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来世は猫がいい。

うち(実家)には猫がいる。4匹もいる。
一時期は5匹いた。亡くなっちゃったけど、私を好いてくれていた可愛い子だった。
4匹もいれば、いわゆる『お猫様』状態になる。
常に猫ファースト。猫への対策はばっちりである。

猫(誤解がありそうなので、うちの子たちだと言い切っておく)は大変可愛い。
猫は寝ているだけで可愛い。
起きていても可愛い。
立っていても、座っていても可愛い。
お腹が減れば、ご飯を貰うまで喚き、人の上に乗り、身体を舐めて主張する。大変可愛い。
言葉は伝わらないかもしれないが、長くいれば行動や鳴き方で人間に何がしたいか伝わるようになる。大変可愛い。
人間より高いんじゃないかというフードを食べ、何かある度に病院へ行くが保険が効かないので医療費が嵩む。しかし、食べる姿は可愛いし、長生きしてもらわないと困る。
食にはこだわるので、いらない物を出されればふいっと顔を背ける。それすら大変可愛い。
これだけ何しても可愛くて、些細なこと1つで褒められる生き物って他にいるだろうか。いるかもしれないけど。

私の両親は度々登場するように、成績が良くなければ、自分の思い通りでなければ褒めてくれないような人たちだった。
そんな人たちも猫たちには甘い。
だから、私は来世は猫になりたい。
猫といっても様々な環境にある子たちがいるから、うちみたいに溺愛されて、好きに起き、好きに寝て、自由と猫生を謳歌するような家猫限定で。
そして、その家の住民に愛され、幸せを感じながら一生を終えたいのだ。

来世は猫がいい。
そしたら、今世よりは幸せに生きれる気がするから。

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