”も”普通”も正解はイマイチ分からないのに。 私の両親は”普通”を求める人たちで、自分の常識を疑わない人たち。 例えば、普通に大学を卒業して、普通に就職をして、みたいな。 うちの場合は家業があるから、大学を卒業したら家業を継ぐのが彼らの”普通”だった。 特に私が学生の頃はその理想が酷かった。 年の離れた兄がゆる

          私は上手く”普通”に生きられない。

          周りの死はこわい。

          自分以外の人や動物の死はすごく怖い。 自分の死は平気で望むくせに。 昔からたくさんの動物を飼っている家だった。 いつも何かの動物はいて、騒がしい家。 だから、死はすごく身近にいた。 それ以外にも早くに祖父母を亡くしているから、死について考える機会は多かった。 両親はなんて事ないように死を語る。 (病院から)帰ってこれないかもしれないね、とか、もう長くないかもしれんね、なんて。 私はもうすぐ来る死も、すでに虹の橋を渡った人や動物のことも上手く冗談に出来ない。 忘れてはいけな

          周りの死はこわい。

          優しい偏見

          何年かぶりに24時間テレビを見ていた。 元々そんな好きじゃなかったけど、自分が精神疾患を患ってから余計に拒否反応が出るようになった。 その時は他に見るものもなく、たまたまやっていたドラマを見始めたら気になってしまったんだ。 『虹色のチョーク』というドラマは、知的障害者を七割雇用している工場の実話を元にした話。 私の彼も軽度の知的障害を持っているから、気になってはいた。 自閉症の人がメインに描かれていたけど、障害者の行動や言動がリアルだった。 一緒に見ていた父がその場面を見て

          優しい偏見

          障害があるとかないとか。

          私の婚約者は軽い知的障害を持っている。 正直、一緒に暮らしていても、仕事をしていても、何も障害を持たない人にしか思えないくらい。 だけど、時々意味の分からない発言や行動で私を怒らせたり、困惑させたりはする。 どうしても相手の気持ちが理解出来なくて、推測出来ない故の発言や行動なのだ。 感情が落ち着けば、私も「あぁ、分からなかったのか。」と納得して冷静に話し合えるし、言えばきちんと分かってくれる人である。 だからなのか、私はよく彼が持つ障害を忘れている。 かく言う私も、双極性障

          障害があるとかないとか。

          どこかに飛び立ちたかった夜の話。

          保護されて実家へ強制送還された。 たしか処方された薬をたくさん飲んで、ベランダに腰掛けていたら警察が来て、誰かに引っ張られて降ろされた。 飲んだ薬が眠剤だったために、次に目が覚めるまでの記憶が所々なくてぼんやりしている。 でも、これだけは覚えている。 私はどこかへ飛び立ちたかった。 実家から両親が迎えに来るまで5、6時間警察署で待っていた。 途中で彼がマックとお菓子を差し入れてくれて、警察官さんが飲み物をくれた。 ずーっとぼんやりしていて、あまり自分の置かれている状況も分

          どこかに飛び立ちたかった夜の話。

          天才になりたかった話。

          私はずっと、”天才”に憧れていた。 何の努力もなしにさらっと色々な物事が出来てしまう彼らにいつも憧れていた。 私ががむしゃらに頑張っても達成できないことをさらっとやってのけてしまう彼らが憎かった。 尊敬と憎悪と嫉妬。それらでいつも心は満たされていた。 小学校の時、ふと物語を書き始めた。 元々妄想の世界で遊ぶのは得意だったし、実在の人物に架空の設定を付けて遊ぶことの延長だった。 書き終えたそれを褒められた。 私の物書き人生はそこからスタートした。 拙い文章も書き続ければ少し

          天才になりたかった話。

          私と家族。

          彼と一緒にいると、私の家族は素敵なのかと思わされる。 いや、人としては良い人達だと思っていた。 『家族として』私が受け入れられていないだけだ。 今も母を許せない。許すつもりも今の所ない。 この間母が何気なく言った、「あんた父に似てるから嫌いなのよね。」という言葉に再び傷付いてしまった。 彼女がこう言った理由は分かる。私の性格は父によく似ていて、無意識に理屈くさかったり、面倒臭い言い方をしてしまいがちだ。 そんな性格が嫌いな母は私のことも必然的に嫌いになるわけである。 自分で

          私と家族。

          世界を遮断するフィルター。

          メガネを買った。 UV対策とブルーライトカットの伊達メガネ。 丸っこいフォルムがかわいくて、お気に入り。 人が多そうな所へお出かけする時は必ずかけていく。 他人の細かいところが気になって、周りの音や光に少し敏感な私に人混みは辛い。 疲れやすいし、疲れている時は吐き気すらする。 見なきゃいい、考えなきゃいいのに、脳みそは勝手に走り出しちゃって止まらないから。 メガネは世界を遮断してくれた。 まだ気にはなるけど、光は抑えられたし、見える範囲も狭まった。 それだけで随分と街を歩き

          世界を遮断するフィルター。

          寝顔が愛おしい、ということ。

          色々あり、彼が転がり込むように同棲が始まって約1ヶ月。 彼の仕事が決まり、私が仕事を辞めたり、プチ家出をしたりと多くの変化があった。 生活の中で一緒に暮らしているが故にムカつくことも増えてきた。 それでも、彼の寝顔は愛おしいのだ。 『寝顔が愛しい人と一緒になると良い』 アンナチュラルというドラマで出てきた台詞。 確かにそうだな、と実感している。 どんなにムカつくことがあっても、悲しいことがあっても、彼の寝顔を見たらどうでもよくなってしまう。 普段は大人っぽく振舞ってて、弱い

          寝顔が愛おしい、ということ。